盲人書簡
2022-06-08 | 芝居
6月4日(土)下北沢ザ・スズナリにて万有引力の盲人書簡を観た。
待ってましたのこの世界。小劇場のあの空間はなぜいつもこんなにも胸が躍るのだろう。
暗闇の中揺らめくマッチの灯りと煤の匂いに興奮し全てに心を持ってかれたひと時。
言葉、肉体、音楽!森ようこさんが軍服姿で叫ぶ「もっとよく見るために、もっと闇を!」の格好良かった事!
極悪な明智小五郎に翻弄される盲目の小林少年。高橋優太さんの身体能力と表情が半端ない。
今村博さんの声が好きなのだけど、今回距離が近かったのでその流麗な動きにも目が釘付け。皆さま本当に痺れる。
サーカス団にさらわれてあの悪夢の中にずっと閉じ込められていたい…そんな気持ちになった。
寺山演劇は開演前の客入れの時から舞台が始まっている。
開場から舞台上で蠢く役者が段々と増えていって、音楽が一際大きくなったところで開演となる。
この間観ている間に物語に気持ちが入り込んでいって、客席と舞台の境界線がどんどん曖昧になる。
日常から切り離され向こう側へ行くのに必要な時間。
万有にはカーテンコールが無いので、いつも最後は突然突き放され置き去りにされる。
取り残されてあの世界に焦がれながら現実に戻っていくのだ。また次の訪れを早くも待ちながら。
待ってましたのこの世界。小劇場のあの空間はなぜいつもこんなにも胸が躍るのだろう。
暗闇の中揺らめくマッチの灯りと煤の匂いに興奮し全てに心を持ってかれたひと時。
言葉、肉体、音楽!森ようこさんが軍服姿で叫ぶ「もっとよく見るために、もっと闇を!」の格好良かった事!
極悪な明智小五郎に翻弄される盲目の小林少年。高橋優太さんの身体能力と表情が半端ない。
今村博さんの声が好きなのだけど、今回距離が近かったのでその流麗な動きにも目が釘付け。皆さま本当に痺れる。
サーカス団にさらわれてあの悪夢の中にずっと閉じ込められていたい…そんな気持ちになった。
寺山演劇は開演前の客入れの時から舞台が始まっている。
開場から舞台上で蠢く役者が段々と増えていって、音楽が一際大きくなったところで開演となる。
この間観ている間に物語に気持ちが入り込んでいって、客席と舞台の境界線がどんどん曖昧になる。
日常から切り離され向こう側へ行くのに必要な時間。
万有にはカーテンコールが無いので、いつも最後は突然突き放され置き去りにされる。
取り残されてあの世界に焦がれながら現実に戻っていくのだ。また次の訪れを早くも待ちながら。
