みつい台周辺の花と蝶

みつい台周辺は未だ自然が一杯。
散策で出会った樹木や野草の花、蝶の姿を楽しんで。
(Ponちゃん)

蝶・アサギマダラの幼虫の生活史(成長k観察)

2015年05月16日 | みつい台周辺の昆虫
5/16 Up
渡りをする蝶で有名なアサギマダラの幼虫を今年初頭、散策路のキジョランで2頭発見、その後継続して
自然環境化で観察した幼虫の生育経過観察画像です。

この蝶は八王子西部の低山では良く見られますが、都市化した当団地ではごく稀にしか見られません。
当地に越してきて40年、初めて幼虫に出合えました。

 アサギマダラは大型の美麗な蝶です。(昨年多摩動物公園で撮影したもの)


 2015/01/08 散策路で3年前に見つけた唯一のキジョラン、毎年気にかけていたのですが、この日偶然
 特徴のあるアサギマダラの食痕があるのを見つけ、葉裏に初齢幼虫が2頭いるのを見つける。
 鳥や昆虫の外敵に襲われるのを心配したが、この地の自然環境化で無事育つかどうか以後、定期的に
 観察することに決めた。

 キジョランの幼木、葉に丸型の食痕が見られる。

 葉裏にいたアサギマダラの幼虫・5mm位でした。


2015/01/23 この時期は厳冬期で成長も遅いため日をあけて散策の都度撮影する。幼虫は大きな葉裏で生活してるので外敵
 に見つかり難い。幼虫は裏面から食ぺ葉に穴をあけている(食痕)。


2015/02/07


2015/02/13


2015/03/13


2015/03/17




2015/03/31


2015/04/12 急に大きくなってきました。


葉の食痕の状態。


2015/04/15 幼虫は人為的に葉裏を見せて撮影してるが、自然状態ではこのように葉裏で生活している。
葉の表面にいたのは一度も見たことはありません。葉裏が生活の常置場所なのでしょう。




2015/04/16 この日を最後にその後姿を見失う。気温も上がり、蜂等の外敵も増え、やられたかと
 半分あきらめていた。その後通る度に確認したが発見できなかった。


2015/05/10 この日も駄目と思って確認したら、なんと葉裏に蛹が、色合いからして蛹化して
 日もあまり経ってない感じ、この3週間どこにいたのだろう。採集は止め自然環境科で無事羽化するか
 観察することにした。






 キジョランも新しい蔓を伸ばし始めてきました。


2015/05/11翅の斑紋が透けて見えますね。




2015/05/13


2015/05/16今日確認したら、羽化した殻が残ってました。

 羽化殻です。 自然光で撮影

  
        ストロボ撮影


 幼虫が育った散策路の自然環境です。(5/13 撮影)


 1/8に幼虫を見つけてから今日まで129日、外敵に襲われず良く親になるまで成長したものと感心してます。
 今日はどこを飛んでるのだろう。




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