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大隈半島各地で唄われた「ヤッサ節」が鹿児島城下に定着したものと考えられています。酒席で唄われることが多い。歌詞は数多くあり、方言で唄う「鹿児島小原節」も良いものです。現在多く唄われている節は中山晋平編曲で、昭和8年ごろから新橋喜代三氏がレコード化し、普及させた新民謡です。
花は霧島 煙草は国分
燃えて上がるは オハラハー 桜島
(ハ ヨイヨイ ヨイヤサッ)
(囃子以下同じ)
見えた見えたよ 松原越しに
丸に十の字の オハラハー 帆が見えた
「今来た青年(にせどん) 美青年(よかにせどん)
相談かけたろ はっつきそな 青年」
※この部分は掛け声的なものです。
雨の降らんのに 草牟田川(そむだがわ)濁る
伊敷、原良(いしきはらら)の オハラハー 化粧の水
可愛がられて 寝た夜もござる
泣いて明かした オハラハー 夜もござる
「段々畑の莢豆(さやまめ)は ひと莢走れば
みな走る 私しゃ おはんについて走る」
※莢走るは「中の種がはじけること」
月のちょいと出を 夜明けと思うて
主をかえして オハラハ 気にかかる
霧島の花と言えば「ミヤマ霧島つつじ」、国分は錦江湾の奥まった場所に位置し、昔から煙草の産地であった。櫻島は御存知活火山で風向きにより、鹿児島市内にも2~3cmの灰が積もらせます。しかし流石、降灰の本場です。専用の清掃車が走り回ってあっと言う間に灰を片付けてくれます。
「松原越し」の松原は天保山地区にありました。草牟田川(そむだがわ)上流の伊敷、原良地区に住む女性たちが化粧をすると「草牟田川濁る」とは、遊郭でもあったのでしょうか。
ライオンのラクトフェリン
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