<スマトラ沖大地震・インド洋大津波>タイ;津波被災者支援のための署名活動

被災コミュニティーの土地を奪い、リゾート開発を目論む投資家、地方行政の動きに対して、「NO!」と言いましょう!

「下院選挙結果」2.7

2005年02月07日 16時58分48秒 | ▽▽▽タイの津波記事▽▽▽
Khomchatruk
http://202.60.196.117/escore/参照。文章は前田作成。

「下院選挙結果」

2月6日(日曜日)に実施されたタイ下院選挙の結果は、現政権である愛国党の圧勝で
あった。Khamchatruk紙の報道では、現時点(開票率74%)で、選挙前の319議席数を
大幅に上回り、小選挙区400議席中愛国党が311議席、比例区100議席では65議席を、
愛国党が獲得したと報じ、タクシン首相はこの結果を受けて、国民党との連立を解消
し、単独与党になる意向を明らかとした。
タクシン首相は津波発生後から選挙直前まで、4度、合計12日間を被災地で過ごし、
その姿は連日マスメディアで報道され、チュラロンコーン大学のChaiwat Khamchoo
教授は、「彼の指導力を示すには、津波は格好の舞台であり、選挙に確実に貢献する
だろう」と指摘。しかし民主党の票田であり、且つ首相の南部ムスリムの所謂「テ
ロ」への強行姿勢と、10月に72人もの不慮の犠牲者を出したタクバイ事件などが影響
し、南部14県での愛国党の獲得議席はわずか1議席のみ。深刻な津波被害を受けたパ
ンガー県タクアパー郡が属する議席のみ、接戦で愛国党が獲得した。愛国党の歴史的
な圧勝の影で、他地域と顕著な差異を示した南部に対する、ムスリムへの政策、そし
て津波被災者への支援がどうなるのか、今後の動向を注視する必要がある。