3年生の家庭科では、幼児についての学習をしています。夏休みには、幼児と一緒に遊べる「手作りおもちゃ」を宿題として作ってきてもらいました。かわいらしい作品から、手の込んだ力作まで、バラエティに富んだ様々なおもちゃを提出してくれ、私自身も楽しませてもらいました。(このおもちゃは、文化祭で展示も行ったので、見ていただいた方もいらっしゃると思います。)
生徒たちが一生懸命作ったおもちゃなので、ぜひ子どもたちと一緒にこのおもちゃで遊んでもらいたいと思い、せいなん幼稚園さんとの保育交流の場で、中学生がつくったおもちゃを披露させてもらいました。
3年B組は9月25日に、D組は10月23日、E組は11月20日に、せいなん幼稚園にお邪魔しました。はじめに、幼稚園の先生から、「幼稚園ってこんなところ」というお話をしていただき、園での生活や、幼児の成長に合わせた活動について学びました。その後、いよいよ手作りおもちゃのお披露目です。すぐに園児と打ち解けられる生徒もいれば、緊張気味で、距離の詰め方に迷う生徒もいました。しかし、園児がおもちゃに興味をもって、全力で楽しんでくれる姿に、生徒たちもほっとした様子でした。最後は、「このおもちゃほしい!」と言ってくれた子たちに、おもちゃをプレゼントして帰りました。短い時間の交流でしたが、最後のお別れはどのクラスも、なかなか離れられないくらい名残惜しそうでした。お別れした後の生徒たちは、「可愛かった」「癒された」と言いながら、とてもやわらかい表情で帰っていきました。中学生にとって、貴重な経験になったことと思います。
家庭科担当