新古今和歌集の部屋

元禄九年系図絵入新古今和歌集 夏歌 西行

      西行

聞かず
    とも

 ここをせにせむ

      ほととぎす

山田の
   原の
     杉の
  むらだち

 

伊勢市山田付近

新古今和歌集巻第三 夏歌
 題しらず
     西行法師
聞かずともここをせにせむほととぎす山田の原の杉のむらだち

よみ:きかずともここをせにせむほととぎすやまだのはらのすぎのむらだち 隆 隠

意味:ほととぎすがまだ鳴いていないが、ここはほととぎすに出会えるだろうからここで待つことにしよう。伊勢神宮の山田の原の中の杉林だからきっとほととぎすがきますよ。

備考:御裳裾川歌合。歌枕名寄、定家十体事可然様。美濃の家づと、新古今和歌集抜抄、新古今抜書抄、新古今注、新古今和歌集抄出聞書(陽明文庫)

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