帰宅した美佳が居間へ入ってくるなり、「明日の秋フェアはお休みします」。父「何か嫌なことがあったの?」と訊いても、美佳「…」。
昼前には母へのメールで、「明日の作業所の秋フェアは頑張ります」と言っていただけに、母は???だが、父は「お祭り好きの美佳が、イベントに参加しない筈がない」と冷静。
果たして翌朝、美佳「お腹が痛いの」と愚図りながら朝食をぺろりと平らげ、いつも通り出かけて行った。「お腹が痛いなんて、睡眠不足の言い訳だよ」と解説した父だったが。
午後2時頃、母の買い物のお供をすることになり、父「秋フェアは1時までだけど、いつも通り暗くならなきゃ帰ってこないよ」と言っているところへ、美佳が疲れた表情で帰ってきた。
で、もしかしたら本当に体調が悪いのかも‥と心配し急いで買い物から戻ると、美佳はシャワー中。だが、しばらくして気がついたとき美佳の姿はなく、暗くなってからコンビニの袋を下げて帰ってきた。
血色もよく、朝の愚痴はどこへやら・・。心配しただけ損をした気分の父は「チェッ!」。