:〔続〕ウサギの日記

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開します。よろしく。

★ トランプ大統領就任式=新世紀の幕開け

2017-01-20 21:29:01 | ★ ローマの日記

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トランプ大統領就任式=新世紀の幕開け

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ローマ時間夕方の5時半は、日本の深夜の1時半だろう。

アメリカの大統領就任式を最初から最後まで、日本のどこかのチャンネルが全部生中継したかどうかは知らないが、されたとしても、徹夜でそれを見た日本人は少なかろう。

ところが、ここローマでは、沢山の市民が、この時代を画する大イベントを見ようと、テレビの前に釘付けになっていたのだ。私たちのリーダーのキコは、増改築なった神学校の聖堂に巨大壁画を描くためにここに居合わせた。彼は数名のアシスタントの画家と一緒にこのテレビ中継を見るために神学校の応接間に陣取った。たまたま彼と打ち合わせすることがあった私も、誘われて一緒に見ることになった。今どきのハイヴィジョンの画面はきれいで、写真に撮っても画質は何とか保たれる。

実況中継を見損なった皆さんに何枚か写真を選んでお伝えしよう。

 

就任式場はワシントンの米連邦議事堂の前で行われた

 

ファンファーレが広場に響き渡っていよいよ就任式が始まった

 

テレビの画面の下には、赤のストライプの中に「トランプ、ホワイトハウスに就任する日」とあって、その下の黄色いストライプには、イタリア山岳地方で雪崩が直撃したホテルの速報「少なくとも10人生存、3人の子供・・・バランガホテル」とある。

 

議事堂前広場を埋めた群衆 遠くにオベリスクが聳える

 

就任式で聖書に手を置いて宣誓するトランプ新大統領

 

宣誓が終わると祝砲が轟く

 

応接間でテレビを見守るキコと画家集団

 

キコは新しい時代の幕開けをどう受け止めているのだろうか 時代の変化を敏感に感じ取っていることだけは確かだ

 

議事堂のドームの上の星条旗の下に見える宣誓式の壇

 

就任演説をする新大統領 相変わらずのトランプ節が展開された アメリカ第一主義!

 

トランプの演説を聞く敗れたヒラリー夫人と 退くオバマ前大統領 その胸の裡は・・・?

 

演説を終えてガッツポーズのトランプ

 

トランプの演説のあと 宗教代表者の挨拶があった 日本の国会では有り得ない光景

最初が前列右端のユダヤ教の教師(ラビ) その次が右から3人目の空色のネクタイのプロテスタントの牧師 最後がマイクの前にいる青紫のシャツに白いカラーを付けた黒人牧師 そして神妙に聞くトランプ

カトリックの高位聖職者の姿はこの場面にはなかった。

 

アメリカの国歌を独唱する美人のソプラノ

 

式典終了後退席するクリントン夫妻 ヒラリーの心の整理はついたのだろうか 意外とさわやかな顔に見えた

 

 

見終えて感想はいろいろあるが、一言では言えない。トランプに核のボタンをゆだねたのは狂人に刃物、と言うひともいるだろう。トランプの就任は第3次世界大戦の不吉な前触れと言う人もいるかもしれない。アメリカ人はこの男に権力をゆだねたが、狂犬を巷に放ったことにならなければいいが。果たして彼は任期を全う出来るのだろうか?ケネディーは暗殺された。プロの殺し屋の凶弾二発を腹部に受けたローマ法王聖ヨハネパウロ2世は、絶対に死ぬはずだったのに奇跡的に生きながらえた。ヒットラー暗殺の試みはことごとく失敗して多数の処刑者を出した。歴史とは不思議なものだ。これから何が起こるか分からなくなった。祈るしかないように思う。

(おわり)

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2 コメント

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カトリック枢機卿が最初に祈りました. (宮野亨)
2017-01-21 12:47:08
トランプ氏が式場に入り,司会者のスピーチの次に聖職者3人による祈りがありました.最初がカトリック枢機卿.後半のユダヤ教ラビに始まる3人の祈りもあって,計6人の聖職者が祈りを捧げました.
以下は,WEBのChristian Today から転載.
http://www.christiantoday.co.jp/articles/22998/20170110/trump-inauguration-6-priests.htm
【CJC】米国の首都ワシントンで20日、ドナルド・トランプ新大統領候補とマイク・ペンス新副大統領候補の2人が、第58代大統領・副大統領としての就任式を行うのを控え、式典に参画する聖職者が明らかになった。
就任式準備委員会の発表によると、式典に参画するのは、カトリック教会のティモシー・ドーラン枢機卿(ニューヨーク大司教)、ユダヤ教のラビ、マービン・ハイヤー師(ユダヤ人抑圧監視団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」創設者)、アフリカ系市民に向け「繁栄の福音」を唱導するウェイン・T・ジャクソン牧師、スペイン系市民への伝道に力を入れているサミュエル・ロドリゲス牧師(「全米ヒスパニック・キリスト教指導者会議」創設者)、救援活動団体「サマリタン・パース」のフランクリン・グラハム牧師(「ビリー・グラハム伝道協会」総裁)、女性テレビ伝道者のポーラ・ホワイト牧師(「ニュー・デスティニー・クリスチャン・センター」主任牧師)の6人。
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Unknown (谷口幸紀)
2017-01-21 19:14:57
宮野さま
コメント有難うございました。その通りです。ドーラン枢機卿の映像は式典の初めの方に出ましたね。ただ、そこのところの写真は撮り漏らしたので、就任演説後に祈ったあとの3人の写真だけになりました。そして、その写真の説明だったので、「カトリックの高位聖職者の姿はこの場面にはなかった」と言ったのはその意味でした。ただ、全部を見なかった人にカトリック教会の聖職者が招かれていなかった、と言う印象を与えかねない表現になったのはちょっとまずかったと思います。
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