「津波後、海岸の土地に注がれる投機家の眼差し」
Financial Times.com 2005/2/19 By Amy Kazmin and Uraisin Panwadeee
パンガー県のタップタワン村の被災者(Morganという「海の民」)たちは、もとの
海岸沿いでタイ国軍が建設した仮設のバラックに住み、村の再建に努めている。しか
し、土地管理局の後ろ盾を持ち、海岸沿いの経済価値のある土地を我が物にしようと
する企業家によって苦境に立たされている。
タップタワン村で今週政府が実施した調査の結果では、42家族が住むこの土地は、
既に1972年の時点で、富豪のKulavanit一家が購入していた土地であり、この調査で
そのことが最終的に明らかとなったと表明した。津波後の土地に関する騒動、特に将
来的な観光産業の発展が見込める海岸沿いの土地ほど被害を受けやすい。今週、地方
政府共謀での土地の掌握についてパンガー県カオラックに赴いて調査した議員の1人
Kraisak Choonavan氏は、「投資家にとって、今が地元住民を追い出す絶好の機会で
ある」と警告。また、同じく調査団の一員であるChirmsak Pinthong議員は、「観光
客を誘致しようと役人が考えると、我々は地元住民を追い出さなければいけないと
思ってしまう。観光客は小さな小屋やボートではなく、砂浜と海と太陽を欲している
と思っているんだ。」と指摘。
Financial Times.com 2005/2/19 By Amy Kazmin and Uraisin Panwadeee
パンガー県のタップタワン村の被災者(Morganという「海の民」)たちは、もとの
海岸沿いでタイ国軍が建設した仮設のバラックに住み、村の再建に努めている。しか
し、土地管理局の後ろ盾を持ち、海岸沿いの経済価値のある土地を我が物にしようと
する企業家によって苦境に立たされている。
タップタワン村で今週政府が実施した調査の結果では、42家族が住むこの土地は、
既に1972年の時点で、富豪のKulavanit一家が購入していた土地であり、この調査で
そのことが最終的に明らかとなったと表明した。津波後の土地に関する騒動、特に将
来的な観光産業の発展が見込める海岸沿いの土地ほど被害を受けやすい。今週、地方
政府共謀での土地の掌握についてパンガー県カオラックに赴いて調査した議員の1人
Kraisak Choonavan氏は、「投資家にとって、今が地元住民を追い出す絶好の機会で
ある」と警告。また、同じく調査団の一員であるChirmsak Pinthong議員は、「観光
客を誘致しようと役人が考えると、我々は地元住民を追い出さなければいけないと
思ってしまう。観光客は小さな小屋やボートではなく、砂浜と海と太陽を欲している
と思っているんだ。」と指摘。