俳句に凝っている母が、美佳に「ねえ、美佳。”雲の上 ドラえもんが 顔をだし” と “入道雲 ドラえもんが 顔をだし” のどっちがいいと思う?」と訊くと、美佳「入道雲 ドラえもんが 顔をだし」と即答。が、母「どうして?」には「・・・」。
今の季節、「入道雲・・・」を選んだ美佳のセンスはそう悪くないと思うけど、所詮は五十歩百歩のヘボ句。選んだ理由を訊かれても、返事の仕様がないか?
姉が「昨日の夜、階段のところでゴキブリ見た」と言うので、家中の”ゴキブリホイホイ”を新しいものに交換。その翌朝のこと、捕集器を覗きながら、母「入っていないねえ。どこへ行っちゃったんだろう」。
そして、横にいた美佳に「ゴキブリ見つけたらどうする?」と訊くと、美佳は手を振り上げて叩き潰す仕草をしながら「こうやって、バーンと・・」。「本番でもその勢いで頼んまっせ!」と父は苦笑い。