「誰もが風邪には特に害はないと考えており、実際そうなのだが、喘息、気管支炎、肺気腫などの下気道疾患がある人の場合には、風邪のウイルスが急性発作の引き金となり、生命にかかわることもある」と・・・・いう風邪について
新知見が、カナダおよびアメリカの研究チームにより報告されたようだ。
アメリカ・バージニア大学やP&G社が参加。
一般的な風邪の30~50%はHRVが原因であるとされているが・・・
今回分かったことは、
このウイルスが直接、鼻水、くしゃみ、咳などの不快な症状を引き起こしているわけではなく、
ウイルスによってヒトの体内の遺伝子活性が変化し、
それによって症状が引き起こされるのだということらしい。
医学誌「American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine(呼吸器・クリティカルケア医学)」11月号に掲載されたようだ。
研究は、
35人のボランティアに
HRVまたは偽ウイルスのいずれかを注入
感染前および感染後に鼻上皮から擦過検体を採取。
DNAのマイクロアレイ分析の結果、
感染後8時間----遺伝子変化は認められなかった、
2日後----------約6,500の遺伝子に変化がみられた
活性が亢進するものもあれば鈍くなるものもあった。
ウイルスの存在による影響が特に大きかったのは----
○---気道炎症の一因となる抗ウイルス蛋白
○---炎症性化学物質を作る遺伝子
最も活性の高かった抗ウイルス蛋白viperinの値----細胞内で2倍以上となった
HRVの複製がviperinによって妨げられることも分かった。
「これは、人体がウイルスから身を守るメカニズムとしてこれまで知られていなかった部分である」らしい
メカニズムが分かってくれば、予防や治療に役立つことが明らかになるということで。
風邪の治療法として有益と思われる方法は?!
1.---症状を引き起こす炎症性遺伝子を特定し、その活性を阻害する方法、
2.---はウイルスとの戦いを助ける鍵となる分子を特定し、その分子の能力を上げたり、外部から補ったりする方法。
ということらしい。
--------------------
今まで、一番多くの人が感染している病気のはずなのだが・・・・
どうしてメカニズムが研究されてこなかったのか???という方が不思議なのかもしれない。
簡単に罹患するが、ほとんどの人は休息により回復していて、命にかかわるようなものではない!!と思っているからか??? しかし、風邪に感染しても、直す薬はまだ開発されていないのも事実である。
風邪の薬---あるじゃないの??という人もいるかもしれない。
しかし、それらはあくまでも症状の緩和というものでしかない。
風邪ウイルスを直接退治する薬が出来れば、ノーベル賞も夢ではないかもしれないが・・・
やはり命に直接関わるような病気の研究が優先されるのは仕方がないことだろう。130/51
新知見が、カナダおよびアメリカの研究チームにより報告されたようだ。
アメリカ・バージニア大学やP&G社が参加。
一般的な風邪の30~50%はHRVが原因であるとされているが・・・
今回分かったことは、
このウイルスが直接、鼻水、くしゃみ、咳などの不快な症状を引き起こしているわけではなく、
ウイルスによってヒトの体内の遺伝子活性が変化し、
それによって症状が引き起こされるのだということらしい。
医学誌「American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine(呼吸器・クリティカルケア医学)」11月号に掲載されたようだ。
研究は、
35人のボランティアに
HRVまたは偽ウイルスのいずれかを注入
感染前および感染後に鼻上皮から擦過検体を採取。
DNAのマイクロアレイ分析の結果、
感染後8時間----遺伝子変化は認められなかった、
2日後----------約6,500の遺伝子に変化がみられた
活性が亢進するものもあれば鈍くなるものもあった。
ウイルスの存在による影響が特に大きかったのは----
○---気道炎症の一因となる抗ウイルス蛋白
○---炎症性化学物質を作る遺伝子
最も活性の高かった抗ウイルス蛋白viperinの値----細胞内で2倍以上となった
HRVの複製がviperinによって妨げられることも分かった。
「これは、人体がウイルスから身を守るメカニズムとしてこれまで知られていなかった部分である」らしい
メカニズムが分かってくれば、予防や治療に役立つことが明らかになるということで。
風邪の治療法として有益と思われる方法は?!
1.---症状を引き起こす炎症性遺伝子を特定し、その活性を阻害する方法、
2.---はウイルスとの戦いを助ける鍵となる分子を特定し、その分子の能力を上げたり、外部から補ったりする方法。
ということらしい。
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今まで、一番多くの人が感染している病気のはずなのだが・・・・
どうしてメカニズムが研究されてこなかったのか???という方が不思議なのかもしれない。
簡単に罹患するが、ほとんどの人は休息により回復していて、命にかかわるようなものではない!!と思っているからか??? しかし、風邪に感染しても、直す薬はまだ開発されていないのも事実である。
風邪の薬---あるじゃないの??という人もいるかもしれない。
しかし、それらはあくまでも症状の緩和というものでしかない。
風邪ウイルスを直接退治する薬が出来れば、ノーベル賞も夢ではないかもしれないが・・・
やはり命に直接関わるような病気の研究が優先されるのは仕方がないことだろう。130/51