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ふと、ひとり言を

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「韓国は日米同盟の庇護下にあると自覚せよ」…ケビン・メア米国務省元高官

2013-11-16 14:00:00 | 国際
日韓関係に改善の兆しが見られない中、韓国は「日本が右傾化している」とか
「再び軍国主義への道を歩んでいる」という主張を繰り返しています。

しかし、私は日本が軍国主義に進むことなどあり得ないと考えていますし、そのことは戦後の歴史が証明しています。

終戦から68年が過ぎていますが、日本はこの間一度たりとも他国に対する脅威となっていませんし、他国を恫喝するようなこともしてきませんでした。

韓国の主張する日本の“軍国主義”とは、日本で行われている集団的自衛権の行使をめぐる議論や防衛能力の向上を図る計画を指すものだと思います。

しかしこれは、安倍政権があくまで日米安保の枠組内で自国の防衛力の向上を目指していることでしかない。米国のみならず、関係諸国の多くはこれを支持しているのです。

10月3日の2プラス2(日米の外務、防衛担当閣僚の協議)の共同発表でも、米国はこのことに言及し、はっきりと歓迎の意を表しています。

…略…

米国にとって日米関係は非常に重要な意味を持っています。

韓国が日米の関係について米国に条件をつけるようなことは決して受け入れられない。

朴大統領が注文をつけることなど、到底許されることではないのです。

そもそも、日米関係は韓国にとっても極めて重要だと言えます。

米国は、米韓相互防衛条約が調印された53年以降、韓国において北朝鮮の脅威に対する抑止力として朝鮮半島の安定に貢献してきました。

ただし、米国が韓国を守るためには、日本国内の米軍施設に限らず、空港や港の使用など、日本政府の協力が必要不可欠です。

つまり、日米同盟がきちんと機能しなければ、米韓の同盟関係にも支障をきたすことになるのです。
韓国の国軍はこのことを理解しています。

しかし、一般国民は必ずしもそうではない。

韓国国民は、日本が日米同盟の枠組内で米国と協力していることが朝鮮半島の安定と平和につながっていることを理解するべきでしょう。

また、近年韓国が成し遂げた目覚ましい経済発展も、日米同盟が機能し、東アジアが安定していたからこそ実現したということも、しっかり自覚し、決して忘れてはいけないことだと思います。

…略…

このような現実があるにもかかわらず、韓国サイドからは「日本の右傾化」に対する懸念ばかりが繰り返し聞こえて来ます。

しかし、韓国の主張を私は認めません。

私は、安倍政権が歴史問題をかなり慎重に扱っていると感じています。

手を差し伸べる日本に韓国は従軍慰安婦の問題を理由に交渉を拒むような姿勢を見せています。

ただ、日本は慰安婦問題についてこれ以上の議論に応じない方が良いと思います。

そもそも韓国側がたびたび取り上げる慰安婦が強制的であったかどうかという問題は、本質から全く外れています。

そこは学者が議論すべきことであって、政治の場に持ち込まれる話ではない。

橋下徹・大阪市長の馬鹿げた発言で、韓国国民が感情的になる場面もありましたが、彼は日本政府の代表ではありませんし、韓国とて李明博前大統領の竹島上陸や天皇に謝罪を求める発言など、日本国民の神経を逆なでしてきた経緯があります。

第二次大戦で敵国同士だった日本と米国の間には、今では想像すら難しい敵意と深刻な歴史問題が存在しました。

しかし、サンフランシスコ平和条約という節目があり、60数年の歳月を経て、当時は予想できなかった友好関係と緊密な安全保障関係に発展させています。

このことを思えば、日韓両国が互いに歩み寄ることで良好な関係に発展させることが可能なはずです。


週刊文春11月21日号(P25~26)

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