清野明子さんの予定(敬称略) 10月15日(土)23年度民謡民舞全国大会(内閣総理大臣杯争奪) |
週末の民謡行事&NHK民謡放送 10月2日(日)第23回南部馬の唄全国大会 遠野市民センター TEL:0138-62-8859 10月2日(日)11:00~11:50 NHK FM 「日本の民謡」 |
お早うございます。北岳下山から3日目の10/1も太腿と脹脛(フクラハギ)がビリビリして階段も一段ずつ下りる始末です。登山は登りよりも下りがきつい事を下りてからも教えてくれます。
下山時の歩行で注意する事は「歩幅は狭く(歩高は低く)、ステップは平に、前足加重」で歩く事が大切ですが、急ぐとこれが守れず、今回のように後遺症(?)で悩まされます。歩幅を広くすると前足膝にかかる荷重も増えると同時に、後ろ足への加重も大きくなり、足の筋肉への負担が大きくなります。
PART-3では二日目、北岳山荘(E)出発から北岳登頂、肩の小屋(G)、白根御池山荘経由でに下山するまでを報告します。いつもの事ながら山頂はなかなか見えてきません。「あのピークが頂上」と思って近づくともう一山見えてきます。これを2、3回繰り返すと漸く頂上に達します。時間で判断する事も必要です。
ポイント(E)の北岳山荘から北岳(F)、北岳肩の小屋(G)、白根御池山荘(H)、大樺沢分岐(J)を通って広河原に下りました。
北岳山荘の朝、05:37ごろの東の空ですが、日の出は見られませんでした。残念!右サイドに富士山も見えています。丹沢は雲の下です。写真下にはキャンプをしている人達も見られます。1張り1,000円でテント泊ができます。
北岳山荘の朝食です。山小屋の朝食に「鴨肉の燻製」が出されるとは思いもよりませんでした。緑の野菜は山菜の「コゴミ」だそうです。上のスプーン付き茶碗は山芋の擂り下ろしです。御飯に麦が入っていないので「むぎとろ」にはなりませんでした。(笑)
9/28 06:10北岳アタック開始、目の前のピークは頂上ではありません。
07:20 日本第2位の高峰、北岳3193mに登頂、記念撮影、後方は長野県伊那谷です。遠方に中央アルプスが見えました。
北岳山頂に設置されている三等三角点です。日本で2番めに高い山が何故三等なのかと言う疑問が湧きますが、三角点は地域により1等から5等まで設置されています。1等三角点が羊蹄山、丹沢山、甲斐駒が岳など約1000箇所(40km毎)、2等が富士山、高尾山など約5000点(8km毎)、3等が北岳など約32000点(4km毎)有ります。国土を測量する場合の基点になります。正三角形に近くなるように設置されています。国土地理院が管理し、花崗岩が使用されています。
右俣コースを下山中に「北岳肩の小屋」と「小太郎尾根」を望みます。正面の山は甲斐駒ケ岳(2967m)です。その右に薄く見えるピークが南八ヶ岳の赤岳(2899m)です。右手前の植物はハイマツです。
08:00、北岳を中心に南にある北岳山荘と反対に北側にある「北岳肩の小屋」(3000m)です。ドラム缶に雨水を集めて飲料水などに使用します。
小太郎尾根の分岐を御池山荘側に降りると二俣への分岐があります。真っ直ぐ下りると大樺沢二俣分岐です。左の道を選択し白根御池山荘側に下ります。右上部には「八本歯の頭」も見えます。
樹木が無い草地のギザギザ道「草すべり」を下ります。前日に登山者がここで2mほど転落しています。すれ違う時によろけた模様です。意外と危険な場所です。
10:00、草すべりを下りきったところに「白根御池」(標高2230m)があります。1999年4月まではこの辺りに「白根御池山荘」がありましたが雪崩で崩壊しています。また先日救難ヘリコプターが怪我人をホイスト(Hoist)した場所でもあります。
1999年4月の雪崩で崩壊した山荘ですが、2006年夏に現在の地に新装オープンしています。ソーラー発電を導入しトイレなども近代的になっています。運営は南アルプス市が行っています。初心者や高齢者などにはお薦めの山小屋です。
ここから広河原の登山口までは登って来た時と同じ道を下ります。
11:55、広河原到着後12:05のTAXIで芦安駐車場戻ります。この時急いだ下山が帰宅翌日の足腰の痛みの原因になったようです。
12:50、芦安駐車場着、携行食のブランチで我慢していたので餅ラーメンとコーヒーで腹ごしらえをしました。あとは市営の温泉「山渓園」で入浴して帰宅の途についています。
花が終わり綿毛に変わってしまったキク科の多年草「タカネウスユキソウ」です。別名「高嶺矢筈母子」とも言います。頭花は管状花だけで外側の舌状花は有りません。葉にはハハコグサのように白い綿毛があります。左側の土は霜柱になっています。原産国は日本です。