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続・山形そば黄門漫遊記

記載する情報は、一部のそば好きの食べ歩きによる個人的感覚の押し付です。嘘も少しはあるでしょうから文句はご勝手に。

続 山形そば黄門漫遊記 その120   そば処 弁天-山辺

2012年07月21日 | そばの細道

 新聞に新規開業のそば屋の記事が載ってました。  場所は山辺町畑谷西の原、といってもピンときませんが所詮作谷沢、行けばわかる程度の所ですのでなんの下調べも無くふと思いたってある日突撃!  金、土、日だけやっているというので、ならば金曜日がいいという発想でしたがまぁ正解、並ぶことなく席に着けましたし、待ちも大してありませんでした。  県道狐越え線を白鷹方面へ進み、畑谷の大沼を過ぎてやや下りますと作谷沢の中心部へ行く標識のある交差点がありますので、そこを曲がらず(曲がってもいい)250mくらい行ってから右折します。程なくそば屋が正面に見えるはずです。
 この辺りは西山のど真ん中、典型的な山村とでもいうのでしょうか、記憶を辿れば一日5本位のバスが唯一の頼り、冬は”陸の孤島”的なところだったように思います、もっとも50年位前の話ですが。  マイカー時代の今では道路が整備され、県民の森、少年自然の家等もあり,今でもバスの本数はたいしたことありませんがハイキングだフィッシングだゴルフだと結構人が訪れるようになっています。 最近では”まんだらの里”をキャッチフレーズに、地元の大学生達となにやら企てておる動きもあります。 また、一帯はワサビの産地でわさび畑(棚というほどではありません)が点々とあります。 産直市場なんて気の利いたところはありませんので、農家の人がいたら「少し売らねが?」と声をかけてみてはいかがでしょうか、過疎のわりにはしっかりした商売をいたします。
 もともと話ではそば打ちが多いと言われていたのですが、前回の 狸森 同様商売にする人はいなかったようです。 ただことあるごとに何かの行事の際にそばが振る舞われたとか、そば祭りだとかのニュースを耳にしたり目にすることはありましたのでそば屋ができても不思議は無いと誰しもが思っていたところです。
  ところが現実は「たまにだったらやってもいいが、商売にして毎日毎日は勘弁してけろ」というのが本音のようでしたし、名人ももう少しの人も年々歳々欲が無くなって、「打ってかしぇんのより、飲んでかしぇでもらたほうがいいずぁー」(そば打ってお出しするよりは、飲ませてもらって食べさせてもらった方がいいのよ) となってしまったかどううかは知りませんが、、、です。 わかるでしょう。  村おこし町おこしの盛んな時節、だったら若手で誰かやんないのかなぁという思いはあったのですが、いきさつはどんなものにせよようやく一軒開店となったようです。
 行くことがありましたら、すこ~し調べてから行くと結構楽しめます。 何度も言いましたが水の名所ですので、わき水がそこここにあります。 空のペットボトルを持って行くと、今宵は七色の水割りをいただけるかも知れませんぞ。 畑谷の大沼のそばの県民の森の中央広場にある資料館みたいなところなんかでパンフレット集めたり、尋ねてみたりするのもいいかもしれません。 メインというほどの物は無いですが、この他に伏流水やら季節によっては蓮やそばの花、そういえば上海ガニはどうなったでしょうか、そして神様仏様までポツリポツリと見所があります。 因みにこのそばや、そば処 弁天 といいまして、近くにわき水とともに弁天様がお祀りされています、よく見るとわき水の中にも弁天様がおられます。

山辺町のホームページに湧水マップが出ています。 正確さは低いのですが役に立ちそうです。 
今回のお店は地図中の弁財天(畑谷)のすぐ近くにあります。
http://www.yamanobekanko.com/news/2011/03/110331.html 

 

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 行ってみたい人は、大家さん(株式会社 日本マイコンセンター山形)に山形駅前クラブ作成の【そばマップ2011年版】をFAXサービスしてもらいますので、請求してください。 忘れられるかもしれませんが、タダですので文句を言っても相手にされません。 メールでも何とか送れるようにしましたので、ご希望お寄せ下さい。 ただメールアドレスはお忘れ無いように。

 

 

 


続 山形そば黄門漫遊記 その119 本日開店 遊行庵

2012年06月20日 | そばの細道

 先日来、家の壁にそば屋らしき名前を書いたりしているのを見かけ気になっておりました。  しかし旗を立てるわけでなし、看板出すでなし、まぁそのうち分かるだろうと思っていましたが一向にその気配が感じられませんでした。  数日前、人が出てくる姿を見かけ、控えめに始めたのかななんて思って寄ってみようとしましたが、『本日定休日』の看板がありましたのでやっているらしいとの感触を得る事ができました。 それにしても”なんと控えめな店なんだろう”とあきれたというかなんちゅうか本中華、、、
 山形から白鷹へ向かう348号線、以前書きました よし亭 を過ぎて4~5分位かな、左側の民家に手を加えてそば屋ができました。
余所とはチョットちがう白地に黒の旗が何本か立っています。 中に入りますと二階の方で、誰かさんの所みたいに元気な ムダ吠え が聞こえてきます。
 このあたりは山形と上山の境で、少し先に行くと彼の”やまびこ学校(山元中学校)”があります。 たしか数年前に小学校共々廃校になってしまったと思いますが建物はまだあります。 秋になるとそば祭りが行われまして、正真正銘の いなかそば が振る舞われたのでしたが、今はどうなんでしょう、ただこの辺りには打ち手がわんさといるのは確かなようです。
 今回開業したお店は 遊行庵(ゆぎょうあん) といいます。 てっきりその田舎そばの流れかと思いましたが、聞いてみるとチョットちがう。 なんでも上山でそば教室なんかをなさっていた方だそうで、思い立って開業したのだそうです。  そばはやや太め、町風の板にきれいに盛られて出てきます。 初めて来たのでなんだかんだはこの次にするとして、じゃあなぜアップなのかといいますと

   「ここ何時から始めだの?」
   「はい、今日からです。」
   「2~3日前に来たら 定休日 の看板ででだどれ」
   「今日(6/20)は日がいいので、本日開店です」

 私が行った時、すでにお一人いらっしゃいましたのでたぶん2番目じゃないかと思います。
近いうちうるさいのを連れて行ってみますのでまた報告いたします。

 

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続 山形そば黄門漫遊記 その118 手抜きのお知らせ

2011年09月06日 | そばの細道

 続 山形そば黄門漫遊記も100回を大分過ぎてきて、「ネタ切れ!」の叱咤が増えてきました。
新しい店もポツポツ出来てはいるのですが、おほめをいただくには少し時間が必要なところが多いようで、
ここらでひと休み、と言うわけでもないのですが少々更新が手抜きになりそうです。
もっとも、やめはしませんのでお知らせしたいネタを見つけましたらご報告致します。

 相変わらず食べ歩きはしておりますので、チョット趣を変えまして、写真を中心にしてそば屋となんかの組み合わせで暇つぶしのネタ提供をしてみようと思います。 (私の暇つぶしかもしれません)

 まぁ良かったらそちらにもお立ち寄り下さい。

 http://sobakoumon.blog.fc2.com/

 


続 山形そば黄門漫遊記 その117 そばの脇道-タレ、つゆ

2011年08月23日 | そばの細道

 山形だからと言っておいしいものだけがあるんじゃないのです。 そばだって例外ではなく”恐ろしい”ものが入っているものがあります。 これまで何度も申し上げましたがキノコ”があります、そして”トリ”があります。 全くどこがうまいのかワカリマセン! ”大ッキライ”で決してタベマセン。  しかししかし、とは言っても残念ながら”ヤツラ”は、そこらここらで大きな顔をして人気モノになっているのです。 食べ物ですので人それぞれ、ん~・・・・困ったもんです。
  さて、今日のお昼はは『天つゆ』の話題になりました。 そば屋で天ザルを頼むと、塩類を付けてくれるところは別として、天つゆをタレとは別に付けてくれるところとそうでないところがあります。 あたしなんかは、濃い方がいいものですからそば猪口にそのまま付けて食べてしまいますが、「行儀が悪い」とか「そりゃ違うだろう」とおっしゃる方がおります。 どうでもいいことのように思うのですが、これはこれでなかなか難しいことのようです。   まぁ天ぷら料理となりますと、それなりの器に天つゆが出されまして、おろしなんかが添えられております。 ただ、前述のようにどちらかというと”濃い”方がお好きな方は、「醤油くれ!」といった調子で、ゴリッパなてんつゆ”は好まない方もおられるのもたしかです。  後でお話しいたしますが、天丼を考えればわかりやすいと思います。  やっぱりこれも好き嫌いの問題なんでしょう。 いつでしたか黄門様がまだお元気なころ、「天ぷらそばなんかは、そばつゆぶっかけて持ってくるのですから、そば屋の天ぷらは天つゆよりそばつゆの方が合うのかもしれませんなぁ」とおっしゃっておりました。 たぶんご老公は別物とお考えだったのでしょう。
 そこで、そば屋の天つゆの話に入ります。 『そばタレ』と『天つゆ』、別物なのかどうなのか? 最も単純な疑問であります。 2つ前のお話で”タレか醤油か、醤油かタレか”てなお話をいたしましたが、結論はだいたいその辺にあるようで、大概は成分面から言うと『同じ』ということのようです。 薄さ濃さ、その他若干の添加物、おろしなども大いに関係あるものなのでしょうが、そりゃそうですよねぇわざわざ別に作っても所詮同じようなものになってしまうんでしょうから。 ネットなんかで見てみると極端な話「そばタレを薄めると天つゆになる」と書いてあるケースがほとんどで、たまに天つゆの作り方を書いてあるところにしてもよく見るとやはり同じことが書いてあるようです。
 私自身もかなり近い考えを持っていますが、それじゃ「正解」にならないと言うことで念のため聞いてみました。  結論から言えばやはり”薄めた”というのがほとんどで、だしを入れたり、みりんをスコーシ入れたりして多少工夫をしているところはありますが、成分的にはまず同じと言うことでした。 まぁ共通して言えるのは少しを付けていることでしょうか、普通の食堂なんかにしたって、元(かえし?原液?)をどう割るかで全てが決まるようです。 最も甘作りが天丼のタレかもしれませんが、これはその店その店でトロトロ系からサラサラ系までさまざまなようです。 だし汁の他にみりんを使い、それでも物足りないので、砂糖なんかもスコーーシ入れるところがありましたし,ほんのわずかですが天ぷらにかけるタレはご飯にかけるタレとは違って、とろ味を付けているところもありました。
 ということでまずこの話題はこれにて一件落着と言うことでしょうか。

 話は少しズレますが、このブログのコメント欄にたまに質問をいただきまして、無視してるのではないのですが、そもそも本来返事すべき人が返事をくれませんで、結果ほったらかしになってしまっているのがあります。 文章は大概私が書いておりますが、何を書くかはその時その時行き当たりばったりでして、そば談義の中のなにかの”引っ掛かり”を取り上げているということになります。 いいわけですが、ネタを言った方の本意をわかんないで書いてしまうことがありまして、嘘は書かないようにしていると嘘ついている自分がここにおります。  まぁ結構いいかげんな所があります。 ごめんなさいと謝ってみても大して反省もせずにまた同じことを繰り返しておりますので、”こんなもんだ”とあきらめていただきたく存じます。  因みに今回ほったらかしてしまった件は、よく考えてみれば私のことですので即座にお返事できることでした。 「ありません」とお答えいたしておきます。

 

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続 山形そば黄門漫遊記 その116 そばの細道-なかや:オヒサー!

2011年07月21日 | そばの細道

 山形だけじゃないのですが、いや~な話が聞こえてきます。 放射能という悪魔そのもの! どうにも避けて通れないようになって来ました。 困ったもんです。 基本的に政治には無関心なのですが、国会なんかを見ていると思わず「そばがまずくなる!このばか者どもが」と怒鳴りたくなります。 幸いというか山形は影響が少ないようですが、深刻にならざるを得ない所もあるようです。 朝ドラの”太陽の陽子さん”の所と事情は違いますが、そば屋からそば粉が無くなってしまったらどうなってしまうのでしょうか、ましてこっちは”あっても使えない”ようになるかもしれないと心配する向きがあるのです。
  まぁ、心配ばかりしていても何でして、そんなことをしている内に今日もお昼が近づいてきます。 場所はちょうどジャスコ山形南店の真ん前です。 「なかや 行ってみようか、だいぶご無沙汰だけど、やっているんでしょう?」との発声があり、すんなり決まりました、何せここからだと1分位でしょう。 山形の南ジャスコを右手に見て東に進むと左側に山形第十中学校が見えてきます。 学校の敷地が切れた所を左折すると20~30m先の右側、まさに正門のの真ん前のちょっと先、すぐにわかります。
 このそば屋、できた頃(たぶん20年くらい前)からしばらくの間は、その辺に路上駐車が当たり前、よく学校から文句が来ないもんだと感心してましたが、やはりというか何というかそんなことは続く訳がありませんで、いろいろあったのでしょう。 いまでは店の周りやご近所にそこそこ駐車場が確保されております。  いつだったか、おまわりさんの姿を見かけて素通りしたことがあった気がします
  建物の中は以前のままで、廊下右手に広間、ここがいっぱいになると少し奥の左の方にもう一間があり、そこそこ人数は入れたはずだったと思います。 メニューを見ると以前に比べて結構賑やかになっており、ぶっかけ風の冷やし狸やら、私はあまり好きではないので詳しくは書きませんが、”かわりそば”なんかもあるようです。 さて例によって大盛りにして頼んだものでしたが、前のイメージで頼んだものでしたので、出てきてチョットびっくり! 細め白目のやわらかなそばだったと記憶していましたが結構固め、細すぎず、白からずでした。 尋ねてみましたが、「打ち手が変わりましたが比率は変わらない」そうで、どうやら私の記憶違いだったのでしょうかとも思いましたが、そば黄門part1を見てみたら”この手のそば屋にしては珍しく細くやわらかなそばを出します”と書いてありました。 私の感覚が変わったのでしょうか・・・・、まぁいいでしょう、しかし・・・・・。 もちろんそばはたいへん結構で一切文句はありませんし、タレもこれまた結構でそば湯がたいへんおいしく感じます。 そば湯はたてながやや大きめ、こちらは記憶通りの白磁風の水差し?のような容器にたっぷり入って出されます。 
 いつも申し上げますが、ともすればこの4月から7月くらい、言うなれば夏そばが出てくるあたりまでの季節、保存期間も長くなり、気温が上がって湿気が多くなり、結果として香りがグンと落ちてしまう、そばにはチョットつらい時期なのですが、最近は保存の技術?が上がったというか研究が進んだというかで、以前に比べずいぶんおいしくいただけるようになっているように思います。 
  さて、問題の記憶違い?の件ですが、後で戻ってからネットで見てみましたら、”当店の麺は全て田舎粉に更科粉(真っ白い甘みの強い蕎麦粉)をブレンドした二:八蕎麦で、中細切りです。甘みの有る中細ながら手打ち特有の歯ごたえとコシの有る麺となっておりますとなってました。 さらに見ていくと販売品目の中に『更級そば』というのがありまして、一応見てみましたが、”そこまで”白くは無かったと思いました。 やはり、少し時間をかけて、足を運んで見るしかないようです。 たぶんこれもまた楽しみの一つになるんでしょう。
  それにしてもこの店、前述の通りいろんなメニューが増えたようでした。  また”変わりそば”なんかは、紅きりをはじめとしてその時々で”季節のそば”を提供しているようです。 機会がありましたら、そば会など開いてみてもいいかもしれません。 ただし、当方の注文を受けてくれるかどうかチョット気になります。 まぁ少し通って仲良くなって(むこうが断りにくくなって)からということでしょうか。  土曜の昼下がり、飲んで食って”お手入れに金のかかっていそうな”お庭を眺めて、、、きっといいことありそうな気がいたします。


続 山形そば黄門漫遊記 その114 そばの細道-中山・金澤蔵 

2011年04月27日 | そばの細道

 とてつもなく大きな地震に見舞われ、最悪のパターンで大津波・・・これだけで十分なのに 原発!? 何がおきているのか、もしかしたらみんな理解していないようにさえに感じます。 まして、年中揺れているような気がしてどこか不安なのに、揺れや緊急速報に慣れてしまって一寸くらい揺れても食べている箸を休めることもしなくなってしまった自分に気付いてあきれてしまうのです。   困った事態というか、ある意味で危険な状態になっています。 幸い山形は津波にも原発にも縁がないようなところですし、震度6くらいではつぶれる建物もまずないようです。 でもこれでいいのか、いいわけはないのですが。
 別に自粛したわけではなかったのですが、なんとなく食べ歩きもお休み状態でした。 あれから一月以上が経過し、桜咲く日々となり、久々にそばやを訪れる気になりました。  
 見上げると太い梁が何本もあり、頑丈そうな蔵の中でそばをいただきます。 たぶん二八くらいでしょうかやや白目のできあがりです。 太打ちと細打ちがありまして前者の方が50円ほど高くなっております。 ちょっと珍しい値付け、今日は細打ちをいただきましたので次回は太打ちを食べて、どこが50円安いのか意識してみたいと思います。 たぶんわからないので聞いてしまうと思いますが、おもしろい話でしたらいずれ書いてみようと思います。 
 山形から112号線を寒河江方面へ、山形を出て中山町に入ります。 少し進むと右側に 金澤蔵 と書いた看板がありますのでそこを左折。 やがて羽前金沢という無人駅が見えてきます。 線路を渡ってさらに進むとやがて道が細くなり登り坂になりますが、そのちょっと先にそのそば屋はあります。 
 以前お話しさせていただいたと思いますが、このあたりは山形市から見て西山の麓水が結構いいのです。 この山並みは一番高い山で980mの白鷹山という虚空蔵様を祀る御山で、そんなに険しくもなければ、”深い”というわけでもないのですが、水が豊富でしかもおいしい水がそっちこっちで湧くところなのです。 少し上の方に作谷沢というがありまして、その水を使ってワサビの栽培もなされております。 たぶんそこのものなのではないかと思いますが、ワサビがおいしいと感じました。 まぁ、おろし方がうまいのかもしれませんが必要以上にツンとはきませんで、おかげでそば湯が大変おいしくいただけました。 そういえばタレもカツオがそんなに強く出ていませんで、そのせいだったのでしょうか。  話が前後しますが、こういうワサビはそばに付けてからたれに浸けていただくのがいいように思いました
 さて、メニューに野菜天350円というのがあります。 野菜だけで動物性タンパク質をお望みの方には物足りないかもしれませんが、結構量がありますので私には十分でした。  どこの店にもありますが、テーブル上にに七味なんかを置いたトレー(?)がありまして、定番のものと一緒にお茶飲みでもそば猪口でも、まして酒飲みのお猪口でもなさそうな茶碗が重ねてあります。 手に取ってみましたが灰皿でもなさそうでして悩んでしまいました。 結局のところ尋ねてみましたら、天ぷらに付けるシオを入れるのだそうです。 言われてみればですがそのトレイの上にはちょっと場違いのような『食卓塩』のビンが”デン ”とありました。  まぁどうでもいいのですが、要は雰囲気ということもありますので、できれば岩塩とか抹茶塩とかの方が・・・というご意見が出てきそうな感じでした。  ところでここの京ニシンは300円で大変結構です、まぁいつも言いますがどこでもこのくらいでお願いしたいものです。
  大災害の直後ですが約束された春はやってきました。 桜が咲き乱れ、見た目は平和な春暖の候、今年は雪が多かったようで、山菜は一週間くらい遅れるようだと名人が言ってました。  傷んだ気持ちを慰めてくれるようなのどかな風景が続きます。 百年に一度どころか何百年、もしかしたら千年に一度の不幸さえ乗り越えてきた古代桜に会いに行けば、少しは元気になれるかもしれません。  どうせ世の中も連休です。 毎年同じことですが、桜を眺めてそばを食う、たとえばここ金沢蔵ですと国道はさんで反対側、須川べりの お達磨の桜 なんかはいかがでしょうか。  どっちを先にするかは人それぞれです。

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続 山形そば黄門漫遊記 その113 そばの細道-それからの源蔵

2011年03月10日 | そばの細道

  まぁ以前はお仕事やら何やらで、そちらの方へ行く用事がありましたのでチョコチョコ寄らせてもらっていたのでしたが、状況の変化で行くことが激減してしまい、最近では”年に1~2回がやっと”になってしまっておりましたが、折りに付け思い出してはおりました。 何と言っても田舎そばに嵌ったそもそもの店が 源蔵 だったのです。  代も替わり、店を取り巻く道路環境も変わりましたが、百姓家の店だけは時間が止まったように『あの』ままです。
 以前の調子で「2枚ね」と注文しましたが、ふと目についたお品書きに”半盛り”というのがありました。 いつからなのかは分かりませんが、ここは大盛りなしだったはずで、一枚一枚追加というシステムだったのでした。 また、天ぷらとか大根煮が書かれてありますがこういうものも昔?は無かったのでした。 いろんな人が来るようになって、少しづつお客の要望を聞いていったからなのでしょう、たしかに「大盛りないの?二枚じゃ多いし」の声は何度も聞いたことがありました。
 たしか以前にもお話ししたことがあったと思いますが、初めて来たときは友と二人でなんと4枚ずつ食べたのでした、、、あれから30有余年、結果としてもはや2枚でも多すぎる体になっていおりました。 さらにさらに、そろそろ終わり近い青菜漬けと、オマケの煮物でドロドロのそば湯を飲んで”お腹ぱんぱん”になってしまい、次回からは「1枚半」にしようと反省し、悲しいかな時の流れを感じざるを得ませんでした。
 さて、その日は少し遅めに行ったせい?もありお客さんの姿も僅かで、足を投げ出してのんびりさせてもらいました。 見回すと相変わらず芸能人や、どっかの社長さんなんかのサイン色紙が目立ちます。 これも相当前から貼りっぱなしの物もありまして、往年の『かわいこちゃん』もかなり”しょっぱく黄ばんだり見るからに古くなったり、変色しかかっている状態をこう表現することがあります)なっています。
 しばらくするとそばが来ます。 「ん!」、チョット見かけが”弱い?”。 食べてみると少し柔らかに感じます。 まさか茹ですぎでもないでしょうがチョット「違う!」と感じてしまいました。 少し変わったかな?と思いましたが、だいぶご無沙汰でしたので、そんな訳ないだろうと思いつつ2枚目に箸を付けて安堵したのでしたが、その2枚目が途中から”腹くっつぐなった”(腹イッパイになってしまい)わけでしたので、まぁその日はそんなものでした。  出てから思い出を辿ってみましたが、もうチョット”黒かった”のではなかったかなと思うこと頻りでありました。
  こういうことはタマにありまして、しばらくぶりに行ったのにも拘わらず昔の思いが強いと、「変わった」とか「落ちた(味が)」という表現になることが多いのです。 もちろん自分が変わったのは”棚に上げて”の話しですので、結論から言いますと”もう一度無理しても来る”か”身近のそば好きに噂を聞いてみる”のが一番です。 まぁでもそんなことどうでも良いような気がしますがいかがでしょうか。 
 そこそこの年になると、お酒は『ドクターストップ』になったとか、『たばこはやめた(やめさせられた)』とか、さまざまな変化が老いと共に体を『いたわる(いじめる)』ことを強いられる話しを耳にします。 それだけではないでしょうがいろいろあるようでして、なんだかんだと”食う方”も変わってきているということなのでしょう。  やはり水の温まない内誰かと来てみることにいたします。
  帰りがけ勘定しようと”いろりの部屋”を開けてみたら、これまた記憶より”スコ~シ”コロッとした感じでカーチャンがおりました。 「元気だがぁ」と声を掛けましたら、しばらぐだねぇ」ホントに覚えていたかは別としてニコニコして、「オラも80なたがらよはぁー」に始まって要するに”年をとってしまった”と、愚痴とも何んともよく分かんないことをしゃべっておりました。 「俺だって初めてこさ来てがら30年できけねがらしよないべ(私だって初めて来てから30年以上なるのですからそれはそうでしょう)  「あんどぎ4枚食ったけげど、今日は2枚食うのが大変だけずはぁー」(あの時は4枚も食べたのでしたが、今日は2枚食うのが大変でした) とこっちがこぼして見せたら、だな、いっぱいくてけろなぁ(そんな事言わないでたくさん食べて下さいな) と営業はしっかりされました。

  今回のをアップしようと思った日に大地震が起きました。  ホントに全くたいへんな事態です。
のんびりそばの食べ歩きに出かけられる日が早く戻ることを願うばかりです。

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続 山形そば黄門漫遊記 その112 そばの細道-山形・無想庵

2011年02月09日 | そばの細道

 そば仲間に「行って見ろ、行って見ろ」と言われても、いろんな事情でなかなか行けないでいるお店が何軒かあります。  その一つ   無想庵つくもそばきり  にやっと行ってきましたという話しです。 たぶんこの一~二年で10回くらい素通りしたと思います。 なにせ店の前の駐車スペースが2台しかないので、止められなかっただけなのでしたが、こういう場合もあるのです。 もっとも、先日やっと入って聞いたところによりますと、駐車場はすじ向かいと脇を入って裏の方に何台かづつあるのだそうです。 何と言うことか、、、まぁいいでしょう。 
  護国神社の大鳥居を左に見て馬見ヶ崎橋を渡るとすぐ道が分かれます。 左が山寺街道ですがここは右?(真っ直ぐ)の方へ進みます。 2~300mくらい先の右側にありますが、そんなに大きくはないし、地味というわけではありませんがあまり目立たないので、見落とさないようにして下さい。  店はこじんまりとした感じで落ち着きがあります。 入って右側の方が一応禁煙席の張り紙がありましたので、たばこを吸う方も安心して入れるようです。  注文して待っている間にレジの所にあった”のうがき”を読んでみましたが、そば粉からタレ、薬味にいたるまでまで結構拘りがあるようです。 中でも『いつも打ち立てをご提供いたしますよう、少量生産を心がけておりますので、売り切れた場合は少々お待ちいただく場合もございます・・・・・』の下りはたいへん結構ですし、『大勢様でご来店の節は、前もってお電話いただければ・・・』と書いてあり、どんなものなのか人数集めて一度ぜひ試してみたくなりました
 そばは十一(トイチ)と書いてありました。 厳冬のど真ん中でしたので水も冷たく、ギッチリ締まってたいへん結構でした。 ところでメニューに『京にしん』と書いてありました。 山形では普通”にしん煮”と表示され、ものはやわらかい出来上がりとなっている場合が多く、どちらかというと”硬い”歯ごたえバッチリ等というのはあまり見かけることがないのです。 以前にも話題として取り上げたことがありました。 私なんかは”京にしん”ということになるとけっこう硬いイメージがあります。 いわゆる”にしんそば”ということになると、イメージとしては温かいかけそばの上ににしんが載っているというものになりますので、山形の多くの店にある”やわらかなにしん煮”ですと箸でつまむと『ほろけて』(くずれる?)しまったりいたしますので、別の皿に分けて出したりすることもあります。  一方、硬い方はネットなんかで見てみると”棒煮”という表現も見受けられますようにしっかりとしておりますので、最後まで崩れることはないということなのでしょう。 まぁ京都も昔は海からのなまものがあまり入らなかったらしく、にしんなんかは身欠きにしんなどの乾物を戻して使ったということでしょうか、お好きな方は少し研究なさってみて下さい、この京にしんが硬いか軟らかいかだけでも結構いろんな考え方があるようでこれはこれで面白いものです。  余談ですが私の周りでは、私の好みに反してやわらかければやわらかいほど「おいしい」とおっしゃる方の方が多いです。
  さて本題に戻します。 正直「そば湯がうまい」と感じましたのでおかわりをいたしました。 最初に持って来てくれた『湯桶』が小さかったせいか、少しさめてしまったのもありまして”熱いの”に換えていただきました。 なんというのか”なめらかな”かおりがするのです。 拘りの山葵をチョット溶くとたいへん結構な香りもいたします。 後で前述の”のうがき”を読んでみましたら、『そばが主、つゆは従との考えで昆布や鯖節等を使用せず、鰹枯本節いっぽんの仕立てでございます』と書いてありました。だから感じがこれまでと違ったのかどうかは分かりませんが、そうなんだそうです。 もちろん良いか悪いか好きか嫌いかは人それぞれ、行ってみて飲んでみて「ふ~ん」と思ってもらえればそれで結構です。  またまた余談ですが、この店 は”無想庵つくもそばきり” となっています。 ”つくも”が気になったので「お宮さんとこの”門前つくもとは親戚かなんか?」と尋ねてみましたら、向こうさんはここから分かれていったんだそうです。 最近”つくも”とつく店が何軒か見られますが、それはさらに向こうさんから分かれた店なんだそうです。 要する『本家』なんでしょうか、まぁどうでもいいことです。 どうでもいいこともう一つ、ここはそもそも”なんでもあり”の食堂?が始まりなんだそうでして、二代目さんからそば屋になったんだそうです。 だからどうだということは何もありませんが、そうなんだそうです。


続 山形そば黄門漫遊記 その111 奥のそば道-あけおめ・・?

2011年01月19日 | そばの細道

 年越しそばならぬ年始めそば???、やはりそばは寒い季節がいいのかも知れません。
さて、今年もこの漫遊記はいろいろ話題提供いたして参りますが、正月に「もうネタ切れだろう」とか「ズルズル引きずって新鮮味がない」とのご批判がありました。 まぁ感じていたこともありまして「ドキッ」っといたした次第でありましたが、さらに「そもそもこんなもの、見る人がいるのかよ」とのお尋ねがありました。 どうでもいいことですし、あまり気にしてはいなかったのですが、例によってイッパイやっておりまして、一緒にいた方も興味があるようなことをおっしゃるものですから、ついついお披露目してしまいました。 結論から行きますと、『アクセスランキング』なるところを時々見ていたものですから大体の数字は分かっておりました。 まぁ平均して最近は一日40~50人の方が見て下さるようですがそんな程度です。 ですので、たまに200とか300人となることがありますと、こちらの方がビックリして”なんだろう”と思ってしまいます。FAXサービスもこれまで500件位はいたしましたので、多少は”山形のそば観光に貢献しておるかのう”と思う時もあるのです。
  今年の一番そばは、家で”酒井のこんにゃくそば”でした。 なお、去年の最後はいつもの通り山形駅前のデパ地下で買ってきた鈴木の”高い方”です。 もっとも年越しは、何処かおいしいそば屋から”買ってきて欲しい”という声も聞こえてくるのですが、もうどうにもこうにも『Maxメンドクセェ!』、なにせ冬の山形!そんな時に限って”どか雪”だったりするのです(かつてしたのでした)。 さらに若いころ?はどうせ行くならととことん拘って、白鷹や村山なんかに頼んでしまう”実にいい性格”をしていたものですから、疲れ果ててしまい何時のころからか止めてしまっのでした。 余談ですが、この”デパ地下のそば”はやや安いのもありますが、これは高い方がいいと思います。しかも「今日持って来たのくださいね」くらいは言って、出来れば”生きのいい”のをgetした方がいいと思います。
 年明け山形は結構寒い日が続いておりまして、冷たいそばなんて食うやつがいないと思いきやとんでもない、お昼のそば屋はどこも人気で、行きたい所は結構混んでいます。もちろんラーメン屋も相変わらず人気で、特に今風?のお店は大したものでして、並んでまでは決して食べない私には、考えられない状況を見かけることが多々あります。 余談ですが、山形のラーメン屋でゆで卵を付けてくれるところがあります。1個10円とか、10円で食べ放題とか、まるっきり食べ放題という所もありました。そばで見ていたら一人で6個という方がおられました。 ゆで卵6個食べてから食う味噌ラーメンの大盛りってどんなものなのでしょうか。
 話は変わりますが、そばの食べ方の一つ”そばがき(かいもち)”が最近注目?されているようです。 そばは打てないけどという方でも、これならと思えるのかも知れませんし、味付けや掛ける汁に個性あふれるものが通用する?のかも知れません。 挑戦なさる方は、この『続山形そば黄門パートⅡ』の一番最初に新庄の庄司そばで拾ってきた作り方が書いてありますので参考にして下さい。 左の欄でバックナンバーの一番最初”2006年6月”をクリックしてもらえば出て来ます。  ただし、なにを付けても掛けても結構ですが、あくまでも自己責任でお願いいたします。
 同じように最近むきそばを出されるケースが目立ってきています。 どちらかと言えば
これは庄内の方が有名で、その食べ方、だし汁の味につきましてはいろいろ聞いておりました。 たぶん内陸の方でも出羽かおりをはじめとして、そばの収穫量が増えてきたのでそんな食べ方にも気が回るようになったのかも知れません。 味付けによっては実にお酒に合うように思いますので今年は少しむきそばの話題も提供いたしたいと思います。  スーパーなんかで買ってきて、勝手に味付けしてもおもしろいようですし、個人的には少し酸味がある方がいいようには思いますが、これまた自己責任で。
  まぁ何のかんの言って、結局今年もスタートは 久司 になりました。最近さらに腕が上がったようで、行く人行く人が褒めています。 夕方は6時半位から開いていますが、9時位までは大概お客はパラパラです。 そば湯でそば焼酎割って、漬け物と天ぷらや卵焼きつまんで『豊かな時間』を過ごせます。
 遅れましたが ことよろ  (あけおめもことよろもやっと意味が分かった次第です)

 


続 山形そば黄門漫遊記 その110 奥のそば道-ことし

2010年12月17日 | そばの細道

 大家さん(日本マイコンセンター山形)が引っ越しました。 東の松山から駅の西側の方へ、駅からは歩いて6~7分のところだそうです。 20年ぶりの移動で、また駅近くに戻ってきたということです。 そちらの方のそば屋の事情もだいぶ変わりましたが、まぁ我々はチョコチョコ行っておりましたので、あまり違和感はありません。 ただ、駐車場の関係で寄れなかったところはありましたので、これから急がずにご案内したりお供したりしてまわってみたいと思います。 見落としなんかが見つかればなおいいなぁと思っております。
  さて、なんだかんだといろいろありましたが今年もあと僅かとなって参りました。今年の新そばは出来がいいのかどうだったのでしょう。 かなりバラツキがあったようで評価はマチマチとなっておりますが、私なんかはまずまずと思っております。  そう言えば、以外と知られていないことのようですが、山形のそば屋は発送してくれるところが結構あります。 最近は輸送手段の進歩で、結構遠くまで送る人がいるようです。 まぁ積極的にはしていないところもありますが、お気に入りのそば屋がありましたらまずはお聞きになってみたらいかがでしょうか、こごは発送してけんだがぁ(そばの地方発送してくれますか)」ってな調子でいいでしょう。 それと茹で時間だけはしっかり聞いて下さいよ。
  振り返ってみて今年の山形は、お米の新ブランド”つや姫”があったものですから、少々そばは影が薄かったようにも感じております。  一方で、新規開業もありましたし、以前申し上げました”横綱級”の三津屋、庄司屋が前者は県都の玄関”山形駅ビル”に、後者は中心部の新名所”御殿堰”に店舗を開き、たいへん好評と聞いております。  まぁ一般的に言って山形の人は並んで待つのがキライですが、時間によってはそんな現象が起きていることもあるようです。 そう言えばラーメン屋の行列をテレビでよく特集なんかで流すものですから、”それが当たり前”と勘違いしてしまう方もこの頃見かけるようになりました。 店の外に待たされる姿は、季節や天気を考えれば”お気の毒”ですし、だからといって「早く食え」と聞こえてきそうな店の中で待たれるのもどうも・・・で・・なん・・であります。 いつも言いますが、並んでまで食わなきゃなんないものなんて、そうはないと思うのですがいかがでしょうか、まぁ余計なお世話でした。  余計ついでですが、今回新規開業した店のどちらかというと悪い方の評判?を一件づつ書いておきます。 前者は駅ビルの中なので「水がぬるい分締まりが悪い」後者は「チト高い?!」のだそうです。 まぁ山形を代表するそば屋ですので何か対応は期待できるとは思いますが、  因みに私はまだどちらも行っておりません。
 話は変わりますが、そばと言えばお酒は切っても切れないお友達、今年はその山形のお友達が結構目立った年のような気がします。 どこそこで”賞”をもらったとか、山形やついくつも入賞したとか、 何と言いましても水と空気、お米と季節、そばもそうですが山形は普段から”うまいもの”を何気なく口にし、目に触れ、肌に感じているからあたりまえすぎて気がつかないだけで、相当いいものを口にしているように思います。まぁ”好み”がありますので、人それぞれなのでしょうが確かにそんな気がします。 もっとも私のお薦めするお友達は、”賞”とはチョット縁遠いような気がしておるのも事実でありますが。
 昨日駅前クラブの”そばマップ2011”が届きました。これも毎年毎年大して変わっていないようで、結構変わってきております。10年くらい前のやつを見ると歴史と言うのでしょうか今は亡き”オヤジ”や”バーサン”の顔が思い出される所があります、さらには今はもう無い店の建物の様子等が浮かんで来るところもあります。 そんな店を思い出すときは不思議なものであの日の天気まで思い出したりします。 もちろん私どもの側でも”あの時一緒に行った人”が何人も思い出されてきます。  たしかこんな事言ってたななどと言うことまでハッキリと甦ってきます。 たかがそば、されどそば、まぁそばに限ったことではないのでしょうが、こんなことを思うのが楽しみであったり、今は亡き仲間への供養なんでしょうか。 
 毎年のことですが、「山形駅前クラブ」作成の『そばマップ2011』が多少余計目にきましたので、ご希望の方がおられましたらお送りします。 郵便料は大家さんが負担してくれるとのことです。 大した物ではありませんが下のFAXサービスをクリックしていただき、感想の欄に”郵送希望”とお書きの上、ご住所とお名前をお知らせ下さい。
  どうぞ良いお年を。 

そば黄門漫遊記PART1はこちらから>>

 行ってみたい人は、大家さん(株式会社 日本マイコンセンター山形)に山形駅前クラブ作成の【そばマップ2010年版】をFAXサービスしてもらいますので、請求してください。 忘れられるかもしれませんが、タダですので文句を言っても相手にされません。 メールでも何とか送れるようにしましたので、ご希望お寄せ下さい。 ただメールアドレスはお忘れ無いように。