新古今和歌集の部屋

謡曲 舟弁慶

舟  弁  慶

         五番目物 猛将物 観世信光 作

頼朝のと不和により都落ちした源義経主従は、舟で大物の浦に到着した。弁慶は、義経の愛妾静御前がお供をしていると知ると送り帰す様進言し、静に告げる。静は別れることを決意し、義経の行く末を案じて舟の上で舞を舞って別れる。途中暴風雨となり平知盛が怨霊が現れるが、弁慶に退けられ退散する。静御前と知盛が同じ役者にさせるというのも奇妙な演出です。

前ジテ:静御前 後ジテ:平知盛怨霊 子方:源義経 ワキ:武蔵坊弁慶
ワキツレ:義経郎党 アイ:船頭


地 ただ頼め。【序の舞】

シテ ただ頼め、標茅が原のさしも草

地 我世の中に、あらん限りは。

 


ただ頼め、標茅が原のさしも草我世の中に、あらん限りは

第二十 釋教歌 1917 (よみ人知らず)

なほ頼めしめぢが原のさしもぐさわれ世の中にあらむ限りは

このふた歌は清水觀音の御歌と云ひ傳へたる

コメント一覧

jikan314
Re:このお能は何度も見ましたよ。
Sakura様
コメント有難う御座います。
本当私は、ほとんど能を見たことが有りません。
新古今の後世への影響と言う視点で、紹介しているだけで全くちんぷんかんぷんなんです。
台詞一つが、和歌や物語に繋がっている古典芸能の華なんだと生意気にも思っております。
sakura
このお能は何度も見ましたよ。
子方の義経がとても可愛らしいです。
私の地元の劇場でも古典芸能が演じられます。
この秋は能が片山九郎衛門、狂言が野村萬斎です。

夫の転勤で熊本に住んでいた時、近くの水前寺公園で
何度もお能を見せてもらいました。
薪能も無料です。暇に任せて通いました。
それ以来のファンです。帰ってきたころは大阪や京都にも
足をのばしましたが、近ごろは地元の年一度の名月能だけです。

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