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クマラスワミ報告書の虚偽  By.D

2014年09月06日 11時50分06秒 | 政治
 どうも、こんにちわ。Dです。
 反響では私の事を罵倒屋のように言って下さる方もいましたので今回は資料の提出を致します。

 私からの資料として「R.クマラスワミ報告書」を挙げます。

 従軍慰安婦問題について日本に責任が有るとする為の報告書ですが、内容のお粗末さで逆に日本に戦争責任は無い証拠とされてしまう報告書です。
 こんな「報告書」ばかりでは国連もたかがしれるぞ。

 簡単に入手出来ますので、興味のあるかたは読まれてもいいと思います。発行は「日本の戦争責任資料センター」で私が取り寄せた時は1000円でした。

 これは、国連への報告書であり、未だに慰安婦問題を語る上での中心的な参考図書とされております。もちろん「日本軍に明らかな違法行為があった」という報告書で、これをが国連で審議された事が、慰安婦問題の切り札と見られた時期もありました。

『報告書』の正式表題は、「人権委員会決議1994/45による女性に対する暴力とその原因及び結果に関する特別報告者<ラディカ・クマラスワミ>による報告書」(改行は訳本通り)。

副題として、「戦時における軍事的性奴隷制問題に関する朝鮮民主主義人民共和国、大韓民国および日本への訪問調査に基づく報告書」(改行は訳本通り)。

 で、内容なのですが………
 A.概観
 B.徴集
 C.状態

 の三点に分けて報告されています。
 このうち、AとBは22の事項が報告されています。しかし、私の確認できた所では、半分以上がG.ヒックス著『従軍慰安婦-日本軍の性奴隷』と、吉田清治著『私の戦争犯罪-朝鮮人強制連行』からの引用と目され、クマラスワミ氏が自ら調査した内容ではない、または半分以下の事例ではないかと思われます。

 そして、さらにこの本の解説によると、この報告書では吉見義明教授からクレームが付いているらしいです。
 吉見教授は高木弁護士とは違った意味で日本の戦争責任追及の第一人者です。強制連行有り派、無し派に分けるとしたら、明らかに有り派の方でしょう。

 ちなみに吉田が自分の書籍は全部虚構だと証言しているはずですが………。その本を引用する報告書とはなんでしょう? ちなみに、解説にその引用部のミスの指摘についても翻訳者の手でついています。

その「訳注」は7事項あり、そのうち5事項が「原文は何々となっているが明らかな誤りなので訂正」というものでした。参考までに書きますと。

1/原文は、徴集された女性を「朝鮮人」としているが、典拠となったヒックス『従軍慰安婦-日本軍の性奴隷』の独断と思われるので、訳文から「朝鮮人」を削除した。
2/前注に同じ。
3/原文には、徴集に関わった者として、schoolteacherが加えられているが、明らかなミスなので削除した。
4/訳文にある「官憲等」は、原文では「管理者と軍関係者」とされている。明らかなミスなので訂正した。
5/原文は「現代日本・アジア関係センター」となっているが、明らかな誤りなので訂正した。

 また、翻訳者に、「日本語訳にするに従い、明らかな誤りは修正した」という断りがあり、これでは原点にどれだけのミス、調査不足があったの? という疑問はきえません。

 まあ、事実関係の報告書だとしたらミスもいいところですね。
 しかも、報告書が報告書でないのは、実はクマラスワミ氏によって述べられています。

----「」内引用。
 「この報告の目的は、本件解決のために将来の行動方針を促進するため、本件の関係者、すなわち(略称)北朝鮮・韓国・日本政府の全ての意見を正確かつ客観的に反映させることにある。しかし、さらに重要であるのは、この報告の意図が、暴力の被害をうけた女性たちの声に人々が耳を傾けるようにすることである」

 「報告書」ではなく「報告」つまりクマラスワミ氏の国連への提出目的がこれ?
 これを読んだとき私は思わず失笑してしまいました。

 事実調査ではなく、たんなる聞き取り? 背後関係の調査は既存書籍の引用だけ? これのどこが国連への特別報告書か非常に疑問です。

 幸い、国連委員会ではこの報告は保留されたようですが、もしこれを元に日本の戦争責任が云々されていたらと思うと背筋が寒くなります。

 とりあえず簡単にではありますが。





【売国朝日新聞関係記事】