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続・山形そば黄門漫遊記

記載する情報は、一部のそば好きの食べ歩きによる個人的感覚の押し付です。嘘も少しはあるでしょうから文句はご勝手に。

続 山形そば黄門漫遊記 その144  -まるごまるご・山形

2015年12月15日 | そばの細道

 このところ、無理して疎遠になったそば屋を訪ねているのですが、無理していくと何も懐かしさや新鮮みを感じることがなく、結果書くネタも見つけられない事が続いております。  まぁしょうがないしょうがない、わさびはあってもしょうがない・・くだらんしゃれしか出てこない。
 さて、今日はどこへ行こうかと思ったのが山形では一番広い宴会場がある通称”パレス”で用足しを終えた時、まさに昼前。 そういえばあそこもだいぶ来てないなぁ ということで西側の旧国道へ出ずに裏手の荒楯町方面へ、やや太めの道に出たあたりに”まるご”の一族?なのかなんかは知りませんが まるごまるご があるのです。 以前のことを思い出して入店、椅子に座りかけて「もり天」と注文。 パッと時計を見たときにはすでにお盆に朱色の湯差しがのせられる頃で「くそ!読まれたか」と反省。 結果注文してから私の席に「お待たせしました」と運ばれてくるのに今回は約13秒「待ってねぇよ」と言いたいことをひっくるめてあまりにも変わらない・・・この良さ? すごさ? 立ち食いそばより早い、、、、笑える。
 この時間になるとそばはゆでて盛り付け寸前、いや盛ってあるときもあるのです。 お客を見れば何を注文するのかお見通し? まぁこれもある種の”プロ”でしょう。 味や趣はどうなのかなんてどうでもいい、でも決してまずくはありませんおいしいのです。 げそが天2つと生卵が付いて750円、もちろん”かけ”もありまして650円。 次々とお客が来ますのでまさに『労働者の味』、腹すかしてきて待たされてイライラなんてアリエナーイ、これも山形のそば。  ついでに申し上げておきますが、ここのゲソ天はまぁ言うなれば”げそ天元祖”の一つでして市内に3軒(今は2軒)ある『まるご』ではどこも同じ味でした。山大前の店に遅めに行くと暖かいのが出るのですが、ここは何せ量が量ですので、揚げておいた”かすかに温い?”堅いヤツが出てきますので、かぶりついて上あごが傷つくなんてこともありました。 私なんかはそれでも美味しくいただきましたが、そうでない方もおられたようで注文を聞いていると「もりてんきって」とか「かけてんきって」とか聞こえてきます。これは食べやすいサイズに”切って”出すというサービス付きのことで、好みのもんだいでしょう。 ただし、”きって”にすると切らずにかぶりつくより服に滴が飛ぶという危険はかなり下がるようです。 最後に、何度か行くことありましたら 中華 も一度お試し下さい。

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続 山形そば黄門漫遊記 その143    そばまつり 

2015年11月09日 | そばの細道

 今年もそんな季節になりまして、行きだしたらきりがないほどそっちこっちそば祭が盛んです、はい。  なにせ食べるわけですので、これは「はしご」というわけにもまいりません。 どこに行こうか迷っても仕方ありませんので、去年も今頃だったので”たぶんやっているだろう”ということで、結局得意の行き当たりばったりで出かけてみました、今頃だからできることなんです。   やっていなかったら紅葉狩りということで、まずは天童高原へ、もしやっているとすれば予約しておりませんので早めにまいります。 やってましたやってました、建物も新しい方になっておりました『天童高原ロッジ』。 受付で「予約ですか、フリーですか」と聞かれて”ドキッ”!、今年もかろうじて”セーフ”でした。 11時20分頃です。 普通盛り(200g)と大盛り(400g)の板そばで、おみ漬けと大根おろしは取り放題、太めのそばが緑がかってまさに新そば! それはそれは結構けだらけでありました。
 天童が当たったもんで翌日は最上川三難所そば街道のそばまつりへ、こちらは祭りと言っても会員の店に行くので予約も何も心配ありません。ただそばを食べると、期間中会員の店ではくじが引けていろいろ当たるようです。 ちなみに私は予想どうりの最下位商品の『そばの種』、小さな袋に10粒くらい入っておりました、フン! まぁそれはそれでいいとして今年は街道七番店”リバーハウスはやぶさ”へ、ここのそばはやや太めのたぶん二八、もっちりした感じでタレもやや甘めの『万人向け』、オマケのおかずも3~四種類つきますのでそば湯も楽しみ。 100円出すとワラビの一本漬けがいただけますが、中には”太い”、たいしたかみ応えのが混じってきますのでぜひおすすめです。 この一本漬け、 美味いと思ったら来年はぜひ挑戦してみてください、なーにあく抜きしたワラビを好みの汁につけておくだけ、なんの面倒もありません。ちなみに私は、タッパに入れてめんつゆに酒なんかをチョット垂らし、ほったらかしておくだけ。
  適当に日時が過ぎたら一本づつ味見をします。酒に合いますよ、、あぁぁぁ~  のどが鳴る
  ところで本題のそば祭り、11月いっぱいくらいは白鷹町はじめそっちこっちでやってますので、役場の観光課あたりに聞いてみてください。 ただし、恐ろしいキノコのシーズンですので嫌いな方は十分お気を付けください、全く困ったもんです。

 

 


続 山形そば黄門漫遊記 その142    伊右衛門・ラーメンもあるんだな  山形

2015年11月01日 | そばの細道

 お久しぶりでやってきたのが 伊右衛門、山形の北の外れとは言いませんが北の外れです。 南北にあるイオンの北店近くで目印はナーイ! 電話番号でナビして行ってください。
 ここも3~4年ぶりくらいかなぁ・・・   通り過ぎて 銅谷 へ行ったのでしたが、それも少し足が遠のいてしまいしばらく時が過ぎていました。 その後しばらくで寄った銅谷は親父が逝っちゃって、ますますこの方面には縁がなくなっておりました。
 普通はなかなか思い出さない店なのですが、たまたま比較的近くでそばとラーメンというご要望のグループにお応えするために思い出しました。 以前から言っておりますが『ラーメン屋のそばは×』で『そば屋のラーメンは◎』が多いのです。理由はいくつか言はれておりますが、個人的にはあの鶏ガラなんかのギトットしたにおいがしないからなんじゃないかと思っております。 どうぞそれぞれお考えの上勝手にお決めください、それでいいのだ!  で、ご入店となりました。  久々ですのでなんとなく懐かしいような、”いつか確かに”の味でした。 食べているうちに思い出すのでしたが、この店も出だしはイメージ的には『そば屋』で、それが行く人が増えると「ラーメン食てきた」という人が目だつようになり、やがて「羽前屋みたいなもんだべ」となったと覚えております。 そばは二八よりはそばが濃いような気がしますがどうだったか、以前聞いたような気がしますが忘れてしまいました。 げそ天が一本づつでそれはそれでいいのですが、ガッバと行きたいとこもありますので今一工夫欲しいのは私だけではないでしょう。 ”羽前屋みたいな”と書きましたが、そば食いに行って店に入るときが変わり、ラーメン食って帰る日が多かったような気がするからです。  今回はそばにしましたが、たいへんおいしかったのですが・・・ 別途ラーメン食いに行くことにいたしました。

  

 


続 山形そば黄門漫遊記 その136 蕎楽・朝日町

2015年01月30日 | そばの細道

 まっ なにはともあれ 謹賀新年   2015

 年が明け、そば屋はすでに何軒も行きましたが、行き慣れたところばかりで特に目新しい話は何もなし。 1月も下旬になると雪もそろそろ終わりが見えてきた??(とんでもない今から”ドカッ!”がありますよという方がたくさんおられますが)。  道路に雪がないのをこれ幸いとお天気と相談の上ちょっと遠出、なにせ一年で今が一番という時期です。
  最上川に架かる五百川橋、いもがわばし と 読むんですが、ネットでは ごひゃくがわ としないとでてきません、噓だと思ったらやってみて下さい。 朝日町の真ん中から西進し最上川にぶつかり渡る橋です。 橋を渡るとすぐ左にあるのですが、三中の簡易郵便局と同棟?なのかなんなのかといった佇まいです。  昨年の初夏の頃、話に聞いていた 蕎楽 を尋ねたのでしたが、なんと”空気祭りに行っています”とか何とかの張り紙で閉まってましたので、それじゃぁと言うので空気神社にいってみたのでしたが、余計なものを食ってしまいその日はパスしてしまったのでした。 
  新年明けて、雪もだいぶ消えてきましたし、その日はたまたま天気も良かったものですので出掛けてみました。 さすがにこの季節、営業中でしたがお客さんは私達だけで何となくガラーンとしている感じでした。  そばは二八?と十割があるようでして、もちろん十割を注文、春になれば寒晒しもありますよとのことでした。 客は少なくともそばは立派! どっかみたいに最後の半端はほとんどありません、ひとかけら残らずいただくことができました。 まぁ鍋のそこまですくって、ザルをひっくり返してたたき落としてまで出すか出さないか、いろいろあるとは思いますがこちら様はたいへん気分良く結構でした。
 タレは甘からずしょっぱからず香りもよく上等舶来。 また、野菜天ぷらというメニューがありましてこれまた大変おいしくいただきました。 たぶん土地柄春は山菜が出るのではと推測されました、何せこのあたりは宝庫なのであります。

 てなわけで今年もそば食べの漫遊は続きます。  新旧代替わりもあるでしょうし、今年は若い店を探してみようかと思います。

 

 

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続 山形そば黄門漫遊記 その132   くま屋・・・いくたび ・ 白鷹

2014年10月01日 | そばの細道

  一面真っ白のそば畑の眺めを少し過ぎて、そっちこっちで”新そば祭り”が聞かれるようになりました、まぁようするにまた秋です。  そういえば上平のそば祭りはまたまた見逃してしまいました、クッソー!!!
  先日、何回教えても「分からない」とばっかし言っていた”アンポンタン”から電話がありまして、「おーい、くま屋の場所やっと分かった」と言ってきました。 曰く「おまえの教え方が悪かったんじゃないか」だそうです、なんたる無礼者か。 そういえば白鷹町は昨年に続いて大雨の災害に襲われまして、やっと治りかけていたところでまたやられてチョットたいへんな状況になっているとは聞いていましたが、まぁ言い方は悪いのですが”けがの功名”。 白鷹から北へ向かう道路に不通箇所が出来まして、従来の道はあゆ茶屋までだそうです。 さすが白鷹町、あゆ茶屋は重要観光施設ですので何とか確保したというところでしょうか。 で、朝日町方面へ向かう方は手前の『赤い橋』を渡って川の反対側を進むことになっているのですが、その案内がまさに くま屋への道、案内に従って進むと自動的にくま屋の店の前を通ることになるという状況になっているわけです。 これならどんな”あほ”でも、たとえば私に電話をかけてきた”あほ”でもたどり着けるわけですし、知らない人だってちょっと寄っていく人もおられるでしょうし,「くま屋はこんな所にあったのか」とつぶやくかたもおられるんじゃないかと思います。
 長らく値上げなしでやっておりましたが、今回の消費税で最初の一枚が100円アップとなりお代わり付きで1000円が1100円となってしまいました。 まぁしかたのないことなんでしょう。 今回のおかずは季節感たっぷりのアケビでした。苦みがちょうど具合よく、よっぽどお酒がほしくなりましたが・・じっと我慢の子であった。 
 ここはほぼ十割ですので茹でる時間がわずかでお代わり分はすんなり出てきます。そば湯も多少手加減してくれているようで一番客でもそこそこおいしいのが出されます。 そばもそうですが、タレも少し特徴があります。見かけとしょっぱさはいわゆる西置賜風なんですが、ダシがオカカ重点というものでもなく聞いてみませんでしたが結構コブが利いているようです。 そして柱は一段と?斜になっているようで、毎度毎度なんですが、「ダイジョーブダガァ」といった不思議な状態となっていました。
 このあたりももうすぐ紅葉の季節に入ります。 秋冬、今年はどうなんでしょうか、夏が暑かった分紅葉は早まり、そして見事になるでしょうか。 雨が降りすぎたのでお空には降るものが少なく、暖冬とはいわなくても今年は少雪だと真顔でおっしゃる方がおられましたが、これまたどうなんでしょうか個人的には是非そう願いたいもんですが。
 

 

 


続 山形そば黄門漫遊記 その131   三百坊・・・いくたび

2014年09月02日 | そばの細道

 そば屋の顔はもちろん”そば”や”オヤジ”なんですが、なんかの拍子に店の中と言わず外と言わず思い出す光景がありまして、つい足が向いてしまうということもあるのです。 その一つが 三百坊 のお庭でしょうか、新緑/紅葉の頃が一番なんですが「今日は暑いから山さでも行くか」ということで出掛ける季節があります、もちろん真夏です。  緑が生い茂り、枯れることのない流れを見ていると心が涼しくなっていきます。ここにはクーラーなんかありません、風が通ってゆくだけです。 なんどかカモシカ君が散歩しているのを見かけました。 大きめの蜂が入って来て飛び回り少々ビビる時もありました、ただし刺されたことはありませんしそういう話を聞いたこともありません。 まぁあれもこれもここの料金の内でしょう。
 この日は運転手付きでしたので”まずビール” 、遅めにいってお客さんもまばらでしたので、そばをいただいて後の話が長くなり、同行の皆さんが”わらびもち”なんかをご所望されましたので、私はそば前酒ならぬそば後酒、東の麓の”超辛口”を・・・・・あんたはやっぱしただ飲みたいだけでしょうと冷たいお言葉・・・・。
  そばは今更なんだかんだは言いません。 2代目?さんがすっかり定着しています、そういえばオヤジは元気なんでしょうか、今度聞いてみましょう。  同行者が「前は夏でも庭の手入れがバッチリで、もう少し広く感じたんじゃなかったかな」なんてつぶやきました。 今がどうだと言うことでもないのですが、そういえばそんな気がしました。 するとさらにつぶやきます、「オヤジもとしょって(年取って)そばも庭もやんだぐなたんねべが(面倒になったんじゃないだろうか)、おまけにこの暑さだしよ」。    あるとおもいます。
  ここのそばの楽しみ方は、やはりお庭の眺めです。 自然の力や人の知恵と努力、その時々の流れを経て今日の姿があるから結構なもんです。 たとえば春にはその辺のヨモギだったり、秋には紅葉の葉と言った具合に季節の香りが天ぷらとなって出てきます。 また、見上げる山塊はその昔、三百と言われる坊を抱えた霊山で、時の鎌倉幕府が勢力を恐れて破壊してしまわねばならないほど繁栄した一大聖地だったとか、山を登られる方はその名残をご覧になったことでしょう。  因みに今は 竜山 が一番ポピュラーな呼び名ですが、龍山、霊山、滝の山、瀧山、などいろんな呼び方書き方があります。  いろいろ想いながらいただくといいかも知れません。   よけいな話ですが、盆地を挟んで西山の長谷堂地区には 三千坊伝説があります。 
 たぐいなき 思いいではの桜かな 薄紅の花のにほいは   西行さんは何を思ったのやら
 

 


続 山形そば黄門漫遊記 その129  琳 ・ 山形

2014年02月05日 | そばの細道

  前々回 相性 という話をした時に、あぁもう一軒あったなぁと思った店がありました。  山形の桜の名所 馬畔(馬見ヶ崎川の川辺)の中心にある護国神社から上流へ向かう道路沿いにある  という店です。 比較的新しいお店ですが、結構人気があります。
 桜の季節が一番とは思います、千歳公園前までバスで行ってそれこそイッパイ引っかけて散策してもいいんじゃないでしょうか。 ただ、この千歳公園というのがよく分からないものでして、そもそもは千歳園といいまして旧県庁付近にあったようなんですが、いつの日か今の山形東高等学校あたりにずれて、この学校が出来ると今度はお薬師さまのところにまたずれて行ったようなんです。 そのうち護国神社が幅をきかせ、その後軍の競馬場まで出来たんだそうでして、その競馬場が市の陸上競技場となり、今まさにサッカー場になろうとしているのです。 まぁ大きな古い木々達ははその変遷をじっと見てきたのでしょう。   競馬場というのは知らない人が多いようです、もっとも馬券を売るようなものではなかったようですが。
 で、話を戻します。 千歳公園前のバス停からバス通りでも川沿いの道でも結構ですので上流方面へ、ほどなくあの旗を見つけることが出来ると思います。 古い建物で、ハッキリ言ってあまり目立ちません。   出来てまだ新しい頃二度ほどお伺いしたのでしたが、事件が起きたのでした。 今思えば仕方ないことなのでしょう、詳しくは知りませんがおやじにすれば初めての店だったのでしょうか、座ってしまうと後ろの方との間が狭い。そしてあたしは太め!当然さらに狭くなり、お客さんのみならず店の方がそばを上げ下げする際にも背中を蹴られる。 「あらごめんなさい」、何遍聞いたか、結局南極放送局、「もう来ねは!」。 そして月日は流れました。
  最近のそば屋の話になるとよく出てくるのです。  ある方はもっとも美味いという言い方で、ある方はなんと他店では食う気がしないとまでおっしゃいます。  継続は何とやら、そういえばあれから4~5年経っているのです。  「どれっ!」という気になって、イヤイヤながらしかしどこか期待して出かけてみることにしました、もちろん『何処か』みたいに”とことん”ということがないようにネットで定休日をチェック! 間違いない日を選びました。
 何年も経っていますので、当然といえば当然なのですが以前の机の配列とは違ってまして、まぁ蹴飛ばされることもないでしょうといった安心感がありました。  その日は北海道摩周産のそばを使っていますということで、相変わらずいろんなそばを提供してくれています。 この季節ですので(2月上旬)そばがしまり、たいへん結構でした。 堅めのニシンが200円で、よっぽどイッパイいただこうかと思いましたが、同伴者に罵りを受けそうな気がしましたので、”じっと我慢の子であった”。
 オヤジがとなりのお客さんに説明していたのを漏れ聞いたところによりますと、店内で出されている『琳』というお酒は蔵元に”おいしいやつ”ということでお願いし、詰めてもらってラベルを貼っているんだそうで、ぜひ次回は飲んでみたいと思います、花見の頃でしょうなぁ・・・・・。
 さてここは、そばはもちろんですが、タレも結構なもんです。 山形ではめずらしいくらい”しょっぱさ、濃さ”があまり感じられませんで、結果そば湯が香り美味しくいただけます、もちろん好みがありますのでなんですがぜひお試しください。 ただ、そば湯を入れて持ってくるポット?が小さいので、すぐ無くなるしこの季節すぐ冷めてしまいます、これは何とかお考え願いたいもんです。
 おまけの話なんですが、今月(26年2月)は5周年だそうでして”わらびもち”がどなた様にもサービスされるようです。 私はともかく同伴者はたいへん喜んで、私の分までいただいておりました。

 

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続 山形そば黄門漫遊記 その125 そばの細道-東根・やま田Ⅱ

2013年05月19日 | そばの細道

 前回、小滝のゆかり屋を書いている時、「山菜だったらほかにもどっかあったなぁ?」と感じるところがありました。 何処だったか?なかなか思い出せなかったので、仕方が無く漫遊記を辿ってみました。  ありました、ありました。 東根の やま田 でした。 3年ほど前、御所山にコシアブラ採りに行った帰りに、”こんなところにそば屋がある”と言うことで寄ったのが最初でした。  味も印象も良かったので、続 山形そば黄門漫遊記その104に掲載しましたが、その後たしか1度行ったきりで、コシアブラ採りも別の山へ行くようになったものでしたし、なんかの拍子に仲間を連れて行こうとしたこともあったのでしたが、なぜか天気に恵まれず、結果縁が薄れてしまっていたということでした。 確かご自慢のわさびで、タレに溶かずそばに載せる(塗る?)ようにして召し上がれと”よけいなお世話をノタマワル”オヤジだったと思います。
 そこで今回は東根に行くついでなんですが、はじめから予定に入れて行ってみました。  ちょうどお昼頃、ほぼ満席でしたが入れ替わりで席を確保できました。  山菜の状況を尋ねてみましたら、まぁ予定通りの答えでタラの芽やコシアブラはもう少しということで、今回はふきの葉とギンボの若いところ、オヤジは山にんじんと言ってましたが”なんか?、それに芋やらゴボウやら、揚げ方が上手いというか実にいい香りで大変結構でした。 おそばもこの季節(4月下旬)なのに実に香りよし、歯掛かりしっかり、元気ハツラツのおかぁさんみたいなやつでした。  余談ですが、ここの夫婦は結構”お仲”がよろしいもんで、「おっ、なにが言い合いしったば」、「おっ、カァチャン偉いごど」、なぁ~んて言葉がとなりの席から聞かれることがしばしばありますます。 今回もなんか出したとか出さないとかで、「何がもめっだば」ととなりの席の方が心配なさってました。 「気にすんな、仲がいい証拠なんだがら」とよけいなお世話申し上げたいところだったのですが。 
  忙しいところが一息つきますと、オヤジと話ができます。 割と話し好きで(夫婦とも)そばや山菜、世間話まで、何でもありですのでネタを出していろいろ聞いてみるとみるといいです。 わさびの話なんかだと面白いこと言うかもしれません、なぜタレに溶くのではなくそばに塗すと美味しいというのかなどなど・・・・・・。 
 このあたりは、御所山(船形山)山系の近くで山菜採りに入ったりするところなんですが、おかぁさんに言わせると”こっちの山は石山”でどうしても細いのだそうです。 ご本人の実家のある大江町方面の山の方がいいんだそうです。
  帰り足で、東根の大森工業団地方面へ進むと、いくつか産直がありまして、農協の『よってけポポラ』が一番大きなところです。 そば屋ではもう少しと言っていた”コシアブラ”がもう出されておりました、まぁまだ高いのはしょうがないでしょうということで求めてきましたが、これまたもうすぐ安くなります。 今回のも東根が産地のものでベリーグッド!でありました、地物が一番です

 

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続 山形そば黄門漫遊記 その124  ゆかりや(縁屋)Ⅱ  南陽

2013年04月01日 | そばの細道

 春になると行ってみたくなるそば屋、何のことはない”山菜”を期待できるそば屋。 町中のは一部を除いて大概は「売り物」ですが、田舎に行けば行くほど「地物」を出してくれるようになります。 うれしいことに春は”ダイッ嫌いなキノコ”が駆逐され”、いやな思い”をすることが少ないのです。  そば自体、水が温む季節になるとどうしても香りが落ちて参ります、それでも近頃は保存の技術が進歩を続けておりまして、まぁたいしたことは無くなりましたが。  その分4~6月は山菜の味わいが補ってくれるということでしょう。
 とは言ってもまだ3月、山菜どころか山野菜にしたってハウスの作り、天然物となるとまぁせいぜい蕗の薹があるかないかの時期です。 でも、谷間の小滝街道にしても雪がすっかり無くなり、産直小屋(店?)の看板がハッキリ見えてきますと、”もうなんか出たのかな”と思い”開いているはずのない”のにハンドルを切ってしまいます。  やはり あるわけないじゃあーりませんか ということなんですが、なにせ目と鼻の先に ゆかりや がありますので、それならそっちはなんか出すだろうと思ってしまうわけであります。  余談ですが、タラの芽ひとつとったって、ネズミの何とかみたいな作り物は×、大きくてモサモサする感じのような天然物が◎◎◎なのであります。
 中に入って、先客で天ぷら食べている方のところを”チラミ”しましたが、、残念、どうもこちらもまだかなぁーという感じでした。 ならばということで『ニシン』を頼みます。 ここのニシンはやや固め(店では柔らかに煮込んだと書いています)、じっくり煮込んで味がよく染みた、どちらかというといっそう”アレ”が欲しくなる優れもの。 何よりも余所より一まわりデカイ?、350円。 気のせいかそばも一口二口多いような気がします。  たぶんオヤジの好みでしょうが一味も七味も京一味、京七味となっています。 もとは山形市のど真ん中で店をやっていたとは前にも申し上げましたが、、、まぁだからということでも無いのでしょうが、ちょこちょこ見かけるパターンで『田舎そば』とは違います。 そばもタレも洗練されたといった感じで前述の一味七味がピッタリくるようです、とくに件のにしん煮には。  そばは更級かな、白めの細め、どうでもいいことでした。   お好きな方にはゲソもありますよ。
 これで季節がくればいいことずくめとなるはずなんですが、世の中そんなに良いことばかりとはいかない。 やっぱり”やつら”がいるのです。 『鳥そば』があるは『鴨鍋?のつけ麺?』はあるは、もちろん”キノコ入り”  --んん--  好きな方には良いのでしょうが・・・・・
私は大嫌いです、決して食べません。  しかし皆さんはおいしそうに食べてるんですなぁ、、、まぁいいでしょう。
 おいしいそばと、天然の山菜天ぷら、おいしいニシン、そしてビール&お酒、これに自家製の漬け物あれば最高!あとはなにもいりません。  「ところでそれはいつですか」の問いに「今でしょう」と応えられるのは、連休あたりかな、なんとか運転手連れて参りたいもんです。

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続 山形そば黄門漫遊記 その123  蕎花亭-長井

2013年01月31日 | そばの細道

久々に 『あたり』 でした。

まあ、まずは  遅まきながら新年おめでとうございます
いや、今年もよろしくお願いいたしますにしておきましょう

 真冬のある日、お天気バッチリ、神々しいほど白い飯豊連峰を見ながら飯豊方面からの帰り道、ふと気が向いて113号線を外れて長井への市道?県道?へ入りました。  雪掃きの具合がいい道を選んで方向は長井へ、周りは真っ白、今日は かく長 にでも寄っていくかと思ったのでしたが、なんとそば屋の看板が目に入ってきたのです。  あまりのGoodタイミングに一瞬迷いましたが、見かけ良さそうな感じでしたので案内に従って建物をくぐり、山ほどの雪をはいた駐車場に入りますと、あの”金太郎飴”のようなそば屋の玄関がそこにありました。
                                          当たりか外れか・・・・久々の突撃!
  店内は明るく、どこかそばの香りがしてきます。 奥の方に畳の部屋があり、手前は板の間ですが掘りごたつ式のテーブルで足は楽になっています。( ホントは暖かくなるのかもしれませんが、その日はそうなっていませんでした)  メニューを見るとそば中心ですが”天丼”というのもありまして、食べてみたくなりましたがグッとこらえて。  そばは、わざわざ「小盛り始めました」という案内がありましたので、普通に頼むとやや多めなのかもしれません。  メニューに探せなかったので「ニシンは無いの?」と尋ねましたら、一瞬間を置いて「あります」とのことでしたので一緒にオーダーいたしました。  もう一度メニューを見直しましたが、やはり載ってないようでしたので”隠しメニューなのかな”と思ってましたら、持ってきた時に「今はメニューに載せてないけど、今日はあったのでお出ししました、家の分なんで安くしときます」と言うことでした。 あまり注文が多くなかったようで、外してしまったんだそうです。
  そばは見た目”やや緑がかって”一番いいできの感じです。 舌触り、歯掛かりがよく店に入った時の香りがします、久々の『出会い頭で◎』といったところです。 ニシンは今まで見たことのない厚さで”切り身”でした、家用だったからか、元からここはこういうものなのかいずれにしても大変結構でした。
  帰りがけお母さんが「今日はホントに天気良くってねぇ、天気が悪いとこの辺は何も見えないくらいなのよぉ」と話しかけてきました。今日は雪掃きのいい道を選んできたらたどり着いたとを話したら喜んでおりました。 雪の状態や雪掃きの大変さなんかを話していたら、そば湯のポットがなんかの加減か出が悪く、せっかくのおいしいそば湯なんだけど注ぐのに苦労したと文句を言うのを忘れてしまいました。
まぁいいでしょう
  場所がちょっと難しい。 長井の南、最上川にかかる桜橋から飯豊方面へ向かいます、北から来ると右折ということになりますが、それでまっすぐ進んでゆきます。 九野本という地名のところに入りまして、左手にホームセンター(JOY)がありますのでさらにまっすぐ、確か信号があったと思いますのでそこを左折、2~300メートルくらい行きますと左手にあります。 7年になるそうですので分からなかったら聞いてみて下さい。 地元のそばを自家製粉してるんだそうです。  店の名は  蕎花亭

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