新古今和歌集の部屋

羈旅歌 紫式部 まひろが越前の宿所で紙に書いた歌

(22)越前の出会い - 大河ドラマ「光る君へ」

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大河ドラマ「光る君へ」 - NHK

かきくもりゆふだつなみの

 あらければうきたる

      ふね

   しづごゝろなき



新古今和歌集巻第十 羇旅歌
 湖の舟にて夕立のしぬべきよし申しけ
 るを聞きてよみ侍りける
                  紫式部
かき雲り夕立つなみの荒ければ浮きたる舟ぞしづごころなき

よみ:かきくもりゆうたつなみのあらければうきたるふねぞしずごころなき 有定家雅 隠

意味:急に掻き曇ってきて夕立が湖に降って波が荒くなると浮いている舟だけに心もとなくなります。憂き舟だけに。

備考:なみの(くものイ)。家集では、「西の海の人」との贈答。十代抄書



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