眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

STAP:その後の展開

2014-07-26 | 科学事件
小保方さんの処遇については、私の予想した方向になってきました。
検証実験への参加、博士論文について早稲田大学審査委員会の取り消さないという報告。
今のところ、大人の判断が続いています。

それに対して、学会だけでなく、学術会議からも異議が出されるようになってきました。
これは、その後に出された情報が影響しています。
Natureに掲載される前に投稿した雑誌の査読結果、
そして細胞が、研究室由来のものかどうかの調査結果が揺らいでいること。

査読で、論文だけでなく実験そのものの有意性が疑われるものであることがはっきりしました。
どうやら、彼女の作った細胞には、万能性はなく、これまで発見されている事象に過ぎないことが、ほぼ100%近いということ。
つまり、検証実験には、何の意義もないということになります。

若山教授が、細胞は研究室由来ではないと断言し、会見まで行いました。
これは、小保方さんの悪意を認定するとともに、若山教授を免罪するものでした。
それが、今になってその細胞が、自分の研究室由来の可能性があるとしたのです。
この記者会見はなかったようです。
彼も自分の都合の悪いときは、姿を見せない人のようです。

学術会議が求めているのは、小保方さんだけでなく、関係した学者すべての処分と研究組織の解体です。
学会がコメントを発表しているときには、追加の情報はありませんでしたし、同じ学会の学者は言うなれば利害関係者です。
研究費の分捕り合戦をやっていますから、理研の研究費がなくなれば自分たちの取り分が増えます。
説得力がなかったのですが、学術会議は違ってきます。

早稲田大学の判断についても批判が集まっています。
もし学位を取り消せば、他の学位認定者にも広がってしまいます。
大学自体が成り立たなくなりますので、取り消せないのです。
この後、私が以前書いた理由などによって、大学の判断として学位取り消しはあります。
うまく、それ以上に広がらなくすることでしょう。


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