「自閉っ子」こんな風に生きてます

元気溌剌!「自閉症おねえさん」の生活記録

問題はxxだ

2014-03-30 14:50:32 | 日記

 3連休の最終日は、移動支援のヘルパーさんと一緒にxx公園へお出かけ。ヘルパーさんによれば、動物園では一つずつ丁寧に見てときどき携帯で写真を撮り、遊園地ではすべての乗り物に乗り、池ではボートを漕いで楽しんだという。
 「ボートは上手に漕げるんですね」とヘルパーさんもビックリしていたが、父も母も教えた記憶がないので、余暇活動で覚えたのかも・・。

 夜になって、美佳の関心は前日に親戚の誰も来てくれなかった祖父母の墓参りのリベンジ。「次は5月の連休?」と訊かれた母が「そうねえ、裕ちゃんは昨日退院したからよくなっていると思うし、利ちゃんも元気になっていると思うよ。みんなで行けるといいねえ」と答えると、美佳「問題は野田さん(母の長姉のところ)」と言ったので、母はギョッ!!
 野田さんは高齢で要介護状態なので、確かに美佳が言う通りなのだが、まさか美佳の口からそんなセリフが飛び出すとは予想だにしていなかった母は唖然。もしかして、美佳の知り合いの誰かの口癖だったのかも知れないが・・。


作業所を休みます

2014-03-28 11:14:45 | 日記

 朝食事をしながら、顔をしかめて美佳「ちょっと頭が痛い」。父「どうしてかな?」と訊くと、美佳「()5時に起きてテレビを観たから・・->父「作業所には行けるの?」->美佳「はい」と言って出かけた美佳だったが・・。

 12時半過ぎになって母にメールがきた。「こんにちは。今日は頭痛がしました。明日は家で休みます。美佳より」。「終ったら早く帰っておいで・・」と返信した母だが、「土曜日曜は目一杯遊んでおいて、作業所を休むなんて・・」とおかんむり。
 帰ってきた美佳は、外見は普段とそう変わらないが、花粉症の影響で頭が重いのか、「頭が痛い。耳鼻科へ行きます」とブツブツ。そのまま部屋に籠ってガサゴソしていたが、夕食の席に来ると「お部屋の掃除をしました」。これは美佳が作業所を休む前日の儀式のようなもの。
 案の定、翌朝母が起こしにいくと、美佳「具合が悪いので作業所を休みます」。耳鼻科も口実で行く気などさらさらなく、その日は一日家で寛いでいた。ここまで確信犯的に行動されると、母も諦めるしかない。ヤレヤレ!


早寝早起き

2014-03-26 09:46:36 | 日記

 日曜日の夜テレビを観ていると、やってきた美佳が「今日は早く寝たほうがいい?」。そういえば前日はSD会で遊び、その日も水泳教室のあとタップダンスで汗を流してきた。
 余暇で体力を使い果たして作業所を休むようでは本末転倒。「11時までに寝なさい」といくら言っても守った例がない。が、本人が自覚しているのならもっけの幸い。で、「今日は疲れたよね」と言うと素直に就寝。
 翌朝のつやつやした顔を見ても早寝早起きの効果はてき面だが、これをどう習慣づけるか?は頭の痛い問題。

 朝食の席に未清算のレシートを大量に持ってきた美佳に、母「部屋は片付いているの?」と念押し。母との約束では、部屋をキチンと整理整頓してないとレシートの清算は受け付けて貰えないことになっている。
 グッと答に詰まった美佳だったが、すぐに「帰ってから片付ける->「じゃあ、それを確かめてから払うから・・」と母。部屋の整理ができていない場合、今までだと「・・・」となってしまう美佳だったが、言葉で対応できるようになったのは大きな進化。


墓参り

2014-03-24 20:29:15 | 日記

 お彼岸の墓参りは美佳の楽しみの一つ。だが、今年は母の姉妹が「手術で入院中」「高血圧で体調不良」etcで都合がつかず、最後までPendingだった利江叔母からも前日になってキャンセルの連絡が入った。
 母が慌てて姉に連絡したが、工事業者が来るので家を空けられないという。美佳にそれを伝えると、「行きません」。父「お父さんが行ってあげようか?」と持ち掛けたが、美佳「行きません」でお呼びじゃない。
 で、母が「お姉ちゃんは22日ならいいって・・」と言うと美佳「22日に行きます」で決定。

 当日は父が最寄りの駅まで車で送り、日暮里駅で姉と待ち合わせて霊園へ。花と線香、それに美佳がxx寺で買ってきたそば饅頭を供えて、墓参りは無事終了。後は恒例のニュー・トーキョーでオムライスを食べて上機嫌で帰ってきた。
 帰ってから、母「美佳が”初めにニュー・トーキョーでご飯を食べるって決めたのは誰?“ってしつこく訊くのよ。まあ、真紀(長姉)だろうって答えておいたけど・・」と困惑気味。何でそんなことが気になるのでしょうね?


クロスワードパズル

2014-03-22 12:01:40 | 日記

 夕食時になったので食卓へ行くと、美佳がなにやら熱心に書き込み中。父「何をしているの?」と覗き込むと、食材配達のメニュー誌に載っているクロスワードパズルを解いているところ。
 見ていると、美佳の知識の偏りが垣間見えて父は興味津々。
 簡単にできたのは
  ・和室で布団を収納->オシイレ、
  ・駅伝でつなぐ->タスキ、
  ・穴に通す耳飾り->ピアス、
  ・日本庭園のここで鯉が泳ぐ->イケ、
  ・灰色を英語で->グレー、
  ・電話?郵便?暗証?->バンゴウetc
 難しかったのは
  ・ことわざ「笑う?には福来る」->カド、
  ・同じく「亀の甲より?の功」->トシ、
  ・?の呼吸で息ピッタリ!->アウン、
  ・「?の爪」はトウガラシの一種->タカetc
 
意外だったのは、慌てず騒がず?に判断->レイセイと正解していたことetc。最終的に、多少間違いはあったがキーワードを結んだ回答「ウグイス」は正解。
 これからは目に見える物だけでなく、諺のような抽象的な話題も日常会話の中で取り上げていかなければ・・と考えさせられたひと時でした。


予定を変更②

2014-03-20 14:13:27 | 日記

 帰ってきて、「どうして変えるの?」とキツイ口調の母に、叱られたと思ったのか美佳は「・・・」。
 で、父「電話ありがとう。こんな風に何かあったらすぐ電話してくれると助かるよ」と褒めてから、「もしかして映画を観るの?」と訊くと、美佳「映画を観ます」->父「ドラちゃん?」->美佳「はい、そうです」。
 きっと、J市で映画館の広告を見て急いで電話してきたのでしょうね。そこで、母「Aさんと一緒に観てもいいのよ」と提案したが、美佳「一人で観る」と断固拒否。プールや公園はいいが、映画だけは一人で・・というこの拘りは何?

 が、毎回予約で苦労している母は「Aさんだって忙しいの。ダメだったらどうする?」->美佳「22日」->母「それもダメなら4月5日でいい?」と言われても、予定が決まっていない美佳は「・・・」。で、父「とりあえず22か23で聞いてみたら」と助け舟。
 不承不承母が去った後、父「これでいいよね」と言うと、美佳「お父さん大好き」。「えっ!どうして?」と訊くと、美佳「優しいから・・」に父は苦笑い。翌日、母が電話して23日に変更になったが。


予定を変更①

2014-03-18 11:19:53 | 日記

 夕方5時ごろ居間へ降りていくと、母「マナーモードにしていたから気がつかなかったけど、さっき美佳から電話があったみたい」。母は台所仕事で手が離せないので、代わって父が電話。
 数回のコールの後、「もしもし、○○美佳です」という声が聞えてきた。父「さっきお母さんに電話したようだけど何かあったの?」と訊くと、美佳「Aさんと23日に浅草へ行きます。お母さんがAさんに電話します」。

 これでは他人には何のことか分からないが、美佳は切羽詰るとオウム返し話法に戻ってしまう。Aさんは移動支援のヘルパーさんで、30日に浅草へお花見に行く予定になっていた。
 美佳が言いたかったのは、「30日は都合が悪くなったので23日に変えたい。それを母がAさんに伝えて欲しい」ということ。
 で、父「今どこにいるの?」->美佳「J市(隣町)」->父「分かった。早く帰っておいで」で終ったが、美佳がJ市へ行ったということで、父にはピンとくるものがあった。


寝不足の所為?

2014-03-16 14:26:24 | 日記

 作業所から帰ってきた美佳が、「頭が痛い!」。食事中も元気がなく、小さな声でひとり言をブツブツ。食べ終わってからも、「頭が痛いのは寝不足の所為?」と母にしつこく確認。
 母にすれば、”毎晩12時過ぎまで起きているのに、朝5時のニュースは必ず観てまた眠る”、そんな生活をしていて睡眠不足にならない方がオカシイ。

 で、母「いつも言ってるでしょ!もっと早く寝なさいって」と突き放すと、美佳「何やってるの?ダメでしょう!」etc喚き散らしてミニ・パニック。更に母が「どうして約束を守れないの?K先生とも約束したでしょ!」と畳み掛けると、美佳「約束を守りますッ!」と不満たらたらの大声。そのままプイッと部屋を出ていってしまった。

 ところが、暫くしてデザートのコーヒーゼリー作りに現れた美佳は鼻歌交じりの上機嫌。10時過ぎには、居間にいた父にわざわざ「お休みなさい」と挨拶にきた。
 喚いて気が晴れたのか?やりすぎたと感じて機嫌をとりにきたのか?その乱高下する美佳の気分に父はついていけず!


お一人さま

2014-03-14 07:35:54 | 日記

 母が冷蔵庫を開けると、一人用のちゃんこ鍋セットが置いてあった。「また、こんなもの買ってきて・・」と母はブツブツ。
 翌々日の土曜日、昼食の用意をする時間になったので風呂掃除をしている美佳のところへ行き、「どうする?」と訊くと、美佳「自分で作る」。で、父と母が先に食べてコーヒーを飲んでいるところへ美佳がやってきた。

 「何を始めるのかな?」と思ってみていると、ちゃんこ鍋セットを取り出したが、食材が入っていたアルミ鍋は使わず、お粥を作る小さな土鍋をガスレンジにかけた。そして計量カップで水を入れ、粉末の出汁を溶かし、食材を投入して点火。アルミ鍋を使わなかったのは何となく頼りなかったから?こういうところは意外と用心深い。
 鍋が出来あがる間に冷凍のご飯を電子レンジでチン。これに漬物、母が用意した果物・コーヒーetcを手際よく並べて、美佳「美味しい!」とご満悦。
 「なるほど、これなら一人暮らしでも困らないな」と父は感心するばかり。その好奇心が美佳の原動力なのだが・・。


キャンペーン当選②

2014-03-12 10:06:38 | 日記

 父が発送元の”JRxx受験生に応援を届けるキャンペーン”を頼りにネットで検索すると、ありました。「JRxxのエキナカコンビニ店頭で、専用の応募はがきが付いた「合格祈願ボトル」を発売いたします。・・・。応募された方の中から抽選で100名様にxx500mlペットボトル(12本入り)をプレゼントします」。

 送られてきた製品も発送元も一致して、父「これだ!」と確信。早速美佳に確認すると、JRの駅で買ったボトルについていた応募ハガキを出したことがあるという。JRxxさん、疑ってごめんなさい!
 そういえば20年ほど前にも同じようなことがあった。美佳がWONDAのプレゼントに応募して、雪山でも使えるダウン入りジャンパーetcが入ったセットが送られてきて家族はビックリ。頑丈な防寒ベストは父が今も愛用しているが・・。
 それにしても「君は籤運が強いねえ」と父は感心するばかり。今回は良かったが、何にでも申し込む美佳の性格!悪徳商法から身を守る仕組みをどう教えるか?父は頭が痛い。