「明日は２時に迎えに行きます。大丈夫ですか？」
っと腹黒どんからメールが来た。
「はい、深夜ですからくれぐれも駐車場に車を乗り入れるのは勘弁してくださいヨ」
っと答えると、
「さぁ～・・・」
っという答えが・・・
困った男だ
・・・１時４０分、迷惑メールで起される・・・
ふう、準備して出るか
着替えをして外に出ると、駐車場の外にマシンを止めた腹黒どんが待っていた。
ようやく解ってくれたようである。
予定通り２時に出発
ステアリングを任された私は、先週同様京葉道路から東関道へ抜け、大栄インターを目指す
車内で腹黒どんが言う
「今日は私が隊長だ。そう、腹黒隊・・水郷腹黒隊だ！」
ひいぃ～ 私は腹黒隊員かぁ～ では釣果等は嘘を吐かなきゃいけないんですね？
「当たり前じゃ無いですか！ちゃんとやって下さいよ！運転も！」
ひいィ～
成田を過ぎたあたりから濃霧が出て来た・・・
白い霧を切り裂くように黒い瘴気を纏ったマシンが疾走する・・・
そして午前３時、まだ暗い水郷大橋下に到着
「さあ、行きますよ！」
まだ暗いんじゃないですか？
「このぐらいの時間（夜明けの１時間前ぐらい？）の暗さがいいんじゃないですか！大好きなんですよ！」
バズを結んだ私のタックルを見て、「じゃあ、先に行きますよ！」っと階段を下りて行く
しょうがない行くか
水門のところに１人先行者がいる
漆黒のポイントに黒い隊長が消えて行く・・・
さて、今日は先週より水が有るな。いい感じだ。
さっそくバズを引き捲くりだ・・・
う～～ん・・・反応なし
夜が明けてきた・・・
とても幻想的な・・・
霧が立ち上る利根川に掛かる水郷大橋の向こうに大きな太陽・・・
こんな風景が見られるだけでも嬉しいものですなぁ
早くも腹黒隊長が戻ってきた
「どうなんですか？」
何も起こりません
「だめですよ、ちゃんと答えちゃ。煙に巻くような答えをしなきゃ」
ひいィ～ 腹黒修行はきびしいなぁ～
その後、スピナーベイト・クランク・バイブレーションとルアーを替えるも、
何も起こりません・・・
戻る途中で「湯島の福仁さん」に遭遇した
水門で釣りをしていたのは福仁さんだったのだ
隊長はと・・・こんな所にいましたか
ここで１本取ったらしい・・・
言ってもいいんですか？
「いいじゃないですか？！」
あ、はい、・・・やはり腹黒修行はむずかしい・・・
「おい、移動するぞ！運転しろ！」
どうやら水路に移動のようだ
移動中の車内では、今日出撃している他のメンバーの動向をチェックし、先回りをするべく策動している・・・さすがは黒い隊長だ
隊長の好きな●●水路に到着
さっさと霧の中のポイントに消えていった・・・
さて、先週同様ハイピッチャーで水路の中を探って行く・・・
反応が無いなあ・・・
青い車が現れた
トモさんの登場だ
少し先に停車してテキサスを撃ち始めた・・・
霧の中から白い車と黒い車が現れ、男爵と極悪隊長が現れた
「あれ？黒さんは？」
あっちで釣りをしてますよ
「なぁんだ、いいポイントは自分でやってるんですね？ っで仁さんに此処でやってろって事ですか？ さすが腹黒い！」
二人で納得しあったあと、もっと先のほうへ移動していった
二人の言う良いポイントのほうで岸際を引いてくると・・・
ググン！ フィッシュ！・・・スポーン！・・・
抜けちゃいました・・・トホホ・・・
黒い隊長とトモさんが戻ってきて移動するという事になる
「ダッシュに行きますよ！」
えっ、男爵がさっき「ダッシュはまだ早いですよ」って言ってましたよね？
「いいんですよ！誰よりも先に入ればそれで良いんですから・・」
ひいィ～ 黒い・・・
ダッシュに到着
先に着いたトモさんが待っててくれて、ここまでノーフィッシュの私を先に撃たせてくれた
その甲斐あって数投目・・・ググン！ フィッシュ！
バレてなるか！ いよっと！ 抜き揚げたのは３２センチのレギュラー君です
その後は３人でガンガン攻める
気が着くと、白い車や黒い車が現れて全員集合
男爵がやって来て「釣れたんですか？」っと聞くので、
えっ、え、来たんですがバレました
「そうなんですかぁ、やっぱり良い所を自分で撃っちゃうんだもんな黒さんはぁ・・・」
ふう、さっき釣れたのを言わないですんだ。
腹黒隊は・・・つらい・・・
福仁さんも現れた
みんなが喋っている間も水路を攻め続けるが、反応はありません・・・
「さあ、修行ですよ！」
黒い隊長に連れて行かれたのはｎｎ2ポイント
「さあ、スモラバの修行ですよ。ほら、こう言う所でこうやって・・・
こんな感じで・・・なんか違和感を感じたらあわせて下さい」
ええっ、こ、これで終わりですか
「他に何があるというんですか？じゃ！」
っと、自分の得意だと思われるポイントに向っていった
ふう、・・・エビのトレーラーだからツンツンって感じで跳ねてる感じで良いんだろうなぁ・・・
足元の葦のポケットや杭に沿って動かして見る・・・
大きい杭に沿って垂直フォール・・・着底でツンツン・・・５秒ステイ・・
ヌボー・・・ん？ ビシ！ グングン！ ギュイ～ン！
ひえぇ～ ラインが鳴いてるよぉ～ 奇跡だ。ビギナーズラック！
「どうだい？ 俺様の指導の賜物だぜ！」っと言わんばかりの笑みですねぇ
２７センチ君でした
こんな感じのスモラバとトレーラーでした
これからやろうとしていたポイントをさっさとチェックした黒い隊長は、
「さあ、修行は終わりですよ！」
えぇえ！もう終わりですか？
「当たり前じゃ無いですか！もう釣れたんでしょ！俺は釣れて無いんですから！」
はぁ、そうですか
「じゃあ、ガソリン入れて純輝に行きますよ！運転してください！」
判りましたぁ
先週はお店が休みだったので食べれなかった純輝の「みそごま」
先週の分も取り戻すべく、当然のように「大盛り」です
ふう、美味い！ ごちそうさまでした
午後からは、黒＆極悪隊長に連れられ、北浦近くの野池を開拓すべくステアリングを握る
だが、期待通りの野池はなかなか無く、見つからない・・・
疲れた二人の隊長・・・
ステアリングを握った黒い隊長は、水路へ戻ったようだ
なぜなら睡眠不足の私は意識が無くなってしまったからだ・・・
寝ちゃったのね
気が付くと新テトラに向っていた。
上流側に入って、スピナベ・クランク・バイブレーションなどなど繰り出す・・・
しかし、何もおこらず・・・
戻ってきた水門のところで、護岸沿いに引いてきたアレックスが引っ手繰られる！
フィッシュ！ ブーン・・・すっぽ抜けたアレックスが帰って来た
トホホ
残業するという黒い隊長を残して、極悪隊長の家に戻り、水戸黄門を見ながらビールを飲んでいい気持ちの所へ帰って来た黒い隊長と「ハリオン」で食事
美味しいですなぁ ・・・特にナンが・・・次はカレーは辛くして見よう・・・
食べ終わるころ大残業を終えた男爵が現れ、カレーとチーズナンをテイクアウトして隊長宅で食べた。
その後、少しまったりして、隊長宅を出たのが１０時４０分頃
１２時前にようやく帰って来た
長い１日だったぁ ベルごめん
