次世代総合研究所・政治経済局

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マイク・モチヅキの靖国論

2006年08月18日 21時28分29秒 | Weblog
 16日付FTに米国の知日家マイク・モチヅキ氏の靖国問題への提案が掲載されている。
https://registration.ft.com/registration/barrier?referer=http://search.ft.com/searchResults?queryText=Yasukuni+shrine+&javascriptEnabled=true&x=19&y=3&location=http%3A//www.ft.com/cms/s/1a567b88-2cc3-11db-9845-0000779e2340.html

 同氏は、中韓両国は後継者へ抑制を促すため今年になってから小泉首相の靖国参拝に対する批判を自制してきたが、もし後継総理も参拝した場合には却って反動が大きくなると指摘、以下の方法により後継者(安倍氏)は問題を解決してはどうかと提案している。

1)靖国神社内の「遊就館」の展示内容を抜本的に改め、バランスの取れた歴史観に基づくものとする。

2)日本人自身が自発的に戦争行為・責任問題への取り組みを行う。

3)神社境内の「鎮霊社」が差別のない戦死者の鎮魂の場となっており、閣僚や天皇も問題なく参拝できるような施設となる可能性を秘めている。

 最後に、同氏は、野党民主党の小沢代表はあえてこの問題を内政問題化し、来年参院選の争点化しようとしているとも指摘している。

 FTでは8月14日から16日にかけて靖国問題だけで8本の記事が掲載されている。いずれにしても欧州の1メディアでこれだけ詳細かつ具体的に靖国問題が取り上げられている事実そのものに注目したい。


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