眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

STAP細胞論文への疑惑3

2014-03-10 | 科学事件
色々展開があって、どうやらチェックメイトしたようですね。
共同研究者の山梨大学教授が、論文を取り下げるように指導しているようです。

科学論文でもっとも重要な客観的データである写真が、他の論文の別のデータとして使われているということです。
これは、初歩的なミスという言い訳は通じません。
意図的に、写真を流用して論文を作ったことになります。

しかもその写真が彼女の他の論文で使用したものらしいのですから、あきれるしかないですね。
どうも、彼女が書いたまともな論文は、他の科学誌に掲載し博士論文としたものと、問題となったNature掲載論文しかなさそうです。
こんな、ばれるのが明らかな写真を元にした論文を、権威ある雑誌に投稿するとは、森口君なみに世の中をなめていますね。

まだ、彼女の手法で細胞を作り、万能細胞であることを証明される可能性はあります。
しかし、論文自身は取り下げるしかないでしょう。
このままでは、共同著者の山梨大教授をはじめハーバード大などの研究者の学者生命にもかかわってきます。

マスコミからすると、彼女は研究の途中で、ある細胞を見つけた。
それが、万能細胞であると、彼女は信じこんでしまった。
ハーバードでは相手にされなかったが、理研にいた山梨大教授が、彼女が研究熱心なのを見込んで、研究を続けさせた。
万能細胞を証明する手段を彼女は持たないので、クローン細胞を立証したこの教授を利用したということのようです。

まだ、完全な捏造とまではいえませんが、論文は正当性を失いました。

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