今回、マイカーのアース見直しに伴って、7MHz帯のアンテナもグレードアップしました。
以前、使っていたのはマルドル社(現在はありませんが...)のHFC-40という全長1.31mの比較的短いアンテナです。
VSWR特性が中心点前後17kH(1.5以下)と狭帯域の製品ですが、短い割には送受信共にFBに動作していたものの帯域に少し不満がありました。
そこで今回は、もう少し広帯域のアンテナが欲しくなり、お馴染みのハムショップに見に行ったところ、同製品の上位製品であるHFC-40Lというアンテナを見つけました。
メーカー廃業のため今後は手に入らない製品ですが、以前から在庫があったら欲しいと思っていましたので即決で購入しました。
性能はHFC-40で実証済みでしたから、安心して購入する事ができました。
全長は1.87mと長めですが、そのため帯域が広く、VSWR特性は取り説によると、中心点前後25kHになっています。
早速、架設して特性を調べて見たところ、ほぼ取り説どおりの値を示しました。
このアンテナは、ベースローディング式でベース部のエレメントの出し入れで調整をとりますので、先端エレメントは挿すだけで調整には影響がないようになっています。
一度ベース部のエレメントで調整をとってしまえば、その後先端エレメントを抜き差ししても影響がありませんから、2分割してトランクに収納するのにも便利です。
調整後、聞こえている局をコールしてみましたが、若干のパイルの中でも3コールほどでコールバックがあり、送受信共に満足のいく結果となりました。
また、ベース部が深いのでエレメントの切断なくして新バンドにも対応できましたので、たいへん良い買い物だったと思っています。
これで、モービル用のアンテナは、コメット社のCHF-10(3.5-50MHz)、HFB-17(18MHz)、旧マルドル社のHFC-40L(7MHz)のと3本体制となり、この3本を状況に応じて使う事で簡易移動運用の幅が広がりました。