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続・山形そば黄門漫遊記

記載する情報は、一部のそば好きの食べ歩きによる個人的感覚の押し付です。嘘も少しはあるでしょうから文句はご勝手に。

続 山形そば黄門漫遊記  その204    終活2  

2019年12月24日 | そばの細道

 そばの生産量からニッポンを眺めてみると、ダントツの北海道を除くと長野、栃木、茨木、福島、秋田、岩手、茨木、福井、そして山形が千トン越えなんですが、気になるのはそれぞれがその時その時何処のそばを食っているかということであります。  結論から言いますとどこのでも良いんですが大事なことはうまいかどうかと言うことです。 山形でも地物でやっているところもありますが、大きいところは北海道が多いんじゃないでしょうか。 まぁ、その都度聞いてみるのも良いと思いますが、教えてくれない(わからない)ところ半分、適当が半分、、、、、冗談半分嘘半分とは言いませんがそんなもんでしょう。 『当店は地物でやっています』と貼ってあったり、即返事をくれるところがありましたら”味と香り”をしっかり覚えてください、山形でしたら『出羽かおりと最上早生』の区別がつけば上等! そば祭りなんかにせっせとお出かけになるとそのうちわかってくるかとおもいます
 
先日、テレビを見てましたら北海道の何とかいう駅舎の中の”立ち食いそばや”が出てました。 一大産地だそうでして、地物のそばを手打ちの”ゆで”にして提供しておりました。 さすがというかなんちゅうか北海道であります。 それでもピーク時の五分の一とかで、消費拡大を図って?ケーキやらソフトやらと頑張っておるところでして、あぁ思い出しました しんとく” といってましたか、根室本線で帯広のちょいと西の方だったと思います。
  山形にも産地を明記しているそば屋が結構あります。  自前の畑?を持っているところもあるようですが、通年地元産を出し続けられる所ってどんだけあるでしょうか、『ただいまは北海道産のそばを打っております』などと張り出してあるところを時々見かけます。 自分で選んだり、粉屋に勧められたり、なにせ打つのは本人ですのでどうにでもなるようです。 いつも言いますが要は腕、そして判定はお客それぞれ、「ん~まいべ」なんていうそば屋はだめ!、「ん~まいなぁ」といわれて”にこっ”とするそば屋がいいのです。
 
先日、山形そばのメッカ大石田の友が、『来迎寺在来』と道具持参で出張そば打ちをやってくれましていただきました。 なんと年季の入っていることかベリベリのグーググゥグゥグーで感激いたしました。かくも山形は名人だらけで盤石なのであります、たいしたもんだべ・・・・。

 とある教育機関のHPに居候したのが始まり、あれからもしかして30年?、ずいぶんいろいろ行ったし言ったし、いろいろ食べさせていただきました。  これからもまだまだ人生残りの時間にたっぷりいただきたく思いますが、まぁヘラヘラは大概にしようかと思います。 始めた時の黄門様も、助さん格さんも今はなく、弥七と八がかろうじてすすってます。 ながのお付き合いをくださいました方、ありがとうございました。どうぞお元気で山形そばに愛をくださいますようお願い申し上げます。
   今年も久司のそばで年越しです。

            と言うことで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・絶筆

                                                               令和元年 大晦日

 

 

 

 

 

 


続 山形そば黄門漫遊記  その203  

2019年10月04日 | そばの細道

 もともとは山形を北は最上から南の置賜まで、行ったり来たりの営業ついでに書き始めたこの漫遊記ですが、年月を経てこっちが年取ったと同時にあっちも年取ったわけでして、たとえば代替わりしたり、もちろんやめたり亡くなったりといろいろあるのです。  周りからは「もう書くことないんだろう、新鮮味もないし、参考にもならなくなった」と引退を迫られているこの頃であります。 ということでありまして、いわゆる ”終活” を考え始めました今日この頃でありまして、まぁ投げっぱなしにするかスパッと消すかということです。 結論出るまでいましばらくダラダラと参りますんで 「タラタラしてんじゃね~よ」  なんて  言わ・ない・の(ふる!)
  山形のそばをどう語るかは人それぞれでしょうが、結局食べ物は食べた人がすべてで人の評価なんて話の種ぐらいにしかならないものなんです。  食べ方にしたって、まぁ他人に迷惑かけなければ自由でとやかく言われるものではありません。 そばはすするのが当たり前で、”親父の打ったそば、こんなにいい音立ててるぞ” とすするのがマナーなんじゃないんでしょうか、まぁ通じないかもしれませんがこれはれっきとした文化なんです、落語見て聞いてご覧なさい。
 さて、西の方では雨で大変な事態だったようでしたし、まだ続いているとのことですが、どうも近年のお天気はおかしいような気がします。 来年はオリンピック、誰が決めたのかこのくそ暑いとき、山形は得意の  ”冷やし”  で お も て な し。 でも大丈夫なんでしょうか・・・・・・
 いつものことですが、赤提灯なんかでそばの話をしていると知らない方から声をかけられます。 県外の観光客だったりするんですが、お尋ねは定番の”どこがおいしいのか”がほとんどでして、お答えは前述の通りです。 ただ今年は車で来ていて、明日どんなコースで首都圏へ帰るかなと言うことでしたので、こんにゃく番所 へ寄って高畠の 掬亭 でそば食ってお帰りになったらと二度ほどお奨めしておきました。  旅先でふとそれらしいそば屋を見かけると、フラフラと入ってしまうことが結構ありまして、勝率(自己満足率)二割五分といったところですが、その地その地の味とか塩加減がありますのでなんともいえないところがあります。 多分よその方々は「山形は塩っぱくて食えねぇ」とおっしゃる方が多いのではと思います。
 ”むきそば(ソバの実)ってどうやって食うんだ” とのお尋ねがありました。 よく道の駅なんかで売っていますが、食べ方や調理法が書いてありません。 まぁ「こめどうやってくうんだぁ」と大してかわらない質問だと思うんですが、知らない人は知らないんでしょう。 米よりは簡単で、ちょちょっと洗って適当に水を足してコトコト煮るだけです。 水加減は見かけの2~3倍検討でしょうか、好きにしてください。 後はご勝手に、私なんかは”永谷園”にワサビをちょっと入れてお茶漬け風が好きです。 和え物風もよし、麦みたいに炊き込んでもよし。 いろいろやってみて下さい、アレルギーとやらにはご注意ですがまぁそば好きだったらなんの問題もないでしょう。 これもそばです・・・・・・・・・・・・・・   産直や道の駅なんかで買う時は、一応少し年配のオネエサンに「何して食うどん~めい(美味しい)べぇ」とお尋ねなってみて下さい。
  

 

 

 


続 山形そば黄門漫遊記  その199   無事これ名蕎麦屋

2019年05月22日 | そばの細道

 桜も終盤、霞城の 御衣黄(緑の桜も終わり、残るは西蔵王の 大山桜 というところでついでに蕎麦もと思い立って 大山桜(店) へ行ってみて、あっと驚くタメゴロー! ないないないそば屋が無い。 たしかにしばらく来ていなかった気はするのですが、それでも通りすがり、あったような気がするんですが、、、、、、         で、いろいろ聞いてみましたが誰も知らない分からない、まぁそのうち興信所にでも聞いてみるかといったところです。
 さて、初の10連休はいかがでしたでしょうか、”何したらいいのか分かんなくって疲れた” という声をそっちこっちで耳にいたしました。 あまりにもヒマで出かけてみたんですが、お昼時はそば屋とラーメン屋は列ばなければ食べられないという状態で、待つのがいやな私のようなわがまま者は、比較的名が売れていない店を狙い撃ちにして行ってみた次第でしたといいますか、これは追い詰められて出た”知恵”でした。
 その日もまぁどっかでそばでも食うかということでまずは東根へ、早めでしたが 伊勢そばはダメ!予想どうりで 森久もダメ!ダメダメで天童まで戻りましたが ”まぁこんなもんでしょう”で天童南の端っこへ、今さら何処でもいいというわけでなし、まさか目の前のイモ天(イオンモール天童)でファーストフードというわけにもいかず、しかたがない 帰えろかなぁ~♪ と思案橋ブルース・・・半分あきらめたところで浮かんだのが ”あきばや” 旧13号線を山形から天童へ向かいますと天童に入ったあたりが”高擶”という地区になりまして、少し進みますと左側に見えてくるはずです、今回は逆に北の方からですので天童の出口あたりで右側になります、しかもすぐ近くです。
 13号バイパスがメインとなり、県立病院前の通りも整備されましたので通行量が減ってしまい、すっかり田舎の食堂になってしまった感があります旧13号線沿いです。 山形市漆山にある 寿々喜そば屋 とともに以前からそこそこの人気店となっておりました。 残念ながら私の大嫌いな とり中華 が ラインナップいたしましたので 謹慎 を申しつけまして、結果このところ足が遠のいておりましたが、背に腹は代えられずその日は参った次第であります。
 そばは二八くらい?でやや太め、板盛りで量はやや多め、今の季節は仕方ありませんがホントはもっと香りが豊かなはずだったと思います。 そういえば天童のそば屋のお仲間は、山形の 寒晒しそば のようなうりで 寒中引き抜き蕎麦 なるものを厳冬期に提供しているそうでしてそれなりの評価を得ているそうです。 まぁ所以、手間暇、その他モロモロはネットなんかでお調べください。
 休日ということもあるんでしょうが、1時を過ぎても客足は絶えず出てった分はすぐに ご来店 というところで、前述のように交通事情で昔に比べて不利を被っているのですがご健闘のようでした。 こういう店は周りの環境にかかわらず、地味ですが無くなることはないのでしょう、唯一心配なのが後継者ということです。 最近多いんですよこの話題が、そば屋に限らずなんですが、、、、

 


続 山形そば黄門漫遊記  その198   荻の源蔵

2019年05月10日 | そばの細道

 いやいや久しぶり、日々の行動パターンが変わってすっかりご無沙汰になってしまった西置賜のそば屋達、小国・飯豊・川西・長井、、、最近は白鷹だって足が遠のいてしまっています。 こちらの老化もあるんでしょうがねぇ、、、
ということで、何を思いだしたか 源蔵 へ、外見はあまり変わりありませんが、中は年取っていました。 おやじが居ましたので、「久しぶりだなぁ」と声をかけましたら、「んだね、大分なるねぇ」と言われました。 「かぁちゃん元気だが」と尋ねましたら「すんだのよぉ、49日おわったばりだっす」との返事でした。 何年か前、最後に来た時はたしか老人クラブだかなんかでお出かけだったと記憶してましたので、相当の時が経っているようです。 そういえば先代のおやじが亡くなった時、「おやじの顔みえねぇな」との問いに「暮れにすんだのよぉ」と心細そうに言っていたのを思い出しました。  あれから三十数年になると思います。ご冥福をお祈り申し上げます。
 で、そばの方に移ります。 建物同様見かけはあまり変わりないような気がいたしましたが、こちらが少し年食いましたので何とも言えないところがあります。 少しやわらかくなったような気がいたしますし、タレがもっと濃かった?かな。 と、ここまでは感想で、んじゃどうなんだと言うことになりますと ”こちらの老化?” に合っておりまして ”たいへん結構” でした。
 あらかじめおかわりを頼んでおいたのですが、「ころあいを見てお持ちします」との返事でした。 以前は”さっさど食て席空けてもらわねど、待ってる人いるんだがらよぉ”ということで、おかわり追加最優先だったのですがそこの所は変わったようでして注文順となったようでした。 
 おかずはしょっぱ目の青菜漬け、そば湯は以前通りの結構濃い目で「いやいやとしょり(年寄り)はこんではらくっつぐなっづぁ~(腹いっぱいになる)」と昔誰かが言っていたのを思い出しました。  季節の天ぷらはありますが、懐かしのダイコン煮はありませんでした。 まぁここに限ってはそばだけで十分、欲を言えば ソバっ葉の辛子醤油和え が懐かしく、40年近く前になりますがはじめて来た時を思い出しました。
   山形から286号線で白鷹へ向かい、一つ目の長井トンネルを抜けたらすぐ左折、ゆかり屋 を左に見ながらまっすぐ進みますと10~15分位で旗が目に付くと思います。 村山のあらきそば上山の原口そば 並んで山形の田舎そばの 草分け   かな?

 

 

 

 


続 山形そば黄門漫遊記  その197    じゃがらもがら

2019年04月25日 | そばの細道

 だいぶ前の話になりますが、天童の じゃがらもがら という変な場所をお話ししたことがあったと思います。 変と言ってもまぁ簡単に言えば植生が逆になっている窪地というだけで、そこの底では石の間から涼しい風が年中吹き出しているというものでした。 じゃあ漫遊記と何関係あるのかということになりますが、その入り口に じゃがら村 というそば屋がありまして、そこそこですよということだったのです。 ただ、初めて行った時は真夏で、そばより ひやむぎ が美味しそうに見えましたので、そんな感想を書いたような気がします。 その後も何度か寄らせてもらいいましたが、以後はそばに執着いたしておりましておかずとしては主にニシン煮をいただいております、ゲソ天もありますし何も頼まなくてもワサビ菜とかなんかの天ぷらをおまけに付けてくれます。
 場所は高瀬から山寺へ向かうトンネルを通り抜け、山寺方面へ右折することなく直進、フルーツライン?へ入ります。 天気の条件にもよりますが、と言うより滅多にありませんが、まもなく11時くらい前方遙か彼方、葉山のズーウット右の先に鳥海山が見えることがあります、見えたら ラッキー とつぶやきましょう。
 そばは二八くらいかな、以前と少し違う感じがいたしました。 そういえばオープンしたての頃は打ち手が当番制ではないのだそうですが交替することがあると聞いたような気がします。 今はそうではないんでしょうが、ふと思い出しました。 総合的にはこちらが年を取ったことも加味して、そばもたれも食べやすくたいへん結構と申し上げておきます。
 次の日の話ですが、好き者との話で「昨日行ってきた」と言いましたら、気がつきませんでしたが 悪魔の鳥中華 もあったろうと教えてくれました。 まったく困ったもんです、鶏なんて絶対美味しくないんです、何度でも言います、私は決して食べません、大っ嫌いです。

 

 

 

 

 


続 山形そば黄門漫遊記  その195    さて・・・やぶ家

2019年02月19日 | そばの細道

 昨年気になった そばvsラーメン 、正月の状況を見ますと今年もやはりそんな感じでした。 そば屋は三日までお休みが多く二日からというのはまれだったような気がします。 まぁ文句じゃ無いですが、二日にはラーメン屋はけっこう開いておりまして、大混雑で列ぶのなんかまっぴらごめんの私でさえ同行者がおりましたので ”あきらめて” 20~30分ぐらい待ちました、今年も出だしはラーメンに完敗というわけです。 ある程度の規模のお買い物ゾーンで初売りが2日ですと、その近辺は敏感に対応するようです。 そんなこんなで一月もあっというまに過ぎてしまい早二月、山形は雪もたいしたことなくまぁまぁの冬です。たぶん ”寒晒しが” 進行中なんじゃないでしょうか。
 さて、今年は少し歩いて行ける所の話もしてみようかと思います。 もちろん山形駅中心ですが、市内循環100円バスもありますのでそんなものの利用も含めてみたいと思います。
 山形市にたった一つある都市銀行みずほに行った帰り、例によって「そばでも食うか」となりました。 その日はたまたま歩きでしたので歩いて行ける店を考えまして、先日久しぶりに 近江屋 へ行った事を思い出し、その近くのこれまた久々の やぶ家 に行ってみることにいたしました。 みずほを出て左へ、グランドホテルの交差点を左へ、T字路にぶつかって右へ、チョット行くと右側に近江屋があります。 その向かい側を左折、まっすぐ進み三つ目の十字路の左側に店はあります、歩き始めて10分くらいかと思います。 ちなみに今回のスタートみずほ銀行山形支店は、山形駅より市内循環の100円バスに乗り5つめの本町で降りるとすぐ向かい側右に見えるでしょう。
 街中のお店ですのでメニューはやや多めです。 かき揚げとのセットを注文しますが、このかき揚げは、まぁ一番薄いというかスッカスカ?で向こう側が見えるやつです。 パリパリ割っていただきますので、最後は皿を持って破片をそばちょこに空けますが、まぁこれが面白いというか美味いというかなんというかであります。 
 そばはいまさらどうこう言うことありませんが、唯一問題は ”ラーメンがうまい!”  いわゆるそば屋のラーメンなんであります。 その日はたまたま皆さんそばでしたが、側でラーメンすすられていたりすると・・・・どうぞご自由に・・・ 
 
おまけの話ですが、時間があれば季節とお天気と相談の上 もみじ公園 へ足を運ばれてもいいと思います。 そばやから歩いて10分はかからないでしょう、道はそば屋で聞いてみて下さい、名前の通りおすすめは秋です。  

 


 
  


続 山形そば黄門漫遊記  その183     伊とうや ・ 中山 

2018年02月04日 | そばの細道

 今年はいつになく 寒い。 山形の場合、雪はそれほどでも無いんですがそうでないとこも多いようでまぁなんとも言えません。 ただ昨年来のおかしなお天気のせいで野菜が結構なお値段となり、いろいろ問題があるようです。 ということで、いくらでもというわけでも寒河江へ買い出しに、そこそこの白菜キャベツが300円くらい、大根が200円くらい、やはり平年の倍近くしてました。 リンゴは峠を過ぎたかして中くらいのが5個入って一袋300円、こちらはこんなもんでしょう。 寒河江は産直と農協直売の2カ所を回ります、どっちがいいかはご自分で回ってみて下さい。
  そして帰り道、どっかでそばでもと考えながら112号線を山形へ、寒河江を抜けて中山町に入ります。 金沢蔵 へ行こうとしたんですが、最上川を渡っている時気がつきました ”冬は休みだった(たぶん雪掃きがいやなんでしょう)”     で、少々なやんでいると左側に『伊とうや』という看板が目に付きました。ここは比較的新しい店で、最初に聞いたときは「そば屋なんだが甘味処の看板もあって、あんみつやら白玉やら果てはアイスがあるので小さい子は喜ぶよ」と言うことでしたので、ちょっと遠慮しておきました。 まぁ機会があればとは思っていましたので、入ってみました、ちょっと早めでその日の一番客だったようです。 イス席も座敷席もありましたし、ちびっ子が喜びそうなキッズルームのような処もありました。    そば屋の ファミレス版 といったところでしょう、いいと思います。 ちびっ子も喜びそうなそば屋、山形ならありです、孫が一緒ならよろこばれそうなそばやでした。
 ところで聞いてみませんでしたが、そばは多分外注品だと思います。(違ったらごめんなさい) 量が少し多く感じますが、まぁそれで頑張ろうというならそれはそれで結構でしょう。 余談ですがここのオヤジ、お客さんの年齢性別を問はずたいへん愛想いいですよ。
 さらに余談です、最近ラーメン屋もそうですが  ”ランチタイムは大盛り無料”  普通で大盛りといった店が少々目に付きます。 大盛りも普通盛りと同じで700~800円ですのでお得感もあり人気もあるようです。 まぁそれぞれ何かかんかお考えのようでいいことです。
 さらにさらに余談ですが、恒例になっている寒晒しそばの冷水に浸す作業が今年も数日前にあったそうです、一段と寒い今年はさぞGOODでしょう、春を楽しみに待ちましょう。 この寒晒しそば、山形に限らず全国いろんな地方でやっているようですが、知らない人は当然知りませんので ”なんでそんなことすんの” と思う方が結構おられます。 正直私にも分かりませんが、分かる方は分かるようで毎年楽しみにしているようです。 並べて両方いただくと私でも分かることが多いのですが、それでも100%とはいかないのです。 こんだけ食って、こんだけヘラヘラ語って、まぁ実力こんなもんです。
 今年はもっと気を入れて勉強してみ・・ま・・・・・・・・・・・・・?????せん

  

 


続 山形そば黄門漫遊記  その182      食い始め 港屋・山形

2018年01月11日 | そばの細道

 新年明けましておめでとうございます

 ということで初詣にかこつけてまずは お食い初め。
 何処に行こうかとまずは東へ、何処も結構な入りようで駐車スペースがも見あたらない。 で、あきらめてバイパスを北へ。 まぁこんな日は目立たないところが良いだろうと東北中央病院のとこを信号左折、つくも に行こうとしたのでしたが、港屋 の前に来たら駐車場がしっかり空いていましたので予定変更!  こちらもチョイトご無沙汰でした。 なにせ鳥中華だし、かしわそばだし、かもそばだし、、、、鳥はだめだっちゅうにということで少し足が遠のいておりました。  店内はそれほど広くはありませんが駐車場は結構増えたようでした。 ソバ打ちのスペースがガラス囲いの中に見えます、道具は結構新しそうで実演は見応えがあるかも知れません。 メニューにおよその時節入りで寒晒しソバ天保ソバが載っています、よそでは見たことありません。
 まぁ正月ですのでそれはおいて置いて もり を注文、ここはゲソがないしニシン煮は高い(¥450)ので、どうせ高いならと穴子天を注文、やっぱり鳥でない普通のラーメンにした方がよかったかなぁなどと考えながら待ちます。 そういえば以前もここは来ると半分はラーメンでした。
 待つことしばし、そばは多分二八でしょう、皿というのか浅い鉢というのかに竹すだれを敷いてそばが運ばれてきます。 みためプリッとしていてもしか来たら100%に近いかなといった感じです。 季節柄しまりもよく香りも十分ですし、穴子天も脂がのってたいへん結構でした。 さて、山形で『港屋』と聞きますと結構多くの人が「谷地(河北町)ですか」と言うかも知れません、ただ私の知る限りでは谷地に港屋というそば屋はなかったように思います。 谷地となんかつながりがあるのかどうか聞いていませんが私も最初にそう感じたのを覚えています。 で、肉そば・・・鳥そば・・のイメージとなり退けたような気がします。 今年も言います鳥はだめです、美味しくありません、私は大嫌いで決して食べません! 
 話は今年も逸れますが、帰りがけ 酒井の例の店 ”めん工房さかい” によりました。 「こんにゃくソバの切れっ端無いか」と尋ねましたが、工場がまだ動いてないそうでありませんと言われました。 仕方ないので乾麺を少々買ってきましたが、いくつかの商品は同行者がそれはスーパーで買った方が安いよ、まったくここはわざわざ来てやっているのに何にもいいことが無い」といつもの怒りを口にしましたので戻してきました。  ハハハ

 

 

 


続 山形そば黄門漫遊記  その180      佐藤屋 ・ 山形  

2017年11月05日 | そばの細道

 行こうとは何度も思ったのに行けてないそば屋。 まぁ半径せいぜい本丸から半径200メートルくらいのナワバリ内ですとそうでもないのですが、チョットでもそこからはみ出てしまうとなかなか・・・・です。  まして散歩なんかでよく通る”裏道”は言い過ぎでも”脇道”沿いともなりますと、車社会の”田舎町”ではなかなか決心が付かないのであります、いっそ少し遠い方が良いのかも知れません。
 山形城址の東大手門を歩いて出てすぐ右折、100メートルくらいの左側に 芋子煮そば処佐藤屋 があります。 かすかな記憶では何十年も前に、当時すぐそばにあった県立病院にお見舞いかなんかで来た帰りにラーメンを食った記憶があります。 そしてこの漫遊記を書き始めた頃にリストアップはしましたし、、、 その店の前はしょっちゅう通るのでしたがなぜか寄ることはなかったようです。 見かけはまぁ 古い町の食堂 の体、中に入って見回しますと雑然としたなかに 大正時代から平成のついこの間まで使われた製麺機 との説明付きで何やら機械が置かれてありまして そば処 で頑張ってきたとは見受けられます。 メニューはいろいろあるんですが、とりあえず今回は もり、でもその日は腹が空いていたので大盛り希望。 「板って1.5それとも2枚?」と尋ねましたら「大盛り」との返事でしたので板にしたのでしたが、結果かなりの大盛りで腹一杯になりました、以後は普通にいたします。
 そばはたぶん二八くらいの標準的な町中のそばでやや太め、でもボソボソ感はあまりありません。 ただたれがちょっと物足りなく感じた(甘め?)のはたぶん看板のいも煮そばだと ピッタシカンカン なんじゃないかと思いました、何せ商標登録済みだそうでして次回はそちらを試してみたいと思います。 ところでオマケに ワラビの一本漬け がついてきます、そば屋だけにめんつゆで漬けるんでしょうが一般的なモノより多少赤っぽく見えましてたいへん上等です。 やっぱり歩いてきて一杯やった方が良いのかも知れません。 店内の写真で見ると月山に行って自分で採ってくるようですが、それにしてもご立派な ワラビの健康優良児 です。
 ふと思い出しましたのでおまけの話、秋は かけ もありの季節です。 どっかの 通 によりますと、新そばの出始め頃は 香り も 舌触り も のどごし も 違いが際立つ?そうでして、そうなんだそうです。 で、この10日くらい4軒トライしてみましたが分かったのか分かんないのか、、、言われてみればそうかなぁ~ まぁ私なんかこの程度です。 あ〜ぁ東京は新宿西口地下 梅もと のなつかしい匂いがしたような・・・・ あの頃50円だったよなぁ、京王プラザが鉄骨組んでいた頃。

 


続 山形そば黄門漫遊記  その179        じゃがらもがらのじゃがら村

2017年10月19日 | そばの細道

 めっきり秋めいてまいりまして、朝は 涼しい を通り過ぎて吐く息が白く見えたりして参りました。 雲一つ無い高い青空が眺めのいいそば屋へ誘います。 蔵王連峰が見えるところ、朝日連峰が見えるところ、月山葉山が見えるところ、川縁のあるいは沼やダム湖のそば、、、、、まったく良いところばっかりです。 鳥海山は?と聞かれましたがここは山形市、北方へ1時間、西へ1時間、上の方(たとえば蔵王)に1時間とか努力しないとこれは難しいのです。 しかし、何処にでもある穴場はここにもありました。 以前にお話ししたかも知れませんが車で20~30分、お天気次第で運転席の正面に見ることが出来る場所があります。 山形から山寺街道を進んで ”やまぶき” をチョット過ぎ ”奥の細道フルーツライン” へ左折、じゃがらもがらに向かいますとまもなく、正面の月山葉山の切れたところに運が良ければ見えるのです。 ただし下の方まで晴れてないと確率は低いというしかありません、天気が良いだけではダメなのです。 雨が降った次の日の天気が良い午前中とか言う方がおられましたがどうでしょうか。 ダメだったら本来の目的、じゃがら村 のそばを目指し4~5分前進。 おっと、途中に芭蕉の句碑とか休石とかありますし、脇道入っていくとお不動様がいくつかありますのでなんかの話の種にはなるでしょう。 
 じゃがら村はじゃがらもがらの入り口にある地域の交流センターで、農家レストランとなっています。 以前は農産物の直売なんかもやっていましたが、最近は町中に直売所が”バンバン”出来ましたのでその方は元気がなくなったようです。 ここのそばは典型的な二八の田舎そば、やや堅めの太め、歯ごたえ十分の優れものです。 ただ時々少し違いを感じることがありますので、もしかしたらこのような店でよくあることなんですが、打ち手が何人かいるのかも知れません。 褒めて取らす!はニシン煮で固め大きめで350円、良い味しています。 今はどうか分かりませんが以前真夏には冷や麦を出しておりまして、これもGood! 頭の隅に置いてて下さい。
 さて、おまけの話ですがこのじゃがら村から上に向かっていきまして じゃがらもがら に着くのですが、山歩きの好きな方は雨呼山というかつての雨乞いの山に向かいます。 一説には 姥捨て山 という説もありまして、頂上の薄気味悪さはたいしたもんですし、登り一辺倒の面白くなさは天下一品で二度と行きたくない山の一つです。 たしか以前にも書いたと思いますが、頂上のちょっと手前に ”龍神の池” がありましてこれがなんと直径1メートルくらいのもの、初めて札幌の時計台を見たときよりも言葉が出なかったことを思い出します。  精々汗かいてくたびれて、運転手がいる場合はもう一回じゃがら村で、にしん煮つまみに冷えたビールが良いなぁ。