新古今和歌集の部屋

百人一首一夕話 5 巻之三 1 蔵書


百人一首飛登與我丹理巻之三
  目録
素性法師  歌譯
 素性良因院に住する話       宇多法皇宮の瀧御遊覧の話
文屋康秀  歌譯
 康秀の名を文琳と書話
大江千里  歌譯
 大江音人博覧の名高かりし話    千里文学ありて和歌に名高かりし話
 百二十首句題の歌の話       千里弟千古と贈答の歌の話
菅家  歌譯
 延喜帝寒夜に御衣を脱給ふ話    時平公國経の北方を奪はるゝ話
 菅公御先祖の話          菅原大江両家の話


 菅公始めて弓射たまふ話      菅公の御母詠歌の話
 菅公類聚國史を撰したまふ話    唐の裴文籍菅公の詩を賞する話
 菅公五十賀に帝より沙金を賜ふ話  菅公時平と共に幼主を補佐したまふ話
 両皇菅公を寵したまふ話       時平菅公を讒せらるゝ話
 菅公左遷の宣旨下る話       菅公亭子院に歌を奉りたまふ話
 太宰府にて詠じたまふ詩歌の話   菅公薨去の話
 安樂寺に墓所を定る話       都に雷鳴の災ある話
 時平公薨ぜらるゝ話        菅公を本位に複したまふ話
 菅公の霊を北野に祭らるゝ話    天満宮の廟号をまゐらせらるゝ話
 西の京のあやこが話        待賢門院の半物衣を盗む話
 阿闍梨仁俊歌の話         西七条銅細工の女の話
 飛梅の話             太宰府祭礼の話


 大江匡房卿の作文神慮に叶ふ話   太宰府の御社連歌の話
 太宰府うそかへ鬼取の話      安樂寺景致の話
 菅公櫻の御歌の話         重衡卿詠歌の話
 聖廟の話


遍照吾子
をも出家せ
しめ、名を
素性とつけら
しは、わが黒髪
をなでずや
在けんとよみ
出られし、歌の
こころを、
亦わが
子にも
 およぼすに
    似たり。
これもとめず
     して、
自然なる
   ものなり。


            寛平法皇とは宇多帝の
             ことにして昌泰二年の
             冬、かざりをおろし給ふ。
            法皇と称する事
                こゝに始る。

法皇
 宮の瀧と
いふところ
 御らんじ
  ける
   御供
    にて
水ひきの
 白糸
   はへて
  織はたは
 たびの衣に
  たちやかさ
     ねむ
   藤原右大将            宮瀧は
                      吉野の
                       おくにあり。


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