少し悲しいお知らせです。希望は捨てません、諦めが悪いのがJ62の真骨頂ですから。

ここのところ幌屋さんの動きがおかしいなと思っていました。非常に残念乍ら、社長から共同で立ち上げた幌プロジェクトは、生産を委託している幌屋さんの都合で、2019年から中止にするとの連絡を貰いました。正直、100％化学繊維でできたＥＶ帆布10号に巡り合え、これからというところで残念です。このＥＶ帆布10号という幌生地は市販ルートでは供給されていないようです。従来の幌生地とは違って、伸縮性は0で、チジミもしなければ一切伸びもしません。経年劣化がない優れものです。東京の幌屋さんが、実車なしに生産することを由として頂けなくなってしまったようです。『幌骨にはばらつきがあるから、完全に同じ仕様の幌を生産しても、必ず違うものになり実車との齟齬が発生する』とお会いするたびにおっしゃっていました。この方は、この社長様は師匠も一目をおく神様に近い幌職人さんです。これまでに数々の名作を作ってこられました。軍用幌でこの方の右に出る方は日本にはいないようです。今後の対応策を模索中です。しかしながら、純正幌の基礎研究は今後も継続致します。諦めが悪いのが私J62の真骨頂ですから。そのためにも日々純正幌のことを考え続けます。

　
　
　


★三菱ジープ互助会★
　代表発起人J57改＠日野市
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塩井まで。