少しずつ秋の気配は感じるようになったが、相変らずの厳しい残暑が続く。
そんなある日、「今日は安かったから・・・」と母が買ってきたサンマの塩焼きをつつきながら、美佳「これからは食欲の秋?」と訊かれた。酷暑のなか、一向に食欲が衰えない美佳にヤキモキしていた父はオヨヨッ!!「お前、これからもっと喰うという宣言か?」と憮然。
母が「読書の秋ともいうよ」とフォローしたが、美佳は「・・・」。”スポーツの秋”というのもあるけど、”食欲の秋”だけは絶対に譲れないということ?父も「美佳さあ、食べてもいいけど、もうちょっとスマートになろうよ」と提案したが、美佳はそっけなく「はい」で手応えなし。
ところが翌日、冷蔵庫の中に見慣れないペットボトルを発見。みると“アサヒ 食事の脂にこの一本”。ということは、本人もそれなりに気にして考えたのでしょうね。今まではずっと”お~いお茶”だったのに、と父はボトルを手にニヤニヤ。
翌朝、野菜パックとボトルをバッグに入れて出かけた美佳だったが、いつまで続く?