ドナルド・ハリソンとの出会いは’85年に買った、コンコードからのテレンス・ブランチャードとの双頭アルバム「ニューヨーク・セカンド・ライン」で、2人の組み合わせでこのレーベルから2枚、ソニーに移ってから3枚、現在もこのCDを持っています。その後それぞれの道を歩んだのだとは思いますが、ドナルド・ハリソンの方はあまり名前を聞かなくなりました。むしろ白岩さんからのルートで、彼の最近の活躍を知っている感じです。自分のルーツを意識したサウンド作りになってきましたね。’80-90年代はじめ頃までは、当時の新伝承派のサウンドが強くて、これはこれで好きなサウンドではありました。
For Arts Sake/Donald Harrison(As) Quintet (Black Lion/Candid) - Recorded Live at Birdland New York City November 9 and 10, 1990 - Marlon Jordan(Tp), Cyrus Chestnut(P), Christian McBride(B), Carl Allen(Ds) - 1. So What! 2. Nut 3. Softly, As In A Morning 4. In A Sentimental Mood 5. For Art's Sake 6. Oleo 7. Let's Go Off (And End Announcements)
ジャズメン・オリジナルかスタンダードが中心。このときはニューヨーク・ジャズのメイン・ストリーム街道をまっしぐら、というサウンドでせまってきます。有名なマイルス作を自由なモード奏法で泳いでいく1曲目、サイラス・チェスナット作のほんの少しアップテンポでいかにもジャズらしいノリとフレーズで聴かせる2曲目、アップテンポでスリリングなスタンダードを聴かせていく、けっこうハードな17分もの3曲目、ホッとするスローなバラードで中盤ミディアムでやや盛り上がる4曲目、ドナルド・ハリソン作で、アート・ブレイキーに捧げたと思われる、マイナーでハードバップという雰囲気が妙に懐かしい5曲目、アップテンポで明るめのテーマとモーダルなアドリブがガンガンせまる6曲目。
ジャズCDの個人ページ(工藤)
For Arts Sake/Donald Harrison(As) Quintet (Black Lion/Candid) - Recorded Live at Birdland New York City November 9 and 10, 1990 - Marlon Jordan(Tp), Cyrus Chestnut(P), Christian McBride(B), Carl Allen(Ds) - 1. So What! 2. Nut 3. Softly, As In A Morning 4. In A Sentimental Mood 5. For Art's Sake 6. Oleo 7. Let's Go Off (And End Announcements)
ジャズメン・オリジナルかスタンダードが中心。このときはニューヨーク・ジャズのメイン・ストリーム街道をまっしぐら、というサウンドでせまってきます。有名なマイルス作を自由なモード奏法で泳いでいく1曲目、サイラス・チェスナット作のほんの少しアップテンポでいかにもジャズらしいノリとフレーズで聴かせる2曲目、アップテンポでスリリングなスタンダードを聴かせていく、けっこうハードな17分もの3曲目、ホッとするスローなバラードで中盤ミディアムでやや盛り上がる4曲目、ドナルド・ハリソン作で、アート・ブレイキーに捧げたと思われる、マイナーでハードバップという雰囲気が妙に懐かしい5曲目、アップテンポで明るめのテーマとモーダルなアドリブがガンガンせまる6曲目。
ジャズCDの個人ページ(工藤)