新古今和歌集の部屋

春歌下 花散る別れ


新古今和歌集 巻第二春歌下


 題しらず      西行法師
ながむとて
花にもいたく馴れぬれば
      散る
       別れこそ
        悲しか
        りけれ

読み:ながむとてはなにもいたくなれぬればちるわかれこそかなしかりけれ 隠
意味:美しいとずっと眺めていたら、花にも大変愛着を持ってしまったので、散る別れが大変悲しくなってしまった。

京都御苑

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