銀河鉄道とレクイエム

2021年09月24日 08時15分00秒 | 日記

誰もいつかは朽ち果ててこの星を離れる
心に刻んだ思い出と共に
振り返る時どんなことを思うだろう

これは麻薬で捕まって業界を離れた人物がいたバンドの歌詞だ。
普通は、こんな人物の歌詞などは不謹慎だし載せはしない。
しかし、なぜかいつも心から離れない歌詞でもある。

 

今日は、彼女が旅立ってすでに初七日。
余りにも早すぎる旅立ちに、心が置き去りにされている。
そもそも当方がTwitterから凍結されて関わらない旨を宣言して離れた後に、再び恥を忍んで再びTwitterでコメントや発信をすることになった。
当方の師でもあり、友人でもあり、戦友でもあったhinata殿のご事情を知ったからである。
呼び戻されたのが5月末で、ほぼ時間は残されていなかった。
その間やるべきことは決めてやったつもりだ。そしてまだ継続中でもある。
だた当方のTwitterでの役割の半分は終わってしまった。
もう少し、hinata殿モーメントに関することが残っているので、終わり次第と成るだろう。
当方の事よりも寧ろ、hinata殿の意志を継ぐ人が、何人かネットの中で見られる。本当に嬉しいことだ。
そんな人達もhinata殿のtweetを見返えてして、質問したいことや尋ねたかったことがあるだろうけれど、もうhinata殿は居ない。
当方は、南京事件に向き合ってきたついでに、その周辺の近代史の問題や慰安婦問題を眺めたけれども、hinata殿のようにさらに現代の問題、アメリカ大統領選挙やワクチン接種までオールマイティーかつ総合的に調べて考え、意見を表することは出来なかった。
そして又それを行っている人物は彼女以外なかなか見当たらなかった。
モーメントを振り返りつつ眺めていても、読書量や知識の豊富さ、ジャンルの幅も広く、【正しく知って】【正しく反駁】すると言うことに通底されていた。
将来的には、きっとhinata殿のような人物が又出てくるとは思うが、それを待つしかない。

当方が知古を得たのは、その昔Twitterを凍結される前で南京事件(虐殺を使用)に関して肯定している人物に噛みついていた時に、当方に声をかけてくれた人が居た。
その人は、のらり殿(EA_history)と言って、ネットなどでアサヒグラフなどの情報を公開されている方だった。
その方とやり取りしている内に、hinata殿、ジョージ殿と知り合った。
そこで、反駁情報をまとめたり分析するために立ち上げたのが【歴史探るうじょ】という少し可愛らしい名前のTwitterのDMのグループだった。
そこで、当方は一次史料や欧米の英語史料でも反駁出来る資料が数多くあることを知った。

するとどこかで、ふしぎな声が、銀河ステーション、銀河ステーションと云う声がしたと思うといきなり眼の前が、ぱっと明るくなって、まるで億万の蛍烏賊の火を一ぺんに化石させて、そら中に沈めたという工合、またダイアモンド会社で、ねだんがやすくならないために、わざと穫れないふりをして、かくして置いた金剛石を、誰かがいきなりひっくりかえして、ばら撒いたという風に、眼の前がさあっと明るくなって、ジョバンニは、思わず何べんも眼を擦ってしまいました。

当時の状況は、ちょうど、当方はこんな感じであった。
ほかにも、知識・知見ある人物に呼びかけて複数の人々が加わり、情報や意見交換するようになった。意見が異なる事もあったし分析も異なる事があった。
アカデミーや諸々の出版業界の文筆者(実はお一人居られる。当時はまだ出版されていなかった。)でもなく、趣味の一環としてだがサロンのように情報を提示し、意見を交わしていた。しがらみが無い分自由な考察が出来たと思う。
そこで通底した背後の意識は、少し大げさかも知れないけれど、もう日本国民として土下座しない、これ以上日本国民に土下座させない、未来の日本国民に土下座させないだった。
当方らはhinata殿たちと銀河鉄道の同じ路線の列車に乗った。
彼女はとてもとても有能で、多くの示唆を富む情報と分析を提供してくれた。
しかし、彼女自信心ならずも余りにも早く駅に到着して下車してしまった。
同じ路線の列車に乗ったとしても降りる駅はそれぞれ違う。様々事情で、銀河鉄道から下車していく、hinata殿も魂の戻るべき世界で下車した。
残された当方らも、いずれは銀河鉄道から下車していくだろう。
伝えていきたい、残していきたい情報であっても、蒸気の煙となって雲散する物もあるし、確実に列車内に残留していくものもあると信じている。

「ああきっと行くよ。ああ、あすこの野原はなんてきれいだろう。みんな集ってるねえ。あすこがほんとうの天上なんだ。あっあすこにいるのぼくのお母さんだよ。」カムパネルラは俄かに窓の遠くに見えるきれいな野原を指して叫びました。
ジョバンニもそっちを見ましたけれどもそこはぼんやり白くけむっているばかりどうしてもカムパネルラが云ったように思われませんでした。何とも云えずさびしい気がしてぼんやりそっちを見ていましたら向うの河岸に二本の電信ばしらが丁度両方から腕を組んだように赤い腕木をつらねて立っていました。

当方はhinata殿と同じ所に下車はしていない。
悲しみ・淋しさは心の中に張り裂けそうになりながらも、もう少し不完全な幻想第四次の銀河鉄道に暫くのってるつもりだ。
hinata殿やジョージ殿の歴じょの戦友達は当然同行して下さると思うが、もし新しくこの銀河鉄道に同行して下さる方が居られるならば、喜んで同行していきたい。
その際、hinata殿のモーメント(https://twitter.com/hinatanococo/moments)やジョージ殿Tweet(https://twitter.com/JojiQuaestz/status/949223738788102144?s=20)を一度ご覧頂きたい。
事実とか真実とか当方には断定的には述べられないが、感じてもらえることが多いだろう。

ぼくはカムパネルラの行った方を知っていますぼくはカムパネルラといっしょに歩いていたのですと云おうとしましたがもうのどがつまって何とも云えませんでした。

当方も又、彼等の行った方向を目指し、hinata殿同様にやがて何処かの駅で下車するだろう。
あぁ、出発の笛が鳴っている。
では、hinata殿、当方は行きます。
(hinata殿に哀悼の意をレイクイエムと共に捧げる)

I've never been to me (cover)

 

 

【参考】

J-wark
『stargather』 Link

青空文庫
宮澤賢治『銀河鉄道の夜』 Link



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