使い残しのむね肉を冷凍庫に放り込んだままの母。早速、美佳のチェックが入った。美佳「このお肉何に使いますか?」->母「まだ考えていないの」。
そんな問答が数日続いたある日、母「何にしたらいいと思う?」->美佳「カレーライス」。その翌日、要望どおりカレーを作ったが、母はうっかり鶏肉を追加するのを忘れてしまった。
その夜冷蔵庫をチェックした美佳、今度は「賞味期限は明日です」と駄目出し。結局、むね肉は翌日の夕食のサラダとなって一件落着。
自閉症児には、”満たされない何かがあると、それが満たされるまで執着する性癖”があることは広く知られている。美佳の場合もその傾向はあるが、このように連日同じことを指摘し続けることは今までなかった。その余りのしつこさに母は辟易。
とうとう、母「美佳だって(当面不要なものを)大量に買ったりするのに、どうして他人のことはこんなに気になるのかしら?」とブツブツ。まあ、他人の粗はよく見えるし・・ネ。それに、今回は好物のむね肉だっただけに、気になって仕方なかった?