お早うございます。今日は過日、NHKテレビ「地球イチバン」で放送されたダイヤモンドに関する情報です。何度も放送されているのでご存知の方も多いと思います。べるぎーの港町アントワープは大戦前からダイヤモンドの加工の街として知られていましたが、戦後もユダヤ人を中心にして世界中のダイヤの原石の80%を集めて加工する一大拠点に成長しています。番組では女優の”とよた真帆”さんが旅人としてインタビューなどを担当していました。アントワープは名作「フランダースの犬」に出てくる「ルーベンスの絵」が飾ってある「アントワープ聖母大聖堂」がある街と言った方が通りがいいかもしれません。
アントワープの一角にある300m程の街が世界一のダイヤモンド原石取引と加工の街です。見知らぬ人がビルに近づくと武装警備車両が近づき、ビルの入り口にはマシンガンを持った警備員が立っています。
アントワープ近郊の「ホーボーケン」には「ネロとパトラッシュの銅像」が有るそうです。日本人の観光者の為に製作されたようですが極小であるらしいです。(笑)
有名なルーベンスの「キリスト降架」(実際は三連祭壇画)の一部です。「フランダースの犬」の中で主人公ネロはこの絵の前でパトラッシュと寄り添って天に召されたのです。
181カラットのダイヤモンド原石、加工後は何億円に変身するのでしょう。
ダイヤモンドのカットで一番美しいとされる「ブリリアントカット」は58面体です。数学者でダイヤモンド職人のマルセル・トルコフスキーが以前のブリリアンカットを計算して理論的に証明したようです。ブリリアントカットそのものは1475年にベルギー人のルドウィグ・ヴァン・ベルケム (Ludwig van Berquem) が現代に通ずる研磨法を発明したとされています。アントワープに限らず、世界のダイヤモンド取引関係者は圧倒的にユダヤ人が多いと言うのが現状です。イスラエルがお金持ちと言うのも頷けます。
真上からレーザー光線を照らすと各面に反射したレーザー光線が放射されます。ダイヤモンドは光が無ければ輝きません。
マルセル・トルコフスキーから数えて6代目のダイヤモンド加工職人ガビー・トルコフスキー氏です。
ガビー・トルコフスキー氏が研磨した、世界一の247面体カットを持つダイヤモンド「センティナリー」(273.85カラット)です。スミソニアン博物館にはブルーダイヤをカットした「ホープダイヤ」(45.5カラット)が保管されていますが「呪われたダイヤ」として有名です。当初は112カラットもあったそうですが、半分以下にされてしまいました。
良く研磨されたブリリアントカットは真上から見ると8本の矢が現れます。
上の写真のダイヤモンドを下から見ると8個のハート浮かび上がります。素晴らしい研磨技術です。レコードのターンテーブルのような物の上で、オリーブ油とダイヤモンドの粉を混ぜた油を使用して磨きます。1カラットは200ミリグラムです。殆ど点にしか見えませんが女性にとっては高嶺の花に変わりはありません。
夏の終わりから秋にかけて咲きますが、遅れて咲いたキク科の多年草「ガイラルディア」です。和名を「天人菊」と言います。蛇の目傘のような模様が特徴です。ちょっとハルシャギクにも似ています。原産は北アメリカです。