Dr.mimaが医原病を斬る!

C型肝炎の解決を目指し、国の責任を追及するため闘っています。

難治性腹水の治療に成功した症例

2015年03月17日 07時00分00秒 | その他
53才、男性、B型肝硬変(非代償期)。
4人姉弟で全員B型肝炎ウイルスキャリア。
難治性腹水があり、他院で予後6ヶ月と言われ北大で生体肝移植を予定していました。
腹部膨満に耐えかねて年も迫った2014年12月29日当院転院となりました。
入院時HBV-DNA6.9LC/ml、体重67.0Kg、腹囲(臍上)90cm、その後、強力な利尿剤とアルブミン製剤、テラビックを投与しています。
2015年2月23日にはHBV-DNA4.3LC/ml、3月9日現在で体重56.6kg、腹囲(臍上)73cmと減少しています。
入院時の著名な腹水(写真1)は3月9日にはほぼ消失しています(写真2)。
食道静脈瘤も合併していましたので1月13日、1月20日、1月27日と3回食道静脈瘤硬化療法を行っています。
術後、食道狭窄をおこしましたのでバルーン下拡張術を行い、経過は良好です。
3月10日退院。





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