第6表は、2年間のBCG未接種者群と既接種者群の結核死亡率比較で、この表は西野忠次郎と今村荒男の経過観察結果の集計である。
工場従業員のBCG未接種者群1126人と、BCG既接種者群1096人で2年間の結核死亡率をみている。
BCG未接種群では、結核死亡者数4人、0,36%、BCG接種者群では、結核死亡者数は0人であった。
ここで不思議なことに気づいた。
第5表の№18で西野忠次は1年間しか経過をみていないが、№19では2年間経過をみている。
№18で引き続き2年間脱落なく経過をみたとして、№18 と№19 のBCG未接種者数の合計は995人で、BCG既接種者数の合計は939人である。
ところが表6でのBCG未接種者数、BCG既接種者数はそれぞれ1126人、1099人となっており BCG未接種者数は131名たりないし、BCG既接種者数では160名不足している。
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