住まい・あ・ら・か・る・と

建築士・インテリアコーディネーター・そして介護福祉士として、生きるための器としての住まいへの想い

介護考7

2015-08-10 18:48:14 | 介護
夕方ニュースを観てると、猛暑、猛暑、猛暑の言葉が。都会は暑いんだろうなぁ・・。東京在住の兄姉などは「暑くて・・・」とメールでのたまう。私のアパートはそうでもないんだけれど・・・。

介護の仕事は、さすがに暑くなりました。入浴介護がシンドイ。あと一ヶ月が勝負かな

身体はわりと暑さに耐えられるのだけれど、食欲がなくなるのですよ・・。夏はいつもお茶漬けばかりで、お腹がすくようになると秋を感じる

以前、何かの本で、「人は一生分の食べる量が決まっている」というような言葉を目にしたことがあります。その食べる量が尽きた時、人は彼岸に渡るのだと。

6年介護現場で仕事を通して、人は食べられんくなるのだなぁ、と感じることがしばしばあります。それでも、仕事としては、口から食べていただき、水分を摂っていただきと、食事介助をするのですが、口が開かなかったり、舌で押し戻したりで、食べられなくなります。施設では、食事の形態も飲み込める状態に合わせて調節しますし、食事を摂取できなくなると、高カロリー高栄養のゲル状の補助食品を食べて頂いたりします。

それでも、最期は食べられなくなりますね。移動困難な方でも、意思疎通がうまくできない方でも、食べられるうちはまだ、大丈夫かな、というカンジです。

そんな、利用者の変化を身近に感じていると、前出の「人は一生分の食べる量が決まっている」という、言葉が頭をよぎります。

私はただの夏バテですけどね

コメント
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