昨日の続きです。
【解ける解けないは、どうでもいい。
出来・不出来ではなく向き不向き】
「そもそも何のために学ぶか?
幸せになるために学ぶ。
幸せって何?
いい中学に入って、いい大学に入って、
いい会社に入って、いいお給料をもらうこと?
違います」
「幸せに生きるとは自分らしく生きるということ。
自分らしい生き方とは?
どこにあるの?どこに書いてるの?
そんなものはない。
自分で探すもの。
だから、自分らしい学びが必要なんです」
「自分で工夫していくと、どんどん進化していく。
興味を持てなければ好きにはならない」
「学習は本能。
熱中できるもの没頭できるものしか
得意にしかならないし、
その方向にその子の人生がある」
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【親は口出ししない】
「親の趣味を押し付けてはいけない。
親が口出ししちゃダメなんです」
「こどもをロボットにしたいですか?
ロボットにすると、リモコンを悪者に奪われたら
悪いロボットになってしまう」
「子どもが自ら望んでやりたがることしか身にならない。
究極は、親を必要としない子どもにしなければならない。
だから、親の趣味を押し付けてはいけない」
「私は、自分の親を評価しなかった。
何の教育も受けてないし、
全部自分でやって、自分で伸びてきたと思ってきた」
「でも、この仕事をやっていると、ひどい親をたくさん見てきて
何も言わずに黙って見守っていることが一番大変なんだな、
と分かって、ウチの親はすごいな、と見直したんです」
「親は見守るのが大事。
口出しするのは、自分が安心したいだけ。
子どもを心配するのが嫌なら、子どもを作ってはいけない」
「子どもを導かなければならない、と思わずに
自分も子どもと一緒に成長しようと思えばいい」
「親は余計なことするなよ、と」笑
「親が良かれと思ってやることは、大体裏目にでる。
一番いけないのは、
親が安心したいがために何かを強いること。
何かを押し付けられて、
それが好きになることや得意になることはない」
「本や教材など
コレ読みなさい
コレやりなさい
と子どもが食いつかないものを押し付けるのはNG」
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【学力は”生きる力” 合格は副産物】
「何のために学ぶのか。
幸せに自分らしく生きるために学ぶ」
「そのための学力を身ににつけていれば
合格は後からついてくるし
仮に中学受験で失敗しても
努力し続ければ成長し続ければ必ず
どこかで必ず結果はついてくるんです」
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教育業界のバイブルにしたいと思える内容でした。
ため息しかでなかったです・・・。笑。
ここまで極めるまでに、宮本塾長は、
一体どんな景色を見てきたんだろうと思います。
宮本塾長は、ひどい親をたくさん見てきたのかもしれない、
と気づきました。
私もその中の1人だったかもしれません^^;
自分が安心したかった、という気持ちは否定できません。
あれこれと世話を焼いていた時期もありました。
勇気を出して自分の理想を手放した時から、
娘は伸び伸びと生きるようになり
メキメキと頭角を現しました。
だからこそ、宮本塾長の言葉が身に沁みるのです。
私は、教育関係の仕事をしているおかげで
自分の失敗に気づけたし
失敗を成功の始まりだと思える人間なので
あっけらかんとしていますが
世の多くのお母さんは良かれと信じて
今、この瞬間も子供と対峙しているかもしれない、と思います。
一生懸命になりすぎて
ボタンを掛け違えているお母さんを見る度に
切ない気持ちになります。
参考: