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続・山形そば黄門漫遊記

記載する情報は、一部のそば好きの食べ歩きによる個人的感覚の押し付です。嘘も少しはあるでしょうから文句はご勝手に。

続 山形そば黄門漫遊記  その202  まぼろしでなくなったかも     

2019年08月09日 | そばの脇道

 まぁどうでもいいんですが「やまがたはすごいねぇ」と ”ばか” にされます。 何でと聞きますと、ヒョウ、ウコギ、スカンポ(虎杖)に始まって春の野草山菜、何でも食べてしまいますので驚かれているようです。 たしかに食べてはいけないものを覚える方が簡単かもしれません。 ギンボのニシン煮なんて最高なんですが、よそでは擬宝珠(ギボウシ)は花材として知られ、”食べる?・・何考えてんだか”だそうですが、あれはウルイの仲間なんですよ。 冗談でしょうが「山形じゃ葬式の菊だって食べてしまうんだろう」と言う人がおられます、まぁさすがに食べませんけど。
 ところで近年、サバ缶がなぜか見直され値が上がるは不足するは、それでもって細くなるはと良いこと聞かない高級品、希少品になってしまいました。 山形の安物料理には欠かせないものなんですがネェ。 一番は ”ひっぱりうどん” 、例えば昼飯は何にしようかと考えて「ひっぱっか」ということになり、鍋を囲み賑やかにすれば中身は貧しくとも楽しい食事となるといういかにも ”大根飯の山形” なんであります。 あるとこはいろいろ入れて引っぱるんでしょうが、ないところはないというわけでサバ缶とか納豆、もっと無いところはおかかとネギといったところでしょうか。 ただ山形ではこれを貧しいとは思わないで楽しんでいるというわけです。 うどんに限らずソバでもそうめんでも何でも良いし、夏場でしたら氷水に麺をぶち込んで冷たいひっぱりもありです。 流しそうめんを鍋(オケ)でやるといった感じでお考えください。  ソバの大板は ”ソバ版引っぱり” かもしれません。
 今回何を書こうとしてたんだか忘れてしまいましたんで、昨日仕入れた情報一つ。 以前お話しいたしました『もっとも予約の取れないソバ屋』なんですが、状況が少し変わったようでして、月に一日二日しか営業しないというのことだったんですが、事情が変わりましてもっと受けるようになったとか。 ただし人数まとめてにして予約してくださいというようになったそうです、もっともMAXで10人くらいだそうですが。 行った方の評判は大変結構でして、是非私もと思うんですが ”たかがそば、列んだり待ったりしてまで食うほどのもんじゃない” と喚いてきただけにいまさら飛びつくわけにもいかず、誰かが声をかけてくれるのを『じっと我慢の子であった』です。 山辺町の大蕨にある『六右衛門庵』、ネットで見るといろいろ出ています。


続 山形そば黄門漫遊記  その201      山形の冷やし

2019年07月22日 | そばの脇道

   なにしたの? とご指摘をいただきまして見てみましたら、一言書いてネタ元に確認するために中断したはずの文でしたが、なぜか公開を選んでしまったようで、『一行たらず』が載ってしまったようでした。  "最近お知らせいただくニュースは、先にお話いまし た やめた 代わった は良いとして 亡くなった・・・・” と書いて、”はて?あれは死んだんだったっけ?・・” となって ”明日聞いてみよう”というところだったわけです。 まぁ記憶力も落ちたし、いいかげんさが増えたことだし、困ったもんです。 何れにしても見苦しいとこお見せしましてすみませんでした。
   さて、山形は冷たいものに結構凝ったものがありまして、たとえば名物玉こんにゃく”冷たい”のがありますし、冷たいラーメン” はもはや全国区になってしまったようです。 さらに例によって私は大っ嫌いな ”冷たい肉そば” なんてとんでもないものも人気があるようですが、私は ”冷やしタヌキ、キツネ” などが好みです。 余談ですが 冷たいシャンプー” というのもありまして、夏場に床屋さんでお勧めいただくこともあるようですが、マッサージと一緒で長持ちはしないようです。
 さて、先にお話ししましたが山形の ”鳥中華”まぁ残念ながら人気が高いようでますますのさばってきております。 で、最近そば屋とラーメン屋の垣根のない店が増えておりまして、手巻き寿司とかファミレスなんかのように家族連れが土日なんかは目立つようになりました。 そこで話題になったのがアレルギーでして、小麦粉とそば粉などであります。 一般的に小麦粉は早めにテストをすり抜けるようなんですが、そば粉はあたってしまうと大変なようでして敬遠する若いお父さんお母さんが多いようです。 そんなある日、家族連れが「そばとラーメン別の鍋ですよね」と尋ねるシーンに出くわしました。 そんなわけないだろうと思いましたが案の定一緒でして、お客さんは去って行ったのです。 まぁ鯖食うとじんましん出るとか、せいぜい牛乳がだめだとかしか知らない世代にとってはなんとも・・・ですが、まぁ小さいお子のことですのでしょうがないのかなとも思いますですハイ。
   ところで話を戻しまして ”冷たい” のおまけの話にいたします。 なかなかむずかしいのですが そば湯 です。 ちょっと考えると極めて単純で簡単そうなですが、どうしてなかなか大変なようです。 プリン、まんじゅう、アイスなどとそば入りの冷たくしたものはよく見かけますが、そば湯はそば湯なんで ”冷たいそば湯・・?” なんてにお目にかかったことがありません。 「冷やしたそば茶でいいべなっす」とよく話をするそば屋の親父に言われました、「んだねぇ」とは答えましたが先日自家製に挑戦!、、あっさり諦めました。 そういえば大家さんの隣の  はときおり別製のそばゆを出してくれますし、たしか 久司 も時々そうしてくれますので今度いったら ”どうなんだべ”  と聞いてみたいと思います。 まぁそば湯を冷やすのだから、冷たいそば湯で良いんでしょうがねぇ、、、、アイスの天ぷらみたいなもんでしょうか・・・・・


続 山形そば黄門漫遊記  その184   幸・山形  ご近所 

2018年02月27日 | そばの脇道

 また聞かれました「どこがうまいの?」  返事に窮します。
 どうして人はランキングが好きなんでしょう、食い物くらい自分で決めればいいんじゃないかと思うんですが、☆の数とか,ランキングの指数とか、果てはガイド本なんかまで作って所詮金儲け、まぁどうなんでしょう、、どうでもいいんですが。
 「おい、アンタんとこの大家さんの隣どうなのよ、オープンの後情報なんにもないじないか」と話を向けられました。”幸” と書いてサチと読むんだと思ってましたが コウ なんだそうです。 何度か行きまして、まぁ結構なんですがはっきり言って  なんですよ・・・とりそばとり中華、、、ダメだって言ってきたでしょう! 美味しいわけ無いんですよ!鳥なんて、、、まったく。  ちなみに私は大家さんと一緒でゲソ天ザルです。
 そばはどこかまでは聞いていませんが頼んで打ってもらっているようです。 どう頼んでいるかは分かりませんが、しっかりした歯がかりでたいへん結構なもんです、多分二八に近いくらいでしょう。 ただゲソ天は結構こだわったというか勉強したようで大きからず小さからず、カッリと揚げて実にいい食いですし、ゲソ天だからと行って揚げて造り置くでなく注文一枚一枚毎に揚げますので ”暖か~いん” だからでありましてGOOD!です。 ランチタイムは最近流行の大盛り無料、ランチセットだとおにぎりに天ぷら二品くらいついて¥800です。 皆さんこれを目当てにおいでになるようで、そんなに広くない店なんで満員になってしまうことがけっこうあります。
 例によって余計な話、この店はお酒を出してくれます。 店に入るとズラリ酒瓶が並んでいます、”地震が来たら怖いな”などと思いつつも眺めていると『大江錦』という銘柄が目立ちます。 一度いただきたいと思っていますが、大家さんが車で来てますのでなかなか時間が合いません・・のです。  チラッと聞いたところでは、材料(米や水)こだわったあげくの外注品で寒河江の 千代寿 で作っているようです、まぁそのうち歩いて来ていただいて、ご報告いたします。
 ところで蕎麦を食うときの ズルズル どう思いますか。 静かにいただいてもいいんですが、これって非常識? これも昔からの論争点ですが、すこし突っ込んで見ます。 

 

 


続 山形そば黄門漫遊記  その181   そばの年越しはひっぱり?で     

2017年12月27日 | そばの脇道

 山形の郷土料理?に”ひっぱり”があります。 一般的には 温かいうどん なんですが、かってにやる分にはなにでやってもいいのです。 で、そうめんでやったりラーメンでやったり、要はたれを何種類か準備して、鍋を囲んで引っ張ればいいんです。 まぁどちらかというと 寒い季節に温かいのを引っ張るイメージが強い のですが、真夏に冷たいそうめんなんかもいいもんです、ただし、この場合しそうめん”方がよりメジャー!でしょう。 納豆、おかか、刻みネギ、のり・・・・・そしてなんと言っても山形ではサバ缶です。
 遠い昔の話になりますが、そばの引っ張りというか何というかですが  ごち  になったことがありました。 何のことはない山菜汁にそばを引っ張るんですが、味噌味、醤油味などのお汁に、へぎそばよろしく少量づつまとめたそばをお好みでいただく、まぁ しゃぶしゃぶ とは言いませんが 漬け麺 といった方がイメージ湧くかも知れません。 人によってはいちいち湯鍋に戻しますので手間がかかり少し面倒と思いますが、山形は山菜の宝庫、贅沢にコシアブラやタラの芽そしてワラビ、木の芽やシオデなどなど、まあそばが無くても大したもんで どっかのタイヤ屋のランクで言うなら五つ星でしょう。 まぁなんと言いましても結論から言いますとやっぱり引っ張りはうどん、あって素麺、温麺まで、ソバは、、、、、なんですが、自由だぁ!
 さて、いろいろありましたが今年ももう少し、そういえば平成ももう少しになってしまったようです。 ん~ますます昭和は遠くなりにけりかなぁ。 いつも思うことなんですが、そばにハマったのが確か昭和の55年、黄門様、ご家老様、お傍ご用人様も、そして誰よりもくやしい”そば友”も何人となくすでに旅立っています、幸い助さん角さんは健在ですがくたびれて”ご隠居さん”となっています。
 年の瀬、雪が少ないのでそっちこっち一人でそば屋行脚をしておりますが、行く店々で様々な思い出がよみがえってまいります。 もちろんあっちのそば屋のおやじやこっちのそば屋のばーさん達は行けば今でもいるような気がします。 今年の年越しはそんな事柄を思い出しつつ、何種類かたれを並べてあえてソバを引っ張ってみようかと思います。

   皆様 良いお年を

  


続 山形そば黄門漫遊記  その178       あってない? そば屋

2017年10月04日 | そばの脇道

 前から耳にすることはあったのですが、正直よくわからないままにおりました。 先日、身近な方が「なんか滅多にいただけない予約だけのそば屋さんで、やっと順番がきたんだそうです。 ところが一人急用で行けなくなったのでよかったらとお誘いうけたんだけれど、私も都合が付かなくて行けなかったのよ」という ”それはそれは悔しそうな話” を聞かされました。 あぁどっかで聞いた話だなぁと思いましたが”そばなんて列んでまで食うほどのもんじゃない”という固い信念で完全武装の私にとってはあまり ”心中お察し申し上げる” 気が湧かない話だったのです。 ところが後日、「お前知ってるか」と言われることがありまして、そうなりますとなにせ ”そば通ぶりたい” あわれな性格。 あろう事か「あぁ**の I さんとこだろう」と知ったふり。 実際存じ上げているのは**の I さんでも別の I さん(親類かなんか?)。 だからウソはついていないけど、後味悪い、後ろめたい、ごめんなさいであります。 ちなみに本物さんところは今から予約入れても1年どころかもっと先になるかもといった状況だそうです、なんせ月に2~3日営業で一日10人くらいしか受け入れないんだそうで、まぁやはり私には無縁のそば屋さんのようです。 暇な方はネットなんかでお調べください、どうせありつけないだろうそば屋です?ので的確な情報は教えませんが、どうしてもと思われる方は予約が困難なことをキーワードの根幹にしていくと ”あぁここかな” というところに出会うかもしれませんぞ。
 山形にはそういう意味で ”幻のそば屋” があります。 ふらっと行ったりすると「電話してがらきてけろ」とか「せっかぐ来てけだんだがら一枚だげなら」とか愛想もクソもないところから始まって、「先週でおわたがら12月頃電話してみでけろ」なんてところもありました。 まぁ商売っ気ないところはいやはやなんともで、なかには不定休といいますか行ってみないと分からないというのもありますし、案内看板があっても店がない(探せない?)というのもありまして、ほんとはないのか案内がでたらめなのか今でもわからないところがあります。 モチロンやめちゃったんですが撤去忘れられた看板だけさらしものになっているというものもありますし、裏メニューといいますか気が向けば打ってくれるというのもあります、まぁ好きそうなオヤジがいましたら上手におだててみてください。 以前、銅谷そば の死んだオヤジは「んだな、2時過ぎで何にもない時だったら”特製”だしてもいいよ」と言ってました、だいぶ前の話ですが。


続 山形そば黄門漫遊記  その177       そばやの変革期・椅子席の増加・高齢化

2017年09月15日 | そばの脇道

 最近少しご無沙汰のそば屋に行くと「ほぉ~」とかへぇ~」と声を上げることがあります。 新規ならなおのことですが要するに以前はなかった ”イス席” が作られたり増えてきているのです。 まぁ若い人向けなのか、それとも年寄りや足の少しくたびれた方へのおもいやりなのかは分かりませんがたしかにそうなんです、まぁいいでしょう。 そういえば料亭なんかも結構そうなってきておりますし、ホテルや宴会場、チョット逸れますがお寺なんかも傾向としてはそういうのが増えてきているようです、見かけ足をふん投げられたり、しびれてひっくり返られるよりは良いのかも知れません。 たしかに座られてしまうと立ち上がる時見てられなくなって手助けしなければならなくなり、かといってそう思う本人だって他人様をお手伝いする余裕もない情けない今日だったりいたします。
 高畠の 掬亭 も、奥の広い部屋がイス席になっておりました。 ちょっとバランス的、イメージ的にまだなじまない気がいたしますが・・これまた”まぁいいでしょう。”   ただ、奥の部屋にあった机を手前の部屋に移したらしく、ゆったりとした雰囲気が少し窮屈に感じました。 春に桜の木を真っ正面にした『特等席』も、ちょっと後ろに反っくり返った時、後ろの席にお客さんが居た場合ぶつかってしまいそうで、これまたちょっとチョット・・ わがままな空間がお気に入りなもんでしたのですみません。 前にも言いましたが、掬亭は三奥屋という漬け物やの店で、ここ自体は郷土料理を謳っております。 ですので、米沢牛の牛丼とか天ぷら定食とか飯モノもいただけます。ただいずれにしても、体裁よく出される漬け物や季節の小鉢はホント結構けだらけ・・・なのでありまして、たしかにそばも腕が一段と上がっていまして”いいばっかし”なんですが、この御膳がうれしくて「ここに行きたい」という方を何人も知っています。 まぁこれは”あり”です。
 さて、前回書いた上平のそば花祭り行ってきました。 なんちゅーことはないのですが、お天気もイマイチでしてことしは420番までで打ち止めで、去年より少なかったようです。 「去年もっとあったよな」とつぶやいたら、となりのオッサン(関係者?)が、「んだがぁ? 招待うががった(おおかった)がなぁ」と言ってました。    ハァー?

 


続 山形そば黄門漫遊記  その176     山形の『冷やし』 

2017年08月31日 | そばの脇道

 今年は6月頃暑くて暑くてどうなるものかと心配していましたら、7~8月がなんとなく雨が多く西日本では災害まで発生し,わけ分かんないロングラン台風に結構やられてしまい、気がついたらお盆も終わってしまいました。 良いんだベガ悪れんだベガ、まぁ済んでしまったことでお天道様にはかないません。
   町のそば屋に『夏新そば』の文字が目立つようになりました。 また季節がやってきたようです。 今年はどうなんでしょうか暑さも雨も結構なものでして、一段とそば畑は増えたようですが話だけで実態がつかめません。 統計的にはかなり上位にランクされてきたようです。  
 一方、今年はラーメンがなぜか賑やかで、新聞やらテレビやら結構賑やかです。 冷やしラーメンがじわじわ人気が出てきたとかで、ちょっと名の売れたところは ”行列もの” でたいへんです。 もちろん私は相変わらずこんなもの、列んでまでは食べません。 それにしても『冷やし文化』とかで、この冷やしラーメン(冷や丼というところもある)、冷やし玉コン、冷やし肉そば、今年は冷やし天丼なるものまで出てました。 そういえば床屋の冷やしシャンプーも結構もてはやされていたようです。
 で、今更という気もするんですが”ぶっかけ”、まぁ定義のない冷やし?そば、納豆でもオカカでも何でもけっこう、私なんか”だし”をかけるのが好きですが人それぞれ、もとはネギだけの”冷やしかけ”だと思うんですが、天かすやらナンやらが載って、狸だの狐だの五目だの、、、、、、、そういえば冷蔵庫のない頃、夏の昨日の残りご飯は井戸水でしっかり洗って漬け物載せて、”冷や飯”とか”水ご飯”とか、山形は暑いところなのでそうなったんでしょう,要するに温かくないのは冷やしなんでしょう、、、か。 大概の店のメニューにはないとこが多いと思いますが、「"ぶっかげ"にしてけねがぁ」と頼んでみて下さい、もしかしたら半分くらいは「はいよ」と返事くれるんじゃないかと思います。ただ割と新しい店に行くと「ぶっかげってなんだぁ」とおっしゃる若いおやじもたまに居るかも知れません、まぁ今時ありでしょう。 もっとも皿盛りだったらぶっかけてしまえばそれまでなんですが。    いずれにしてももう秋、新そばの季節。 そば祭が気になる時期です、そういえば上平のそば花祭りの案内が来ていましたなぁ今年は9月の12日だそうです、案内の葉書ではことしも400枚、毎年そうなんですがもっとあるんじゃないかと思いますのでよかったらあきらめずにどうぞ    

 

 

 

 


続 山形そば黄門漫遊記  その174     いってみっぺ秋保!2017   仙台

2017年06月20日 | そばの脇道

 なんだかんだで仙台はよく行くのですが、そばは”仙山線ホームの立ち食い” か ”山形道のパーキング” がいい、てな感じでまぁたいしたことない印象であったのです。 しかし、近年山形のそば屋が進出して意外にうけたりしたこともあり? また、たとえば七ケ宿あるいは東蔵王の山沿いで頑張るば屋が増えたようで、チラチラ情報がはいります。 まぁラーメンよりは地方色、ローカル感、あるいは行きすがりの旅情を誘うのかも知れません。
 ある日曜日、やぼ用の途次秋保温泉近くをうろついてましたら張り紙一枚、 ”仙台秋保そばフェス2017”。 あぁこっちもこういうのあるんだなぁとうれしくなりました。 2日間やって段位認定会とかそば打ち名人大会とかがあるんだそうで、まぁ何処にでもあるヤツのようでした。 ケチつける訳ではないんですが、段位とか名人とかよく聞くのですが大したことないのがほとんどで、そん時そん時の人気一等賞で良いんじゃないかと思っています。 特に食い物なんかは ♪~ナンバーワンでなくって良い もともとおいら好みのオンリ-ワン でしょう。
 話が逸れましたが、今回のフェスは秋保産のそばだそうでして、ならばと思ったんでしたが時すでに遅し? それから知らない町で場所を探したんではoutミエミエ! でしたのであっさり断念、というのもたまたま進行方向ちょっと先に旗が数本ハタハタと「いらっしゃいませ」をしてましたので ご来店!。  先客がおられた関係で店の規模の割にしっかり待たされましたが、出されたそばは公称二八のこれまたしっかりしたモノでしたし、あとの話になりますが当然そば湯もけっこうでした。 ただ、ちょっとタレがどうなのか、たいがいどこでもそば湯を入れるとそれなりに鰹だしの香りがするのですがそれがない。 一回飲み干して作り直してみましたがやはりない。 思わず「ヘェー」と半分感心しながら味わってみると のどの奥の方で覚えのある”ヌルッ”、 ああぁコブか!、それにしても・・・! めずらしい。 聞いてみようかと思いましたが、まずめったに来ることないでしょうからということでやめました。 
   おまけの話です。 村山そば街道一番店 そばの陣じゅんさい に隣接する 大高根ねじゅんさい採取組合 で今年も直販が始まってます。 今年は500グラム1500円です、「まぁほとんど人件費」と言っています? 高いと思う人は一人1500円で救命胴着着て箱船に乗って頑張ってみてはいかがでしょうか。 一応 一時間 となってますが先日のオバチャンは 時間無制限取り放題! と言ってました。 ただしプロがとってる沼、、、 腰が痛くなりそうでどこまでもつか、、、 労多くしてなんとやら、余計なお世話ですが買った方が安くて美味いんじゃないかと思います・・・・・・はい

 


続 山形そば黄門漫遊記  その170    花見のそば 山形・霞城公園

2017年04月11日 | そばの脇道

 東京では花見も終盤とのことですが山形は 今からっだなぁ ということで大概はまだつぼみ、でも準備は進んでいる(今日は4月10日です)ようです。 年々花見客が増え たまこん の売上が上昇中の霞城公園もそろそろといったところです。東大手門は一部補修も済み、欄干にライトが付き始め、もうすぐ提灯やぼんぼりも付くことでしょう。 中に入ると上杉のカネタン追撃の それゆけ義光君 もこの時は花咲かじいさんではないですが、「咲けェー!」と木々にハッパをかけているようです。
 公園内は、出店も規制されていて飲み物食い物は持ち込むしかありませんが、周りの商店街や町内会などが見ごろの一時テントを張ってたまこんやら焼きそばなどを販売いたします。(お酒は持ち込むしかないようです) それからそばも販売されるようで、話によれば酒井の茹でそばなんだそうですが、結構いけると言われています。 期間中どこかでイベントがあり、その日は 寒晒しそば 販売されると思います。多分今年は15と16日でしょうがよろしかったら狙って行ってもいいんじゃないでしょうか。 確定は開花の日が ほぼ大丈夫 にならないと発表されませんが、まぁ狂いはないでしょう。 ”霞城公園 観桜会”で検索してみて下さい、桜の下でいただく蕎麦もいいもんです。


続 山形そば黄門漫遊記  その167     また乾麺の話

2017年02月27日 | そばの脇道

  年が改まっても別に変わりは無く、時が来れば腹がへり食べたいそば屋に行くんですがやっぱり人気でマチが多く、よその店に行きたくなってしまう。 はやらない店に行きたいのではありませんが、待ってまで”食べさせていただく?”ものはないのでやはり待たない店に参ります。 たかがそばですのでトーゼンです!!
 さて、山形のそば人気、事の初めは乾麺でしたとは何度かお話しました。 なのに 乾麺を売りにする店  に出あったことはありません。 まさか緑のたぬきを出せとは言いませんが、あってもいいんじゃないかと思うのは以前からであります。  「乾麺はどれがいいのや」とおたずねいただき、変化もあるだろうと思いあらためて乾麺を買い求めて食べ比べてみました。 今回は5品ほどなんですが、結果どれも商売になるんじゃないかという出来です(と思いました)。 で、どれがいいかと言いますと、結局南極放送局で 酒井のこんにゃくそば  が、、、普段混ぜ物とか練りこみものとこ馬鹿にしているくせに、、、美味い〜 でした。 念のため言っておきます、他がおいしくないと言っているんじゃないんです。 まぁあなたも一度お試しください、茹でる前にちょっと水につけてからやや硬めに茹でてください。 茹で上がったら水でよく洗って、ぬめりをとって締めていただきます、うまい! ただ、このそば高い、それでなくてもまけない(近頃はネットだと少しまける)、何時からだったか量を減らして150グラムなのに二人前とうそぶいている、とんでもない、なんせこんにゃくそばなんですぐ腹がへる、それでなくともそばは満腹感が長く続かないものなんです。 まぁやっぱり食べたいものは食べたいのでしょうがないから買うのですが、いつかお話しした キレッパシ で十分、いやそっちのほうが美味かったりして。 まぁ敵にすれば「文句あるなら結構です」なんでしょうし、そば屋の”盛り”にしたって一枚500円から900円くらいまであるんですから、文句も値段の内なんでしょう
  おまけの話で つゆ、これもまたゴチャゴチャありまして結局は好み、なんだかんだ言っても コレッ! はあるわけないのです。 最近は納豆じゃないのですが つゆ付 なんていうのもありまして、「余計なお世話」と思ったりもいたします。 ただ一方でいろんな ダシ も売られておりまして、お好みで少々垂らしますと安物のおまけつゆでも結構な物になることもあるようです。 ちなみに先代の黄門様のところは、やっぱり水戸藩(茨城)の三栄という会社の めんつゆ を使っておりまして、その影響をもろに受けてアッシのところもズーットそれで来ております。 山形では駅前のデパート、その地下の鈴木製麺の出店で売っており近いということもいいのです。 妙に味わい深く、最近見つけた昆布だしチョチョット垂らしていただくと・・・まぁなんです。