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主夫の徒然なるままに

保険勧誘の電話が鳴った!



 昨日38.8度の熱が出て、夕方8時から翌朝10時まで14時間も寝てしまった。やっと昼ご飯を食べた昼過ぎにスマホの電話が鳴った。「〇〇保険のものですが、ちょっとお時間ありますか?」みたいな感じで会話が始まる。いつものことなので、「はい、はい,,,,,,」とやる気なしで答えた。「では、保険の資料を郵送させていただきます。」みたいな感じで終わることを想像していた。

 「ガン保険には入られていますか」、だるい体がまだ回復していないので、「はぁ、入ってると思う」と答える。「日額5千円×入院日数だったか、その半額だったか」「うちのがん保険では、がん治療にかかった費用を無制限に補償します。資料を郵送したいと思いますが、よろしいでしょうか。」 

 そう言えば、毎日のようにTVで「二人に一人ががんに罹る時代」言っている。それは、若い人たちの平均ではなくて90台の老人を含めた平均値であることだよね、と念を押したくなる。が、むこうもすぐには引き下がれない。

 「最近、入院とかされましたか?」、いわゆる既往症を尋ねているんだなと思った。「去年、脊椎管狭窄症で12日間入院した。」こんなことは正直に告知することでもなかったと、口が滑ったことにちょっと後悔した。それだからか、ちょっと攻撃に回ってみようと火が付いた。相手は、若い男性であった。

 かかった費用は、高額医療費制度の関係で、食費なども含めて12万円程度。ただし、本当にかかった費用は、70万円ほどと病院の診療明細にあった。そういえば、私の父が心臓の手術をしたときは、800万かかったと聞いて驚いたが、支払う額は公的医療で安価に抑えられていた。

 今回の私の場合、保険金として受け取った額は20万円弱。儲かったような気がするが、年間の保険料を足すと、赤字に近い。入院してこの状態なので、入院しなかった場合は、やはり安心料と言う名の無駄な出費だ。

 そういえば、昔、土地購入のためのローンを組む時、強制的にその金融機関の関連する10年間の医療保険に入らされた。1か月1万4千円、10年間で170万ほどの保険料を払った。満期金として、98万円が返ってきただけだった。やはり立派な保険会社ビルが駅前に建つよねと思ってしまった。ものすごい宣伝費を使い、毎日のように保険勧誘のCMを流し、利潤を庶民から吸い上げていくのだ、と軽口をたたいてみた。

 ビッグモーターが告発される前には、特にラジオではすごい量のCMがながれていて、ビッグモーターのCMソングが流れるたびにうさん臭くて、放送局をかえたものだった。その頃目にした記事に、「金持ちは決してビッグモーターに車検を出したり車の売買をしない」というのがあった。あれだけ宣伝をし、社員に高給を払うには必ずウラがある。そういう会社には近づかないのが金持ちであることの証拠だと言う。同じことは、ここ福岡県の質屋「〇〇質店」にも言えると思う。でも、それよりも大量のTVコマーシャルを流しているのが保険会社だ。「金持ち父さん、近寄らない」

 若い担当者に聞いてみた。
 「保険はお金がない人が入るものなのではないですか。いざという時にその額が払えないので毎月保険料を払って、困ったときに補償を受ける。お金がないと言うのは、貯蓄の少ない若い人のことで、特に子供がいる若い夫婦などが保険に入る必要があると思うのですが。私の娘は、ガン保険だけには入っています。つまり、逆に、貯金がある程度ある年金生活者などは、高額医療制度やその他の老人医療制度で多額の医療費が必要になるとも思えない。かかった医療費は、貯蓄から出した方が効率がいいのではないですか。ちなみに、私の母は、90歳を過ぎていますが、医療費はほぼゼロです。どうですかね?」

 「そうですね」と若い担当者があやふやに答えるので、続けて聞いてみた、あの<保険に入るな関連の本>で知った質問を。

 「保険で払った保険料の何割ぐらいが実際の保険金として掛けた人に帰ってくるのですか? お宅の保険会社の取り分は何割ですか? 聞くところによると6割から、ひどいところは、8割が取り分と聞いたこともありますが」
 担当者は、「統計的な話なのですぐには答えられないです。」と逃げた。
 さらに、「わかりました。では、保険の資料を郵送するの今回はやめておくことにしましょう。失礼します。」
  
 嫌な相手に電話してしまったと彼は、思ったかもしれない。
 でも本当は、もう一つ質問したかった。あの本にあった質問、
 「保険会社に勤める人の大半は、医療保険に入らず、団体信用生命保険のみの入っている、というのは本当ですか? あなたはどんな保険に入っていますか?」    

  ※団体信用生命保険とは、住宅ローンを組む時にはいる生命保険



<99歳と5歳との筆談での会話>


 
 
  

 

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