新聞に新規開業のそば屋の記事が載ってました。 場所は山辺町畑谷西の原、といってもピンときませんが所詮作谷沢、行けばわかる程度の所ですのでなんの下調べも無くふと思いたってある日突撃! 金、土、日だけやっているというので、ならば金曜日がいいという発想でしたがまぁ正解、並ぶことなく席に着けましたし、待ちも大してありませんでした。 県道狐越え線を白鷹方面へ進み、畑谷の大沼を過ぎてやや下りますと作谷沢の中心部へ行く標識のある交差点がありますので、そこを曲がらず(曲がってもいい)250mくらい行ってから右折します。程なくそば屋が正面に見えるはずです。
この辺りは西山のど真ん中、典型的な山村とでもいうのでしょうか、記憶を辿れば一日5本位のバスが唯一の頼り、冬は”陸の孤島”的なところだったように思います、もっとも50年位前の話ですが。 マイカー時代の今では道路が整備され、県民の森、少年自然の家等もあり,今でもバスの本数はたいしたことありませんがハイキングだフィッシングだゴルフだと結構人が訪れるようになっています。 最近では”まんだらの里”をキャッチフレーズに、地元の大学生達となにやら企てておる動きもあります。 また、一帯はワサビの産地でわさび畑(棚というほどではありません)が点々とあります。 産直市場なんて気の利いたところはありませんので、農家の人がいたら「少し売らねが?」と声をかけてみてはいかがでしょうか、過疎のわりにはしっかりした商売をいたします。
もともと話ではそば打ちが多いと言われていたのですが、前回の 狸森 同様商売にする人はいなかったようです。 ただことあるごとに何かの行事の際にそばが振る舞われたとか、そば祭りだとかのニュースを耳にしたり目にすることはありましたのでそば屋ができても不思議は無いと誰しもが思っていたところです。
ところが現実は「たまにだったらやってもいいが、商売にして毎日毎日は勘弁してけろ」というのが本音のようでしたし、名人ももう少しの人も年々歳々欲が無くなって、「打ってかしぇんのより、飲んでかしぇでもらたほうがいいずぁー」(そば打ってお出しするよりは、飲ませてもらって食べさせてもらった方がいいのよ) となってしまったかどううかは知りませんが、、、です。 わかるでしょう。 村おこし町おこしの盛んな時節、だったら若手で誰かやんないのかなぁという思いはあったのですが、いきさつはどんなものにせよようやく一軒開店となったようです。
行くことがありましたら、すこ~し調べてから行くと結構楽しめます。 何度も言いましたが水の名所ですので、わき水がそこここにあります。 空のペットボトルを持って行くと、今宵は七色の水割りをいただけるかも知れませんぞ。 畑谷の大沼のそばの県民の森の中央広場にある資料館みたいなところなんかでパンフレット集めたり、尋ねてみたりするのもいいかもしれません。 メインというほどの物は無いですが、この他に伏流水やら季節によっては蓮やそばの花、そういえば上海ガニはどうなったでしょうか、そして神様仏様までポツリポツリと見所があります。 因みにこのそばや、そば処 弁天 といいまして、近くにわき水とともに弁天様がお祀りされています、よく見るとわき水の中にも弁天様がおられます。
山辺町のホームページに湧水マップが出ています。 正確さは低いのですが役に立ちそうです。
今回のお店は地図中の弁財天(畑谷)のすぐ近くにあります。
http://www.yamanobekanko.com/news/2011/03/110331.html
行ってみたい人は、大家さん(株式会社 日本マイコンセンター山形)に山形駅前クラブ作成の【そばマップ2011年版】をFAXサービスしてもらいますので、請求してください。 忘れられるかもしれませんが、タダですので文句を言っても相手にされません。 メールでも何とか送れるようにしましたので、ご希望お寄せ下さい。 ただメールアドレスはお忘れ無いように。