「なんで今夜なの!?」という、最悪なタイミングってありますよね。
それが昨夜でした。
昨夜は皆が楽しみにしていた岡崎の花火大会当日、前日の強風もおさまり、少々蒸し暑いものの、なかなかの花火大会日和でした。
わたしも久しぶりに浴衣を着て、家の近くから少しだけ見える花火を見に行こうと、夕食を簡単に済ませてお風呂にお湯も早めにはっておきました。
ただ、夕方の天気予報で「今夜は非常に大気の状態が不安定で、カミナリや大雨に注意してください」と、おねーさんが言っていたのが気になりましたが。
夕食を食べつつ、遠くて近い花火の音が聞こえてきます。
窓の外を見ると、花火の色がわたしが住むところまで見えます。
(今年の花火は、結構派手で大仕掛けなのね)と、感心していたところ
ヒゲ君が一言、「これって、カミナリぢゃん」
えぇっ?
と、外をよく見ると、確かに花火ではない閃光が・・・
ヤバイぢゃん!
急いで窓を閉め、食事の後片付けを始めるわたし。
今日に限って、妙に気が急く。
カミナリがどんどん近づいてきます!
今まで聴いたことが無いくらいの、でかい音と土砂降りの雨が!
バリバリ ドッカーーーーーン!
全身に響くようなカミナリがっ!
今夜は花火大会ではなく、カミナリ大会?
何か起こりそうな胸騒ぎを覚え、急いでトイレに行きました。
・・・・あれっ、水が流れないよ・・・?
我がハイツでは、タンクの水をモーターを使って各家庭にくみ上げているシステム。停電でモーターが動かないなら納得しますが、電気は付いている。
一過性の状態なのか、それとも・・・・我が家だけなのか?
ご近所も同じ状況なのか確認するためにお隣の家に行くと、わたしの顔を見てすぐ「うちも同じだよ」と。
階下の家もすべて同じ状況と分かった頃には、カミナリが遠くなっていく。
皆でワイワイと原因や対策を練りましたが、結局、管理をしている不動産屋にわたしが代表して問い合わせる。
「なんとかしてぇ」と訴えると、トリアエズ業者に依頼するという。
皆にそのことを報告して、少し落ち着く。
隣の住人が誰なのか分からない、昨今、こうして皆で「なんとかしよう」と一致団結出来るこのハイツが、わたし達夫婦は気に入っている。
30分くらいしてから、外でなにやら声がする。
声のするほうに行ってみると、不動産屋と電気業者のおじさん。
どうやら水槽タンクのモーターのヒューズが、でかいカミナリに負けてしまったらしいとのこと。
同じヒューズが在庫にあれば、すぐに取り替えて、モーターを作動させてくれるという。
雨に濡れながらも、いろいろ調べてくれているおじさんが、まるで天使のように見えました。
10分後、ヒューズを取替え、モーターが動き、無事に水道から水が流れてきた!
ほっ
としたのもつかの間、天使のおじさんが「これ、モーターの基盤がヤラレテいるから、メーカーに交換してもらわないと、またどうなるか分からないよ」
えっ?
「普通なら、水を止めるとモーターも止まるのに、基盤が正常に作動してないからモーターが動いたままなの。そうすると、モーターがダメになるよ。」
一難さってまた一難
「どうしたらいいの?」と、藁をもすがる気持ちで天使に聞くと
「ずーっと水を流しておけばいいのさ」と、軽くおっしゃる。
その場に居た皆がわたしを見て
「ぢゃあ、○○さん家で流してよ」と、不動産屋が軽く言う。
はぁ?
(勿体無いオバケの生まれ代わりのようなわたしに、水を出しっぱなしにしろとっ?)
「このハイツに住む、みんなの為にさぁ。二か月分の水道料金は払わなくていいからさぁ」と、不動産屋。我がハイツでは、上下水道料金を二ヶ月分まとめて支払う。
(ハイツの為か・・・・)と、一瞬心が揺れ動きましたが、(ちょっと待って)と、誰かがわたしを止めます。
(この不動産屋の言うことを信じるの?)と、聞いてきます。
そうでした、この不動産屋にはあまりよくない噂があります。
引っ越していった友達も、散々難癖を付けられて泣く泣く諦めたといっていました。その友達はわたしに「アイツの言うことは、必ず録音するように」と、忠告してくれました。
「我が家で水を出しっぱなしにするのなら、水道料金の件を一筆書いてよ。」と提案したところ「いや~、大丈夫だから」の一点パリ!
「では、その話は聞けません!」
断固拒否 NO!です!
という、そんなやり取りを、いつの間にかその場で聞いていた、我が家が使わない階段の住人・Tさんが「ではわたしの家で、水を出しますよ」と、助け舟を出してくれました。
「ありがとうございますぅ。ちゃんと証人になりますよぅ。」
ここには、菩薩様がいらっしゃいましたよ。
月曜日、水槽タンクのメーカーさんが来て復旧するまで、水を出しておいてくれるそうです。ふぅ~
ナントカ決着がついたところで、まだ起きている住人の方に事の顛末を報告し、家に帰ったのは10時半頃。
我がハイツに、建築以来最悪の悲劇が起こった夜、ヒゲ君が何をしていたかお伝えいたしましょう。
浴衣にエプロン姿で右往左往していた嫁を、一度だけ呼び止めたことがありました。
何か名案でも浮かんだのかと、聞いてみると、
「ねぇ、『エンタの神様』に、ニシオカスミコが出てるよ」と、一言。
・・・・・あ・・・そう・・・。
夜勤明けのヒゲ君を、一瞬でも頼ったわたしが愚かでした。
水が止まって約二時間半の間、わたしは3回もトイレに行ったのに、ヒゲ君は一度も行かなかった。それだけでヒゲ君を許してあげよう。そう思いました。
あまりの出来事に、思わずキママにメールをしてしまいました。
いろいろと優しいお言葉をかけていただいてありがとうございました。
ヒゲ君も自己防衛の為、っーか、証拠にするために、ICレコーダーの購入を検討中です。
「言った」「言わない」って、よく問題になりますモンね。
そういえば、小学校からの同級生の男の子が、893さんになっていて、実家と同じ団地に住んでいました!
笑うと可愛かったのにな。
警察の「民事不介入」って、テイのいい「逃げ口上」だと思っています。
ふふっ、キママそうゆうところが、スキよ。
ちょっと、車に乗っていて、怖い兄ちゃんに、
後ろから、突付かれて、追いかけられたことがあり、
怖いので、警察の防犯に、相談したんですよ!
そしたら、事件になっていませんので、何も、お役に立てません!!ッて(警察は民事不介入)だそうで
自己防衛ということです。
相手が、知り合いの息子とわかって、あとで、
説教たれて、やりました。
あ~ひげくんに弱いなあ。(甘いのかな?)
あと、猫に、、、人情話とかも、、、
キママはわたしの「弱い」ところをご存知だから、いろいろと相談できます。
わたしの「強い」部分しかご存じない方には、なかなか打ち明けられませんの。
わたしもキママの「優しい言葉」を聴くと、(ほっ)といたします。
これからもよろしくお願いいたします。
岡崎の花火、日曜日の夜に続きの花火をあげていたような音が・・・。
でも今のわたしには、カミナリに聞こえてしまうぅ。
いろいろな体験をされているのですねぇ。
わたしも今回の出来事を教訓に、優柔不断な態度は「優しさ」ではなく「弱さ」だと感じました。
まだまだ解決していませんが、応援してくださいねぇ。
そういえば、暴力団というおっさんからのうちには関係ない電話があったときも、びくつきながら、怒らせず、はたまた弱みを見せずにと1時間も奮闘したあとに、すうちゃんとこに電話したことあったねえ~~あの時はありがとうねえ~~しみじみ~~
マンション住まいは、そういうことがあるのねぇ
うちは、揉め事対策のために電話は、ICレコーダー付き
にも、事故に遭ったときの示談交渉用ICレコーダー搭載しています。
これも、過去に、トラブルがあった経験からですが・・
まったく、世知辛い世の中ですねぇ
NOと言える、あなたは、偉い