続・山形そば黄門漫遊記

記載する情報は、一部のそば好きの食べ歩きによる個人的感覚の押し付です。嘘も少しはあるでしょうから文句はご勝手に。

続 山形そば黄門漫遊記 その69 そばの細道-上山・久左エ門

2008年02月23日 | そばの細道
 山形の南隣の上山市は、一応城下町で、温泉町です。 少し前までは競馬場があり実際レースが開催されていましたが、ご多分に漏れず赤字がたまり、根性無しの貧乏自治体はかつて潤ったことがあったことなどスッパリ忘れて、止めてしまいました。 今では地方競馬の中継で細々と馬券を売り、日銭を稼いでいるという有様で情けない状態です。
 まぁそんな話しはどうでもいいのですが、近年マチの西側の小高い山の上に、隣の山形市がはたして住む人が”どんだけぇー”来るのか分からない大住宅地を造成いたしまして、見渡す限りの空き地の広がりができております。 それに伴って、当然そこにつながる道路も整備され、本来は”この辺で終わり”だった坂道沿いの住宅地にも何やら商売のかけらが見かけられるようになりました。 5~6年くらい前?にそば屋も出来てきておりまして、まぁ”知る人ぞ知る”と言った感じでやっていたのでしたが、前述のような時代の変化がありまして少しは知られるようになってきたようです。 坂道の途中にせいぜい4台くらい止められる駐車場がありまして、降りて狭い石段を登っていってたどり着くところに自宅兼そば屋であります。 目一杯入ると30席くらいあるところから見ると、駐車場はもっとあるのかも知れませんので聞いてみる価値はありそうです。 まぁ前の道路にしたって大した交通量はありませんので、見つかんなければ、、ととと、聞かなかったことにしておいて下さい。  メニューは”そば”、チョット目障りな”鴨そば”もありました。 ゲソは150円で大変結構ですし、天つゆを別に出してくれますので、その向きには好評です。 もっとも私なんかは、わざわざ”辛め”とことわりのあるそばつゆに浸けた方が好きなのでほとんど使いはしませんが。 さて、そばはといいますと、”硬め”というか歯がかりのしっかりとした”色白”のそばで、何よりもいいのはチョット”多め”なのです。 感覚の問題ですので、計ったわけではないのですがそう感じるのです。 「大盛り」と注文をすると、「うすもり追加」ということになるようです。 しばし待って出された皿を見ると、一枚の皿に”これがそうなのか”と思うくらいやや大盛りの皿が出されますので、感覚的にうす盛りが追加されたものだろうと思ってしまいます。 ただ実際には『うすもり』という追加分が別に運ばれてきますので、気分的にも実質的にもけっこう腹に入ります。 前述の通り、タレは ”辛め”と断り書きがあります。 確かにそうでして、そば湯をいただく時の加減がビミョーに変わるようです。 同行者が「そば湯が・・・」てなことをおっしゃいましたのでそば湯だけを飲んでみましたがこれは普通、やはりビミョーなんでしょうか、まさか焼酎みたいにお湯が先というわけにもイカンでしょうし。
  話はチョット変わりますが、先日に続きズゥーッと行かなかった、山形では”わりと知られた店”に行きたくなかったのですが行ってきました。 ここの場合行かない理由もはっきり覚えていましたが、「だいぶなるので変わったろうなぁ」と正直かすかな期待もありまして、結果道を踏み外してしまいバチが当たってしまいました。 まぁ見かけはあまり変わりなく、たしか経営者は代わったと聞いていましたが、どうでもいいことなので恐る恐る店に入りました。 昔と違ってお昼のメニューがそこそこありまして、おかずが選べるということはそれはそれでいいのでしたが、問題は1つ,2つ,3つ,イッパーイ!まず第一に何でこんなにと思うくらい店内が『寒い』、そばは茹ですぎ?でくっついている、おかずでとったかき揚げは中がやわ過ぎ、さらに寒いのにもかかわらずそばと一緒にそば湯を持って来てしまうのでいただく頃にはぬるくなっていた。 ダメだこりゃ!やはりこのお店は私には合わないようです。
  話を戻します。 久左エ門、場所の説明がむずかしい。 山形方面から行ったとして、龍王橋を渡って競馬場のところを南進、やがて上山の西のバイパスに入ります。 少し行くと右側に『東和薬品』の工場がありさらに進むと『しまむら』があります。もう少し進むと信号のある交差点がありまして、右側にパチンコ屋がありますのでそこを右折します。競馬場の裏手に上っていく形になりますが、進んでいくと分岐点にさしかかりますので、チョット窮屈な左の方に曲がり、道なりに進んでいきます。 1~2分くらいでしょうか、左前方にアノ旗が立ってますのでもういいでしょう。