自燈明・法燈明の考察

UFO問題の移り変わり

 さて、漸く少しブログを書くゆとりが出来てきましたので、今日は少し連続投稿の記事になりますが書いてみます。今回は少しマニアックな内容となりますが、宜しくお願いします。

 「UFO」とは未確認飛行物体の事を言います。直訳すれば確認する事が出来なかった飛行物体の総称なんですが、私が子供の頃のUFOと言えば、宇宙人が操縦している飛行物体を指していました。
 私は今から数年前に、よく晴れた夕方に自宅のベランダから、また別の日に子供と一緒に天体観測していた時、不可思議な飛行物体を見たことがありますが、何れも明るい光点で、パッと消えたりした不可思議なものでした。

 子供の頃の記憶では、このUFOといえば矢追純一氏の特集番組で放送され、どちらかと言えばロマンのある話として語られていたりしてましたが、私が二十歳くらいの頃になると、この話題はやれ宇宙人とアメリカ政府の間に密約が結ばれていたとか、アメリカには宇宙人と共同の地下秘密基地が存在し、宇宙人は人々を誘拐して人体実験をしているという様な内容に変わっていたのです。

 もともとは夢物語の様な内容が、いつの間にかアメリカ政府が絡んだ軍事的な内容となり、アメリカ政府はそれを一般大衆から隠し、宇宙人と共同して様々な事を行っているという、ある意味でとても生臭い話になってきました。

 その後、物理学者でマサチューセッツ工科大出身の物理学者、ロバート・ラザーという人物が、アメリカ空軍の極秘施設である「エリア51」でUFOの推進原理に関する研究していた事を暴露して、一大センセーションを巻き起こしました。彼が当時主張していたのは、アメリカ軍はリバースエンジニアリングによりUFOについて研究開発しており、そのUFOの動力源に使用していたという「エレメント115(原子番号115番の物質)」も、ここ最近になり発見されたりしました。UFOに纏わる話題も空想から現実感のある内容が多くなっていきました。

 またそれ以外にも1947年7月に、ニューメキシコ州のロズウェルにUFOが墜落し、異星人の遺体や生きた異星人をアメリカ陸軍が回収したというロズウェル事件も語られたりして、このUFO関係の話題には必ずと言っていいほど、アメリカ政府や軍部が関与しているという話題にもなって行ったのです。

 もうこの当たりになると、ロマン以前に人類のグロテクスさもまじった話題にもなりましたね。

 2001年5月には、ノースカロライナ州の救急医であるスティーブン・グリア氏が中心となり、ディスクロージャープロジェクトによる発表が首都ワシントンのプレスセンターで行われ、そこではアメリカ軍の元将校や、元政府職員といった人たちが、自分達が経験したこのUFO関係の情報について公表しました。そしてそこで語られた内容は、既に政府は宇宙人(異星人)を確認しているだけではなく、コンタクトを取っており、それらの事を隠蔽しているというものでした。

 ただこの発表を見て不思議だったのは、政府のかなり高位にいた人物であってもあまり確証できる話を持っていないという事で、これでは本当にこの異星人の問題についてアメリカ政府がコントロール出来ているのか、という事でした。

 この事について、実はYou Tubeに死期を間近に控えた元CIA情報部員が、どうせ死ぬならその前に自分の経験した事を明かしておくという内容の動画があったのですが、そこではとても興味深い事が語られていたのです。

 その動画の中では、1950年代に、当時の大統領のアイゼンハワーが、この情報部員とその上官に対して、エリア51へ赴き、そこの将官に対して取り組んでいる事を、大統領に報告せよという命令を託したと言うのです。そしてもしエリア51側がそれを拒否するのであれば、アイゼンハワー大統領は直属の陸軍軍団を用いてエリア51に対して鎮圧行動を取るという勧告もあったのです。
 結論としては、この情報部員と上官は、エリア51で信じられない数々のテクノロジー(これは地球のレベルを遥かに超えるもの)や異星人を見せられることになり、その事をアイゼンハワー大統領に報告すると、大統領は頭を抱えていたと言うのです。

 これはつまり、既にアイゼンハワー大統領の時代には、こういった異星人に関する事柄はアメリカ政府のコントロールからは離れていた事を示す内容であり、今現在ではアメリカ政府ですら、この事に触れることさえ出来ていないという事でもなんら不思議なことではありません。つまるところ、アイゼンハワー大統領が退任スピーチで「軍産複合体」に対する脅威について触れていましたが、今ではその杞憂が現実化していると言っても良いでしょう。

 ここからは想定ですが、今の時代、この異星人問題については、アメリカの軍産複合体の巨大多国籍軍事企業が中心となり、進められているのかもしれません。そしてそのコントロールは、アメリカ政府高官の一部と、巨大資本も関与して行われている様に見えるのです。だから異星人に関する情報は政府の極秘情報ではなく、大企業の機密情報となっており、そこには既に広大無辺の宇宙に対するロマンと言う様な内容ではなく、恐らく人類創世に関する事や、古代にあった文明に関する事も関係する様な、とても私達が俄に理解できる内容ではないのでしょう。

 私達の社会では、未だ宇宙人やUFOの話題は、オカルトエンターテイメントの話題であり、居るやいない、目の錯覚だ見間違い。果ては少し変な輩が飛びつく話題とされていますが、実はそんなレベルでは無いようです。

 これらの事についても、これから少しづつ触れてみたいと思いますので、よろしくお願いします。


クリックをお願いします。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「FACT」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事