

環境問題の中でも地球温暖化が注目されている中で,そこに焦点を当てた作品です。
その概要は
「資源探査会社に勤める郷田裕斗は、海底油田の探査のために北極の基地にいた。仲間は同僚や、アメリカ人の準石油メジャーのオブザーバー、海洋学者、そしてカナダ系イヌイットたち。ある日、北極海の水中で核実験が行われる。だが、郷田たちはまだそのことを知らず、いつの間にか孤立していたのだった。
通信機器の故障により外部との連絡は取れず、リード(氷の割れ目)は増え続け、燃料と食料も刻一刻と減る中、ついに精神を追い詰められる者まで現れて……。
大国の思惑と駆け引きに巻き込まれた郷田たちは、氷の世界で生き残ることができるのか。」
と記載されています。
マニアックなほど気象,地球物理,海洋学などを詳細に調査されていることがよくわかります。
わくわくして読み進んだのであっという間に読み終わってしまいました。
笹本氏の作品は,昨年「グリズリー」を読んだのですが,ブログにアップし忘れたようです。
こちらもお勧めです。
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