住まい・あ・ら・か・る・と

建築士・インテリアコーディネーター・そして介護福祉士として、生きるための器としての住まいへの想い

大寒波到来

2016-01-23 15:42:53 | 日記
今週は水曜日の早朝、雪道を恐る恐る通勤してきましたが、その時からTVでは週末の大寒波に注意!!と呼びかけていましたで、明日は最低気温が-5度とか-7度とかいうので、ベランダのベゴニアとゼラニウムとランを家の中に入れてやりました。ら、狭いアパートのこと、植物園の中にいるようです

今のところ、気温は低いようですが、雪の訪れもなく静かで時折薄日もさしております明日は岩国にコンサートを聴きに行く予定で、さてさて、どうなることかと、かなり心配しておりますが…

こういう季節の変わり目とか部屋から出られない時にパラパラとめくる本が、暦の本です。この手の本はどこから読んでも発見があり、今の季節はどういう季節なのか、日本人の言葉と感性を教えてくれる本で面白いです。

ご存じのように暦の中に、一年を二十四等分した二十四節季があり、今は「大寒」で暦通りなのが、また面白いなと思っていますが、その二十四節季を更に三つの「初候」「次候」「末候」に分けたものを七十二候と言います。もともとは中国の漢の時代の暦で、奈良時代に日本に伝わったとあります。

で、この大寒波の天気予報をTVで聴きつつ、本を広げてみると、今は大寒の初候(新暦1月20日~1月24日頃)と、あり、「蕗の薹華さく」とあります。寒くても春の胎動を感じるっていうカンジで、なんだか読んでてワクワクします。

空気は冷たく寒くても、暖かい春を感じている自然に心を寄せた言葉に、はっとさせられることも多いです。


ちぢこまる 背中伸ばして 春となり     筆者



 「春夏秋冬暦のことば」岡田芳朗著 大修館書店刊
 「日本の七十二項を楽しむー旧暦のある暮らしー」白井明大著 東邦出版刊






言葉と言霊(ことだま)

2016-01-19 12:49:50 | 介護
暖冬と言われ続けヤレヤレと年末年始をやり過ごしていたら、寒中見舞いにぴったりな冷蔵庫状態になってしまいました幸いにして今日は休養日となり、閉じこもりの一日

身辺ではちょっとした事件もあったりしますが、とりあえず平常心で淡々と粛々と暮らしていこうと思っています

介護の仕事のポジションが変わったというのはアナウンスしていますが、結構業務に振り回されることもなく、利用者と会話をする時間も持てたりして、それはそれで、勉強になったりします。

昨今はボランティア活動が盛んでいろんな方が、ボランティアと称して奇特に活動されておりますが、介護施設で会話ボランティアなるものに従事されておられる方もいらっしゃいます。私が勤めている施設では芸能のボランティアさんには来ていただいておりますが、利用者との会話ボランティアをされる方には来ていただいておりません。

施設内で、利用者どうしが会話されることもありますが、特養ではなかなか稀です。職員が話相手になれる時はお話させていただきますが、業務多忙でなかなか腰を落ち着けてという時間は取りにくいのが現状です。

会話の端緒として私がよく切り出すのは、「○○さん、お加減はいかか?いくつになっちゃった?」とお歳を聞きます。自分の年齢がはっきりわかって返事をしていただけることもありますが、わりと稀です。そのあとに「さぁ、いくつになったじゃろうか?」と考え込まれる一瞬があります。そしたら、「何年生まれ?」と切り返します。すると、だいたいご自分の誕生日はスラスラでてくることもあります。私が接する利用者の多くの方が大正生まれの方が多いです。

明治生まれの方もいらっしゃいますが、百歳を超えたかたは、割とご自分のお歳を教えてくださいます。「5歳になったよ」とか。

どうしてお歳をお伺いするのかというと、年齢がわかれば生きた時代が想像できるからです。明治、大正、昭和はご存じの通り戦争の歴史でしたし、女性の地位も低かった時代です。それはそれはご苦労をされたのだろうな、と、いくばくかの想像を巡らせることができます。もちろん、私は利用者の情報を知ることはできるので、ある程度年齢は関知していますが、お歳を聞くことで、利用者自身が過去にフィードバックし、記憶をたどることを自然にされます。すると、生まれた時代や、場所の記憶、子ども時代の記憶、娘の時代から嫁いだ記憶、子どもを持った記憶、その間の激変した社会の記憶、などなどがご本人の頭の中に蘇り、会話の糸口が見つかるのです。

ご自身でお話を始められれば、傾聴し、うなづき、聞き返し、傾聴し、…。ポツリポツリでも話をしていただけると、ホッとします。辛いことも多かっただろうなぁと想像しますが、みなさん、感謝のことばを言われます。

「苦労には慣れちょるから大丈夫」「七転び八起きじゃったけど、周りの人に助けられて感謝しちょる」「大変じゃったけど、ありがとう、ありがとう」etc.

言葉は言霊といいますが、短い単語の中にずっしりと響いてくるものを感じます




妹ブログもよろしく
備忘録ブログもあったりします


見える化

2016-01-08 11:05:05 | 日記
やっと学校も始業式の日を迎え、正月以来、愚ダ愚ダしていた息子も晴れやかに出ていきました

昨年、自家用車を買い換えたのですが、それには燃費の平均値が逐一デジタル表示されるようになっており、夫がその車に乗ると数字の向上に余念がなく、その後私が乗って数値が落ちていると、運転がへたくそだとのたまう。ついでに、夫のミニチュアのような息子が同乗すると、傍でうるさく指摘するこの車にはアイドリングストップの機能はついておらず、夫はこまめにエンジンキーを回してエンジン停止するようだが、私は気が向けばという、カンジ。

以前に乗っていたのはワゴン車で、燃費が超悪く、ガソリン代も今と比べてメチャ高かったので、私はこまめにエンジンを切って、アイドリングストップをしておりました。ガソリンメーターの落ち方が多少は違うぞと

思って、夫にそう訴えるも聞く耳なく…という、いきがかりがあり、何をいまさら…というカンジ…


現金好きな息子にはなぜかサンタがやってきて、アコースティックギターを置いていってしまったのですが、小学校1年くらいから、ウクレレを弾いていて、ギターが欲しいとのたまっていたので、後継機というカンジ。で、ジャカジャカやっております。それの付属品に「チューナー」というのがあって、「チューナーってなに?」と尋ねると、弦のチューニングの道具。弦のチューニングといえば、私には、ピアノで音をとるか、音叉で合わせるか、どちらにしても自分の耳で合わせるしか方法がないように思っていましたが、昨今はこれが、デジタル表示されるのですね。ネックにチューナーをひっかけて、弦を弾くと、合ってれば青色に、違ってれば、何色になるんだ?(よく聞いてないのですが)と、言うので、「音楽をやりたかったら、目で音を合わせるんではくて、耳で合わせろ!!」と一喝

なぞ、最近は何でも見えるようになって、便利になったのかな?

で、昨日は介護予防のエクササイズに取り組んでおられるGoppoええぞなクラブという団体が主催されている、貯筋運動教室に潜入してきました

この貯筋運動というのは、昨年、宇部市の事業で介護予防リーダー養成講座を受講した時に同団体のスタッフに教えていただいたものです。私としては、自分自身のスキルアップのために、実際に行っているエクササイズを経験したくて参加させていただきました。集まった方は総勢20名くらいかな。もう、このエクササイズを長く続けていらっしゃる御方々ばかりで、、私がイチバン若いとは思うのですが、体力的にはあまり変わらずの現実にちょっとショック

この貯筋運動はその成果が「見える化」になっていて、1運動100円で換算して記帳する専用の通帳があるのです。三日間何もしないで過ごすと-500円となります。それで、一ヶ月でいくら貯まるか、数字で確認できるというわけ。簡単なお小遣い帳みたいな記帳の仕方です。

そして、その残高を体感チェックする方法もあって、エクササイズの最後に、30秒間で何回腹筋ができるか、5メートルの距離を何秒で歩けるか、椅子の立ち座りを10秒間に何回できるかを、測定するのです。通帳の数字と実際の自分の体の動きで向上を実感するという、やって、書いて、見て、納得のシステムになっています。

私は、怪我や病気の半生でしたから、運動とは縁のないものと思っていましたけれど、老化を感じる昨今、自分らしく人生をデザインするためには、最後は自分の身体頼み、なのだなぁと、無理しないエクササイズ、の、必要性を感じております


正月のたりのたりかな

2016-01-03 16:51:20 | 日記
新年あけてしまいましたねぇ今年はどんな出来事に出会えるのか、ワクワクとハラハラとの思いで元旦を迎えました。できれば、平穏無事に、でも、ひとつでも何か達成できたらいいなと思っています。

年末はクリスマスが終わったら、狭いアパートの掃除と正月のお節を作って、大晦日の夜9時には全て完了し、とりあえず年賀状を書きました。そして、三が日は何もしないぞというのがここ数年の私の正月の過ごし方です。私の身内も皆さん関東に居て、会うこともないので、身軽に、のたりのたりと過ごしました。明日は、介護の仕事に赴きます。

お節料理も子どもたちが居るので作るわけですが、それでも、私の母が作っていたものとはかなり違います。作っても食べないものは作りたくないので、紅白なますはサーモンとレンコンのマリネに、エビはエビフライに、ゴボウとコブは筑前煮の材料にして、きんとんはスィートポテトに、田作りは佃煮になるくらいの味付けにして、目玉にローストビーフをレアで焼きます。ローストビーフは桜のチップで燻製にすると、すぐなくなります。数の子と黒豆は正月料理のレシピ通りに味付けしますが。

そんなんで、適当にアレンジして、食べてくれるように作りますが、結構残ったりしますね。筑前煮とマリネが残ってしまった。黒豆は冷凍にしてお弁当のおかずに入れるんで、なんとか消費できるんですが。

人間、胃袋の記憶って最期まで残ると思うんですよ。小さい時に食べたものとか、旅行に行って食べた珍しいものとか。だから、子どもを持った時、15歳までは食べるものは極力自分で作ろうと思いました。とはいえ、最近では、あまり目新しいものも作らなくなりましたけどね

のたりのたりの二日間でしたが、今年も頑張ろうどこかでお会いしたらよろしくお願いいたします