バルカンの古都ブラショフ便り

ルーマニアのブラショフ市へ国際親善・文化交流のために駐在することに。日本では馴染みの薄い東欧での見聞・体験を紹介します。

ルーマニアの美女たち

2009年09月22日 16時45分06秒 | ルーマニア事情

 ルーマニアの女性は綺麗だと言われる。確かに欧州の中でも、ドイツ・オランダその他と比べて美人が多いといえる。もっとも、美人比率などという信頼できる統計は存在しないから、全く主観的な判断ではあるが。  
 「ルーマニアの女性の顔が美しく見えるのは、適度な妍があるから」と言った人がいたが、蓋し名言だと思う。妍は刺身の山葵のようなもので、適度にあると生臭い物を引き立ててこの上ない美味を醸し出す。砂糖のように甘ったるいばかりでは、深い味わいは出てこない。顔ばかりでなく、ルーマニア女性は足が長くスタイルが良い。

 しかし、美しいのは15歳くらいから18・19歳くらいまでである。20歳を過ぎると、加齢による経年変化が如実に現れてくる。「山高ければ、谷深し。」 この点、日本女性は、アップダウンがなだらかで賞味期限も長いから、神は平等に人間を創りたもうたのかなと思ったりする。以下の写真は、我がセンターに通ってくる学生たちである。ほとんどが、女子高生・女子大生だから最も旬な時期である。

           

 ルーマニア社会は完全に女性上位である。いろんな夫婦を観察してみても、たいがいは妻がリードしているようである。オフィスでも、たいてい女性の方が数が多い。聞くところによると裁判官でさえ女性の方が多いらしい。それでは、男は何の仕事をしているのかというと、建設現場などが男の独壇場である。つまり知的仕事は女性、力仕事は男性という風に、別れているらしい。
  妻が家にいる場合は、職場からしょっちゅう家に電話するか、さもまければ妻から1日何回も電話を受ける夫の姿がよく見受けられる。(日本でそんなことをしたら私用電話禁止ということになるが、ルーマニアでは公私のけじめは曖昧である。)先日乗ったタクシーでは、走行中に運転手に奥さんから電話が掛かってきた。愛を確かめるために毎日数回掛かってくるのだと言う。「浮気していないかのチェックじゃないの?」と聞いたら、「無論それもあるが、それは自分を愛してくれている証拠だ。彼女は俺のエンジェルだよ。」と堂々とのたまわったのには恐れ入った。

 若いカップルでは、さらに女性優位である。例えば、デートの約束をしていても、女性には随時ドタキャンの権利があるらしい。気が向かなくなったら平気でドタキャンするし、謝る必要もないという。女から電話を掛ける時は一旦ワン切りし、相手から掛かってくるのを待つということも極普通だという。つまり電話代は男に払わせて当然という考え方らしい。
 冬なら女性がコートを着ようとすれば、男は素早く立って手助けすることが求められるし、ルーマニアの男は気の毒な気がする。
日本男児で良かった。 (^ー^)


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