新古今和歌集の部屋

小倉山百人一首 十二月異名并和歌 一月二月



 正月
睦月
 初空月
  初見月

春を得て
  けふたてまつる
        若水に
千とせの
 影やまづうかぶらん
ーーーーーーーー
  屠蘇

春ごとに
 けふなめ
    初る
くすり
  子の
 わかへつゝぞみん

 君がためしと

※ 年中行事歌合 新中納言
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  七種

きみがためなゝつの
         朝の
       七草に
猶つみそへん

  萬代の
     はな
ーーーーーーーー
  蓬莱

亀山とも食つみとも
        いふ

亀山にいく薬のみ

    ありければ

とゞむるかたも

  なき
    別かな

※ 拾遺集 別歌
ーーーーーーーー
 二月 衣更着 梅見月
    小草生月

山櫻いまぞ

  ひらくる枝
     かはる
柳のまゆも
 花の
  こゝろも
ーーーーーーーー
 梅  あやま
    たられつゝ

梅の花

 にほふあたり
      の
  夕ぐれは
あやなく

   人に

※ 後拾遺 能宣
ーーーーーーーー
  早蕨

やまざとは野邉の

  さわらび
   もえいづる

折にのみこそ

  人は問ける

※ 堀河百首哥
ーーーーーーーー
   鶯

春たてば
   雪の下水

    うら
たにの  とけて
  うぐひす

 今ぞ啼なる

※ 千載集
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