時の観察者 no つぶやき

世の中嘘ばかり。何が真実なのか?

O-157超え

2007-04-30 11:38:48 | 
O-157を超える強毒菌、国内で2例検出

カナダで集団感染が相次いでいる死亡率の高い強毒型の腸炎細菌を、国立感染症研究所が国内の患者2人から検出したらしい。

厚生労働省は、各医療機関に院内感染防止の徹底を指示!!

クロストリジウム・ディフィシル(C.difficile)

クロストリジウム・ディフィシルは大腸に常在している菌の一種
通常は毒素を産生しない。

この菌は抗生物質が効かない菌で、
抗生物質の投与によって他の菌が死滅すると
この菌だけが生き残り、異常増殖(菌交代現象)をし、
毒素を産生するようになるらしい。

この毒素(エンテロ・トキシン(腸毒)、サイト・トキシン(細胞毒))が、
腸管粘膜に障害を起こす。
軽症--軟便、
重症--激しい下痢、腹痛、高熱

今まで高齢者や全身状態が悪い場合を除き、死亡することはまれだったようだ。
ところが、カナダなどで2003年ごろから、毒素をたくさん作る強毒型が流行するようになり、
ケベック州の12病院では、1703人中117人、約7%が犠牲になっている。

ちなみに一時、世間を恐れさせた病原性大腸菌O-157は、死亡率1~5%。

かなり手強い相手と感じられる。早めに何か手をうっておかないと・・
O-157のように・・いやそれ以上になってしまいかねない。

病原性大腸菌(下痢原性大腸菌)のうち
腸管出血性大腸菌に分類されるO-157
腸管粘膜に定着したO-157がその場で増殖し、産生されたベロ毒素によって下痢を起こすというものだ。
罹患者だ出るたびに新聞に載っている。
まだまだ恐ろしい病のようだ。

今まで、なんとか制圧できていた細菌やウイルスが、生き残りをかけてか?進化してか? 人間に対して猛威を振るうことが出てきているように思う。

いつ猛威を振るうのか懸念されている鳥インフルエンザは、最近のものだが、
数年前は、SARSが世界的に流行った。

医学が進化、進歩を遂げれば、さらに新たな敵がやってくる。
いつになったら、安心できる世界がやってくるのであろう。
100/35

バイオガソリン

2007-04-29 18:56:36 | 科学
イソブテン: 分子式:C4H8 示性式:H2C=C(CH3)CH3

バイオ(植物)エタノール:分子式:C2H5OH

これらを混合し、バイオETBE 分子式 C2H5OC(CH3)3を作る。

---ETBT :Ethyl Tertiary-Butyl Ether エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル--

これがバイオガソリンのことらしい。

エタノールはサトウキビなどから生成されたバイオエタノール 約3%
イソブテンは石油の生成過程の副産物として得られたものを使用

地球温暖化の原因とされる大気中の「温室効果ガス」のうち、
量が多いものは
燃料の燃焼
生物の呼吸
これらから排出される二酸化炭素。これを減らせばよいということか。

カーボンニュートラル効果--「京都議定書」
植物を原料とするバイオ燃料を燃焼させた場合には、
次の世代の植物が光合成によってそれを吸収して育つため、
大気中の二酸化炭素の総量を増加させないという考え方

バイオ燃料の燃焼によって排出された二酸化炭素を温室効果ガス排出量として計上しないことなっているようだ。

地球規模で考えれば、そうなるのか?
何か、どうも、腑に落ちないような、誤魔化されたような
納得できないような、理論のように思う。

サトウキビやトウモロコシからのエタノール
ガソリンを作るときにできる余分のようなイソブチルから作ればガソリンより割安にもなるのだろうか。

どうも食べ物を燃料にするのはもったいない気もする。

石油連盟の目論見では次のような感じである

2007年 50箇所 12000KL
2008年 100箇所 16000KL
2009年1000箇所 20000KL
2010年全国展開 840000KL

果たして、本当に環境にやさしい燃料となるのか、
数年先になくなっていないことを祈りつつ・・・
98/30

ノアの箱舟の大洪水?!

2007-04-27 10:25:05 | その他
英国の東にある北海沖の海底に8000年以上前に水没した狩猟採集社会の遺跡発見?!

バーミンガム大学の調査団が突き止めたようだ。

英国の東海岸から北東沖のシェトランド諸島を通って
スカンディナビア半島に及ぶ海底

これまでに23000平方キロメートルの範囲にわたって
川や丘、砂地、湿地といったかつての地形を突き止め、地図にしたようだ。

ビンス・ギャフニー博士は
「新たな国家を発見したかのようだ。海面が上昇して人々は生活の場を失った。変化はゆっくりと忍び寄るかと思えば、突如、速度を増し、人々を恐怖に陥れただろう」と語ったらしい。

調査では約12000年前の狩猟採集社会とみられている。

洗練された文明社会だったようだ。

8000年前に水没とか12000年くらい前に栄えたとなると旧約聖書に出てくる、ノアの箱舟で有名な大洪水の頃?かもしれない?? 
洪水が本当にあったのかもしれないということを感じさせるような発見?!

さらなる調査に期待したいところだが、海の底というのはなかなか捗らない事情も多いようだ。

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ニンニク注射??

2007-04-26 14:43:03 | 
サッカーのJリーグ1部川崎のFW我那覇選手がニンニク注射で
ドーピング規定に違反したことが明らかになったようだ。

FIFAのドーピング規則を見てみると

禁止薬物は以下のような感じになっている

S1.アナボリック・アンドロゲン・ステロイド
 タンパク同化・男性ホルモン・ステロイド◆筋肉増強剤の一種◆
   a.外因性 46種+α
   b.内因性 5種+α
S2.ホルモンと関連物質 5種
S3.ベータ2作動薬
S4.抗エストロゲン活性薬 3種
S5.利尿剤とマスキング剤(隠蔽薬剤)
S6.覚せい剤・興奮剤 59種+α
S7.麻酔薬・睡眠薬 11種
S8.カンナビノイド◆マリファナなどの作用に関係する化学物質
S9.糖質コルチコ・ステロイド

数は表示されている薬物の数で、そんなに正確なものではないのであしからず。
書いてないものは、その類はすべて禁止ということのようだ。

この後に、警告として、アメリカ製サプリメントの中で、アナボリック・アンドロゲン物質でが含まれている(汚染という言葉を使ってます)ものがあり、パッケージやパンフレットにも含まれていることを表示していないものが出回っているが、、、それら製品を検査したり販売の中止はできないので、選手が気をつけるようにということだ。

すべて自己責任ということだ。

検査結果が陽性なら、いかなる言い訳も出来ないということであろう。
ただし、治療目的であれば、問題なしなのだが・・・

今やスポーツも国対抗の一大イベントになってきた。
ということは、ルールも国際化し、取締りもかなり厳しくなるのは仕方のないことだ。
ちょっとした不注意や油断で、選手生命を脅かされることもこれからは増えてくるだろうし、国際間の競争ということは、他の国の選手を落とし入れようなんてウラの戦いもあるのかもしれない。
とにかく、国をあげてそういう意識をもって規則を守るようにしなければならないだろう。
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今年は特待制度

2007-04-25 13:23:32 | 生活
スポーツ特待制度?!

PL学園
東北
済美
福知山成美
白樺学園
国士舘
駒大苫小牧
横浜
大阪桐蔭
広陵

甲子園大会でよく聞く強豪校だ。

これらの学校は何らかの形で特待制度を設けていたようだ。
高野連の規約に反するかどうかは正式な発表を待ちたいが。

特待制度を受けていた選手は5/31まで、対外試合参加を差し止められるらしい。
高野連の会長は
「夏の大会に4200校すべてがさわやかな形で参加できるように、今、こうして急いでやっている」
と述べているようだ。
が、あまり厳しくやると、大会運営がどうなるのやら・・・
強豪高校がすべて参加しない大会になってもおかしくない事態でもある。


ただ、このような感じ、確か昨年あったような・・・・

未履修問題!!である。
最初一校かと思われた未履修問題が、あっという間に、数県に、そして調べれば調べるほどほとんどの都道府県で行われていた。
あの時と同じように思う。

厳しくやれば、次から次と出てくる。
ばれなければ、いいや!
という学校の体質がまた露呈したということだろう。

世間もそれが不正だと認識せず、容認してきたようにも感じるのだが、
世の中、不公平が当然だったということだ。

このようなことを公平に行うようにすれば、強豪高校というのは徐々になくなっていくのかもしれない。

とにかく、過去の問題をあまり暴露すると、現在活躍しているようなプロの選手もすべて何らかの処分を受けることになるだろう。
野球選手がいなくなってしまわないように、臭いものには早く蓋をした方がよいのかもしれない。

綺麗ごとばかり並べて、うやむやにしてきたツケが周ってきたにすぎない。
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ADHD

2007-04-24 14:38:06 | 
ADHD発症児の母、喫煙率一般の2倍

注意欠陥・多動性障害 (AD/HD: Attention Deficit / Hyperactivity Disorder)
母親の喫煙率が同年代の女性の2倍程度高いという研究結果が出たようだ。

ADHDは、先天性の脳(前頭前野、大脳基底核)の機能異常による発達障害と思われ、
集中力がない、多動性、不注意、衝動的な行動を起こすものらしい。

大阪府の小児科医が、
小児患者の母親167人に喫煙歴などをアンケートしたようだ。

喫煙経験 78人 47%
妊娠時喫煙 58人 35%
出産時の年齢が20~24歳の母親では、喫煙率が88%

一般的に、
ADHDを持つ児童のうち3分の1から3分の2が症状を残したまま成人するらしい。

妊娠、出産、子育て。
大切な時期にタバコなんて吸っていると
自分の子供の面倒を見ることで、将来かなり苦労しなければならない羽目になる。
自業自得ということだが・・・
生まれてきた子供は可哀相な感じがする。

少子化問題。
子供が減少することだけを問題にしているようだが、
生まれた子供をしっかりした成人へと導くことも大切である。

タバコとアルコールを嗜む親から生まれた子供は何らかの問題を
身体にもっているはずである。

そういうことを義務教育の中でしっかりと教えることは人間として大切なことではないだろうか。
人間としての知識をもった後に、教養科目を教えていく。
倫理や道徳に欠け、人として常識と思われることが出来ないのに、
小学校、中学校、高校と進んでいく。
人間としての基礎知識がないまま社会人となる人が多くなってきたのではないだろうか。

知識第一主義的な教育。
なんとかならないものだろうか。
58/24

ロシア恐るべし

2007-04-23 18:15:55 | 科学
科学が劇的に進化してきたこの時代に
天動説を信じている民族が、
まだいたなんて・・・・

調査はロシアの153都市で、1600人を対象

「太陽は地球の周りを回っている」天動説を信じている人---28%
「放射能に汚染された牛乳は煮沸すれば飲んでも安全」-----14%、
「人類は恐竜時代に既に出現していた」-----30%

「科学的な知識だけを信じる」-----20%
「魔法を含む何らかの超自然的な力の存在を信じている」----80%?? ってこと!?

一人いるだけでも、異常だというのに、1600人中、450人もの人が天動説を唱えるとは・・・
いったいロシアという国はどんな教育をしているのだろうか。

と思って日本を調べてみると

2004年国立天文台の研究者のアンケートでは、
小学生の4割が「太陽は地球の周りを回っている」、
3割は太陽の沈む方角を答えられないという結果が出たらしい。

世の中、16世紀まで遡ってしまいそうです!!
92/40

スギ花粉は医薬品?!

2007-04-22 16:03:48 | 
厚生労働省から各県の衛生主管部長に対してご指導が出た。

薬食監麻発第0419003号
食安新発第0419001号
平成19年4月19日

スギ花粉を含む製品が、結局、医薬品扱いになったようだ。

減感作療法の一種ということになった。
薬事法第2条第1項に定める医薬品に該当するので、販売事業者に対して販売中止、回収等の措置を行うようご指導が出た。

明らかに花粉症の治療目的のものに限るようだが・・
○スギの雄花の芽をカプセルに充填しているもの
○スギ花粉を主な原材料にしているもの

治療目的でないようなものは、
○スギ花粉を含む食品は原材料として表示する

これで店頭からスギ花粉入り食品は消えてしまうことになりそう??
逃げ道がありそうな感じもする。
効能を謳わなければいいのか!という感じもするが、
厚生労働省としては対応が早い!ような気もする

母乳のススメ

2007-04-22 15:47:30 | 生活
厚生労働省が医師や保健師向けにガイドを作成したようだ。

母乳を勧めなければならないなんて・・・
人間として、何かがおかしい

「母乳育児を成功させるための十か条」というのがWHOからすでに出ている。
日本はこれまであまり推進してこなかったように思う。

WHO/UNICEFF 1989.03 産科とそこで働く職員が実行すべきことの十か条

1.母乳育児推進の方針を文書にして、すべての関係職員がいつでも確認できるようにしましょう。
2.この方針を実施するうえで必要な知識と技術をすべての関係職員に指導しましょう。
3.すべての妊婦さんに母乳で育てる利点とその方法を教えましょう。
4.お母さんを助けて、分娩後30分以内に赤ちゃんに母乳をあげられるようにしましょう。
5.母乳の飲ませ方をお母さんに実地に指導しましょう。また、もし赤ちゃんをお母さんから離して収容しなければならない場合にも、お母さんの分泌維持の方法を教えましょう。
6.医学的に必要でないかぎり、新生児には母乳以外の栄養や水分を与えないようにしましょう。
7.お母さんと赤ちゃんが一緒にいられるように、終日、母子同室を実施しましょう。
8.赤ちゃんが欲しがるときは、いつまでもお母さんが母乳を飲ませてあげられるようにしましょう。
9.母乳で育てている赤ちゃんにゴムの乳首やおちゃぶりを与えないようにしましょう。
10.母乳で育てるお母さんのための支援グループ作りを助け、お母さんが退院するときにそれらのグループを紹介しましょう。

母乳育児の利点
1.乳児に最適な成分組成で少ない代謝負担
2.感染症の発症および重症度の低下
3.母子関係の良好な形成
4.出産後の母体の回復の促進

「授乳・離乳の支援ガイド」

授乳の支援を進める5つのポイント
1.妊娠中から、適切な授乳方法を選択でき、実践できるように、支援しましょう。
2.母子の状態をしっかり受け止め、赤ちゃんの状態をよく観察して、支援しましょう。
3.授乳のときは、できるだけ静かな環境で、しっかり抱いて、優しく声をかけるように、支援しましょう。
4.授乳への理解と支援が深まるゆおに、父親や家族、身近な人への情報提供を進めましょう。
5.授乳で困ったときに気軽に相談できる場所づくりや、授乳期間中でも、外出しやすく、働きやすい環境を整えましょう。

母乳育児の支援を進めるポイント
1.すべての妊婦さんやその家族とよく話し合いながら、母乳で育てる意義とその方法を教えましょう。
2.出産後はできるだけ早く、母子がふれあって母乳を飲めるように、支援しましょう。
3.出産後は母親と赤ちゃんが終日、一緒にいられるように、支援しましょう。
4.赤ちゃんが欲しがるとき、母親が飲ませたいときには、いつでも母乳を飲ませられるように支援しましょう。
5.母乳育児を継続するために、母乳不足感や体重増加不良などへの専門的支援、困ったときに相談できる場所づくり仲間づくりなど、社会全体で支援しましょう。


という感じらしい。

基本的に、母乳で育てられないというのは動物として何かが間違っている
人工乳というのは、あくまで母乳が出なくてどうにも育てられない人だけのもののはずだ。

現在、人工乳はほとんど、牛の乳から作られている。
牛乳はあくまで、子牛を育てるためのもの。
人間の子供を育てるのは、母乳がベストであり、それ以外にはありえない。

牛のような人間にならなければいいのだが・・・・

一昔、ダイオキシン問題で、母乳が汚染されているから危険かもしれない!
なんて、言っている人もいたような気がする。
牛乳はダイオキシンに汚染されていなかったのかどうかというのは、あまり表に出てこなかったようにも思う。

とにかく、人間は哺乳類なのだから、生んだら、自分で責任を負うことになっている。爬虫類や昆虫のように生みっぱなしというのでは、人間らしい人間は育てられないのではないだろうか。

母乳で育てられるように、子供の頃から教育するべきである。
中学校の保健体育の中で教えるべき項目だと思うのだが。

赤ワイン

2007-04-21 17:08:54 | 
--赤ワインと眼--

ポリフェノールの一種、レスベラトロールに、目の血管を拡張させる機能があるらしいということを旭川医大などの研究チームが突き止め、
日本眼科学会で2007.04.20に発表したようだ。

人が赤ワイン3~4杯を飲んだ場合の血中濃度に相当するレスベラトロール溶液を作り、
ブタの網膜血管を5分間浸して血管の直径を測定したところ、
通常の状態から約1.6倍にまで拡張したというもの。

----レスベラトロール(resveratrol)----
抗酸化作用と、Sir2というタンパク質の活性化
Sir2は「寿命制御因子」とも呼ばれ、レスベラトロールを与えた酵母は寿命が1.7倍にも伸びたという報告もあるようだ。

--赤ワインとガン--

イリノイ大学のグループが
ブドウや赤ワインに含まれるポリフェノールの一種であるレスベラトロールが発ガンを抑制すると発表 (1997)

レスベラトロールによるガン細胞の細胞死に関する研究報告(1999)

ラットにレスベラトロールを20日間経口投与するとガン細胞の増殖・転移が抑制されることを示す報告(2003)

--赤ワインと寿命・肥満--

米ハーバード大などの国際研究チームは、
レスベラトロールを、脂肪分が多い餌に加えてマウスに与えると、
高カロリーによる体重増加や寿命短縮を防ぐ効果があったと発表(2006.11.02)

実際に人間で効果があるかどうかはまだまだ疑問ではある。
しかも赤ワインを3~4杯も飲まないと実験と同じようなことは起きないということかもしれない。
アルコールが苦手の人には、天然ものは無理か?
ということは結局サプリメントや医薬になるということに??

次の研究に期待したい。