ジローのヨーロッパ考・続編

“ジローのヨーロッパ考”に続く内容です。

アイルランド(Ireland 🇮🇪): Face masks should be worn

2020-09-08 16:53:43 | 日記

2020年9月8日(Tue.) ヨーロッパの各国もCOVID19が感染拡大傾向にあります。フランス、ドイツ、イギリス、そして、いつも watch しているデンマークやアイルランドも然りです。そして、世界各国を見渡すと、USやインド、ブラジルなど・・・。全世界の感染者数は27百万人を超えていますし、死者は90万人に到達しそうです。

そして、このウィルスの感染経路に関し、“エアゾル(エアロゾル)“があることは既報ではありますが、それが数時間も浮遊するとか、10mぐらいの距離でも感染する恐れがあると言うようなことまでは十分周知されていないような気がします。従って、厳密に思考するならば、閉鎖空間(空調があっても)での会食スペースでは、どんなセパレーションが設置してあっても、アルコール消毒液が店内のアチコチに置いてあったとしても、例えば、無症状の感染者が会食しているのであれば、感染リスクは高いと言えるのでしょう。逆に、最も望ましいのは、オープンスペースに設置されたテーブルであれば、感染するのは至近距離に位置する人に限定されてくるのでは無いでしょうか。これならばRーnumber(実効再生産数)も小さめで、少なくとも爆発的拡大の数値にはなり得ないのではないかと推量します。さらには、エアゾルだけを想定しましたが、報道された研究成果の中には“空気感染“そのものを示す事例もありますので、そのことも頭の隅に置くべきではないかと考えています。

東京の今日の感染者数は170人と速報されています。数値は乱高下しているようにも見えますが、僅かに下がっている傾向があるだけでしょう。どんな対策を実施しているのか知りませんが、前述のような感染ルートも考慮した対策展開となっていることを願っています。

さて、アイルランドではマスクについての話題が報じられています。(ニュースソース: The Liberal.ie 9月7日発 )

<原文の一部>

Face masks should be worn around Dublin’s streets, according to top doctor

(抜粋)医療関係者は、ダブリン(首都)のストリート界隈ではマスクを着用すべきだと語っています。

 

Face masks should be worn around Dublin’s streets, according to a top doctor.

Dr. Jack Lambert, a consultant in infectious diseases and genitourinary medicine at the Mater Hospital in Dublin, has said that the decision to wear masks around the most transited streets in the capital ‘must be taken now.’

Dublin has seen some of the largest increases in new coronavirus cases in recent days, fueling fears of a return to lockdown.

(抜粋)医療関係者によると、首都のストリートでのマスク着用を義務化することが必要だと語っています。

ダブリンではここ数日、新規の感染が過去最大になっており、ロックダウン再来の危機が迫っているのです。

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日本では第二波の峠は過ぎた的なコメントを発する人もいますが、油断すると次の波の再来になることは周知の事実でしょう。しかしながら、2:8の原則とか、2:6:2の原則などと照らし合わせると、多くの人の問題意識は高いのでしょうが、およそ2割の人は無関心か、または足を引っ張る存在であるとも言われます。従って、この2割が生じないような啓蒙策等も必須でしょうし、日本国内に流入してくる人々がソレに相当しては元の木阿弥です。従って、東京オリンピックに際しては、その実行可能な対策が打ち出せるかにかかっているでしょう。少なくとも、“開催ありき“では、犠牲が多すぎるし、その責任を取ることなど出来ないのです。まるで国家主義・全体主義の再来と言うことにならないことを願っています。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。

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