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月想記

戯言日記

光と影の楽園展

2017-07-25 | 絵画・写真等
銀座教文館の藤城清治「光と影の楽園展」へ行ってきた。

今回会場内の撮影OKで、おまけにポスターまで貰えます。1Fのディスプレイも藤城さんバージョンで
入り口からもうワクワク。



観ているうちに童心に帰り、子供の頃に藤城さんの作品から受けた感動やときめきを思い出しながら
回っていた。懐かしさと色褪せない美しさと。













ケロヨンもいました。可愛いよ、ケロヨ〜ン♪







今回印象に残った変わった作品としては、ルードヴィヒⅡ世、広島の原爆ドーム、阿修羅像。
こういう作品も作ってらっしゃるんだと初めて知った。ルードヴィヒはヴィスコンティ観たくなったよ(笑)
どの作品も本当に素晴らしいのに写真でそれを伝えきれないのが残念。
ぜひ実物を観て欲しい!光と影の美しさを。








A RAKAN 千千なる肖像展

2017-07-17 | 絵画・写真等
恵比寿アメリカ橋ギャラリーの「A RAKAN 千千なる肖像展」へ。

あみ太さんによく似た方がモデルをしているとの事で(笑)行ってきました。
皮の仮面で目元を覆われた肖像たちはその内面がより色濃く滲み出て、それぞれが静かなる叫びを
放っていた。非常に面白かった。





ちょうどあみ太さんの写真の前にいた時作者の方に話しかけていただき「この方が一番の目当てで
きました〜。」と思わず。
会期前半と写真が変わっているそうで、あみ太さんは口から魂が噴き出しているイメージ・・との事。
皆さん裸で撮っていますが「生まれたままの姿で」と言ったら、全身網タイツで歌うのが自分だからと
網タイツ姿になったと。あみ太さんらしい。そして目立つ!(笑)



アイハラミホ。さんのお写真も〜。二人はパワーが強すぎるので、敢えて離れた場所で展示している
・・・との事でした。


世界が絶賛した浮世絵師 北斎展

2017-07-09 | 絵画・写真等
池袋パルコで開催の「世界が絶賛した浮世絵師 北斎展」へ。

冨嶽三十六景、東海道五十三次、妖怪絵、戯画、北斎漫画・・・とこんなに一度にちゃんと沢山の
北斎を観たのは初めてかも。
作品保護のために照明を落としてあるのでちょっと暗くて見辛いところもあったけど、ゆったりした
空間でじっくり堪能できた。

北斎は生涯にすごく何度も名前を変えていた事を初めて知ったよ。
私が一番好きだった屋号は「画狂老人北斎」(笑)
冨嶽三十六景がやはり見応えあるけど、妖怪絵も好きだなぁ。

今回北斎に影響を受けたとされるフランス人画家アンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」が
展示されていたのだけれど、これがまたすごく良かった。
日本人にとっての富士山とフランス人にとってのエッフェル塔って、すごく近しい想いがあるのが
伝わって来る。フランス、いつかは行ってみたいなぁ。

グッズの北斎ラーメンを思わず購入。
赤富士が辛味噌味で、浪富士が昆布醤油味なり〜(笑)


わが永遠の魂

2017-05-14 | 絵画・写真等
国立新美術館の草間彌生展「わが永遠の魂」へ。

今回お庭の樹木も水玉仕様♪(これも作品の一つ)
まもなく終了なので平日でも混んでたけど、観られて嬉しい。





冒頭に草間さんの「私は前衛芸術家としてずっと戦っていく。」みたいな挨拶があって、正に彼女の作品は
戦いの歴史だと思った。自殺って言葉の入ってる作品タイトルが幾つかあるのだけれど、何度も自分を
殺しては再生してきたのだろう。その圧倒的な凄みと存在感にひたすら打たれる。

初期から現在までの作品がずらり。中でもやはり圧巻なのは「わが永遠の魂」シリーズ130点をホール中に
並べたスペースか。
ここを含めて撮影OKなスポットが何ヵ所かあるんだけど、皆さま自分を入れての自撮りに夢中。
観賞の仕方は人それぞれだけど、絵が見えないから早く退いて欲しいなと思ったり。
キメ顔がすごくて思わず笑ってしまう(笑)
私なんかはせっかくの作品に自分の不細工な顔が写り混んでると、げんなりしちゃうけどね。









撮影OKだとつい撮ってしまうけど、絵画に関しては写真は実物のその半分も魅力を伝えてくれない。
色も絵の具のタッチも全然違う。画集を買ったりもするけど、実物に対峙した時のあの感情は再現出来ない。
ライブも同じ。だからこそその瞬間を記憶に刻んで愛したいといつも思う。

「生命の輝きに満ちて」という鏡貼りの暗闇の中無数の光が瞬いてる作品がある。数年前の埼玉の展示の際は
一組ずつ入るので並んで待ったけど、今回は立ち止まらずに観ながら流れて進む方式。
これがクルクルと変わる色彩のきらめきがもう本当に美しくて、ずっとその場に居たいと思ってしまった。

室外展示のお馴染みの南瓜。草間さんと言ったらやはりこれか。
そしてオブリタレーションルームは入口でシールを渡されて、それを好きなところに自由に貼りまくる参加型の
作品。面白かった。







80歳を越えてまだまだ精力的に制作活動に励む草間さん。終わりの足音を感じるからこそ、そこに込める
想いと気迫は並々ならぬものに溢れ、受け取る側のこちらにも嫌でも響いてくる。
出来るものならこのままずっと描き続けて欲しい。それが無理だとわかっていても。


金子國義 ×コシノヒロコEROS 2017

2017-05-06 | 絵画・写真等
KHギャラリー銀座の金子國義 ×コシノヒロコEROS 2017展へ。

点数は決して多くないけど、金子さんのアトリエの一角が再現されていたり、凛とした広々とした
空間に展示された作品を観るのは気持ちが良かった。
写真撮影OKなのも嬉しい。初めて訪れた場所だけど、ギャラリーの方の対応もとても丁寧で感じが
良かったよ。









金子さんの持つエロティックな世界観が美しく表されている展示だった。

↓これは屏風に描かれた墨絵風のもの。上の方の文字はフランス語??