次世代総合研究所・政治経済局

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亀田興毅はむしろ犠牲者

2006年08月03日 21時23分23秒 | Weblog
世界王者となった亀田興毅だが、「疑惑の判定」など全マスコミの扱いは散々で、めずらしく主要各紙も「勝負では負けていた」とはっきり書いている。
http://www.asahi.com/sports/spo/TKY200608020455.html
http://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20060803i212.htm
http://sports.nikkei.co.jp/news.cfm?i=2006080306183n0&t=fight

 私も生で見ていたが、元世界チャンピオンの畠山氏も解説者として「これが世界です。でもよくやりました」とほぼ負けを認める発言だった。判定前に帰る客が多くTBSに抗議の電話・メールが5万5千件というのだからやはり「客をなめるな」ということなのだろう。

 亀田興毅はメディアが育てた「亀田一家物語」の主人公であり、ここで王座を獲得することが「シナリオ通り」であったことは間違いない。

 もし、今回の判定に「黒幕」がいるようなら、最大の犠牲者は亀田本人ということになるだろうし、長期的にボクシング界凋落のキッカケになるだろう。このツケは決して少なくないはずだ。

 それにしても亀田興毅を「エコバック」なるもののイメージキャラクターに起用した環境省。大臣の小池百合子は大の亀田ファン。公私混同は政治家としての資質を完全に疑わせるものだ。


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